中学受験 偏差値&成績

中学受験 12歳には「ささいなこと」も影響する


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マスクが入試結果を左右する
・「いつもの」新しい消しゴムで
・受験票の持参ミスに注意を!
・マネージャーが良いチームは強い

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マスクが入試結果を左右する

コロナの心配はかなり薄れたとはいえ、今年はインフルエンザが猛威を振るっています。

25年度の入試でも受験生のマスク着用は必須です。同時に「マスク」が受験成功のカギを握ります

マスクは自宅からつけていく1枚だけではなく、複数枚を子どものカバンの中に入れておきます。

余裕を持って7,8枚程度用意します。1枚ずつ包装してあるものがベストです。

自宅から試験会場までの移動中に着用していたマスクのまま入試に臨んでも、何ら問題はありません。

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ただ、多少なりとも湿ったりするものなので、できれば試験会場に入る直前に新しいものに替えると、気持ち良く入試に挑めます

試験中も気になるなら、科目が1つ終わるごとに替えるのも「あり」です。

休み時間に替えられるよう、使用済みのものを入れられる袋を持参しておきます。

本番の緊張感、独特の雰囲気は12歳の子どもにとっては、経験したことのない異質な空間です。

入試の間、マスクが気になって…ということも十分考えられます。

学力以上に心身の「コンディション」で結果が左右されます。

中学入試は「ささいなこと」で勝負が決まります

「いつもの」新しい消しゴムで

マスクは親御さんが用意する範疇ですが、筆記用具などは子どもに用意させます。

「これで自分は勝負するんだ」という自覚を持ってもらう意味も込めての、自分で用意します。

そのうえで最終チェックは親御さんがします。

筆箱自体NGの中学も多いです。

机の上には鉛筆やシャープペン、消しゴム、定規などをそのまま置くようにという指示の学校もあるので、各中学校の入試要項と照らし合わせながら行います。

鉛筆などは複数本輪ゴムでまとめておくのがベスト。机の上での散乱防止策を講じておくと、入試への集中につながります。

落としたりして芯が折れないよう、キャップもしておくと安心です。

携帯用の鉛筆削りも忘れないように。シャープペンは芯を3本くらい入れ、さらに「故障」もありえるので、予備を1、2本用意しておきます。

消しゴムは使い慣れた種類のもので「新品」を複数持参します。

解答欄の「消し残し」は痛恨です。

せっかく正解だったのに、文字が重なっていたりして「判読できない」とされ、得点につながらなければ、これほど悔しいことはありません。

少しでも「きれいに」消えるよう、入試では「いつもの」で「新しいもの」を使います。

筆記用具は忘れても中学校側で貸してくれます。しかし「他人の刀」で天下分け目の合戦に臨むようなものです。

筆記用具を整えて「決戦」に臨む入念に準備します。

受験票の持参ミスに注意を!

受験票の扱いは細心の注意が必要です。

「忘れる」ことも避けたいのですが、最近だと午後入試もあるため、学校名を確認せず違う学校のものを持ってきたり、複数回出願していて別の回のものを持参して会場へ行ってしまった(各回共通の受験番号のところも増えています)、ということが少なくないようです。

試験前日、当日の朝、確認は必須です。万が一忘れたり、別のものを持参しても学校側で確認が取れれば、受験自体はさせてくれます。

ただ、スタート時点でのささいな「トラブル」に、子どもは少なからず動揺します。

ちょっと手間かかりますが、親御さんの確認作業一つで「余計な寄り道」は避けることができます。

会場に入り、学校側の受験票確認の際に、子どもがカバンのどこに受験票を入れたかわからなくなり、中身をすべてひっくり返してもなく、くしゃくしゃになって出てきた、という笑えない話も毎年あります。

スポーツ観戦などでみられる首から下げるタイプのチケットホルダーなどに入れておくのも一案です。

マネージャーが良いチームは強い

中学入試の主役はあくまで子どもです。

しかし、マネージャーがしっかりしている「チーム」は強いです。好結果を導き出しやすくなります 

マネージャー役は紛れもなく親御さんです。

神経質になる必要は全くありませんが、子どもに「あとは自分を信じて、力を十分発揮できるようにするだけ」という状態で送り出してあげるのがミッションです。

確認作業は前夜のうちに抜かりなくしておけば。当日の朝チェックは簡単に済みます

中学受験のサポートも後1か月です。

ここまで来たら「詰め」が甘くならないように、です。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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