中学受験 偏差値&成績

中学受験「暗記が苦手」の理由はこれ


にほんブログ村 筆者プロフィール

◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・知識の洪水と消化不良
暗記を阻む理由
「素直」で「積極的な」子
・「好奇心」が暗記力を育む

スポンサーリンク

知識の洪水と消化不良

多くの受験生が「暗記は苦手」と感じています。

理科や社会を中心に、国語の漢字や慣用句、算数の基本的な公式まで、覚えていれば試験で役立つ「武器」となる知識は数えきれません。

しかし、この「知識の洪水」に溺れている、おぼれかけている、消化不良のままになっている受験生は現状、大人が思っている以上に存在します。

塾での授業内容がいくら充実していても、それがしっかりと身につかないのは、この「消化不良」が原因です。

暗記を阻む理由

頭に入れるべき知識は膨大で、同情すべき点もありますが、中にはきっちり知識を吸収し、直接的に間接的に利用して、得点を重ねている子もいるので、消化不良解消は不可能ではありません。

スポンサーリンク

なぜ、彼ら彼女らは消化不良になるのでしょうか。

「暗記が苦手な子」に共通する特徴の1つとして、今やっていることへの「興味のなさ」が挙げられます

中学受験の内容は、小学校で学んだこととは比較にならないほど難易度が高く、興味のない子たちにとっては、先生の話はまるでお経のように聞こえます。

テキストは字は読めるけど、頭には入っていない状態。授業内容についていくことは彼らにとって、とても難しいのです。

こうした子どもたちは、何となく覚えている単語やフレーズがあっても、それが理解に結びついていないため、いざ試験となっても高い得点につながりにくいのです。

家庭で「勉強しなさい」と言われても、消化できていない内容をどうすればいいのかがわからず、足踏み状態に陥ります。

「素直」で「積極的な」子

一方で、「暗記が得意な子」はどうでしょうか。

その特徴は、授業への「積極的」な参加と、何より「素直な姿勢」にあります。

授業中に先生の話を真剣に聞き、理解しようとする姿勢を持っているため、必要な知識を次々に吸収していきます。

また、理解した内容をすぐに復習し、定着させることができるため、知識が確実に身につくのです。

このように、積極的に授業に参加し、復習をしっかり行うことで、暗記の成果が実力となり、テストで高得点を取ることができます

このような子どもは、毎回の授業で自分の理解を深めるために「どうして、どうして?」と学び続けます。

その結果、知識が引き出しとして蓄積され、問題を解くヒントに変わり、最終的に実力として表れます。

「好奇心」が暗記力を育む

「暗記が得意な子」の特徴の一つはもう1つは、何より「好奇心」です。

新しいことを学ぶことに対して、楽しみやワクワク感を持って取り組んでいます。

この姿勢が、知識をしっかりと記憶し、理解に結びつける力を生みます。

逆に、学ぶことに興味が持てない子どもは、授業に対する参加が消極的で、その結果、暗記も身につきにくくなります。

塾で、家庭で、なんでも「どうしてなのか」「どうなっているのか」と、問いを発し続ける「好奇心」旺盛な子は、実力にプラスアルファのものを毎回吸収していきます。

この差は入試本番までなかなか埋まりません。


にほんブログ村 筆者プロフィール

スポンサーリンク
池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

Recent Posts

早稲田 大学合格実績

※( )内の数字は実際の進学者…

5年 ago

普連土学園 大学合格実績

【主な国公立大】 21年度 東…

5年 ago

東洋英和女学院 合格実績

※( )内の数字は実際の進学者…

5年 ago

お問い合わせ・ご相談

苦手科目の克服、学習面の取り組…

5年 ago

渋谷幕張 大学合格実績

※実際の進学者数は公表しておら…

5年 ago

開成 大学合格実績

※( )内の数字は実際の進学者…

5年 ago