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中学受験 前受け複数校受験のすすめ


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突発的な入試日程変更で「迷子」に
事前準備こそ親の腕の見せ所
「まず1勝」が流れをつくる
「嗅覚」は本番で鍛えられる

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突発的な入試日程変更で「迷子」に

中学受験は大人が考える以上に難しいものです。

どんなに頑張っても結果が伴わないことは珍しくありません。

12歳の受験では、ちょっとした不調や不運で「ボタンの掛け違い」が起こることもあります。

1月の埼玉・千葉入試では、前受けのつもりが思わぬ「黒星」ということもいたるところで起きます。

結果が伴わなかった学校に再挑戦することも考えられますが、事前に「落ちたらもう一度」と決めていない限り「リベンジ」は避けるのが賢明です。

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突発的に、ただ悔しいから再挑戦するなど、戦略的でない受験日程の変更は、全体の受験戦略を崩しかねず「迷子」になってしまう危険が高いからです。

事前準備こそ親の腕の見せ所

気分を変えて別の学校を受けたくなるかもしれませんが、過去問を一度も解いたことがない学校に挑むのはリスクが大きいです。

「まさか」の時に備えるのは親の役割です。

確率は低くても不合格の可能性を想定し、あらかじめ「次の一手」を決めておくことが重要です。

そのためには、最初から前受けを2~3校組み込んでおくのが得策です。

デキる親御さんは2月入試と同じように1月のスケジュールも入念に設計し、エントリーします

「まず1勝」が流れをつくる

前受け校選定の基本は、最悪でも確実に合格できる学校を1つ入れておくことです。

あるいは埼玉入試の前に、合格者を大量に出す地方校の首都圏会場入試を経験するのも有効です。

とにかく「最初の1勝」を取ることが、受験全体の「いい流れ」をつくる鉄則です。

実際の入試は模試以上に価値ある「実戦体験」です。

1つ合格するだけで気持ちが安定し、さらに「連勝」できれば勢いがつきます。

これは2月の本命校に臨む際に何よりの力になります。

「嗅覚」は本番で鍛えられる

入試を経験することで「実力が上がる」現象はよく見られます。

新しい知識を吸収するのではなく、問題の解き進め方や取捨選択の感覚を体で覚えるからです。

「この問題は後回しに」「これ以上は深追いしない」など、入試特有の嗅覚は本番でしか磨かれません

だからこそ第1志望合格のためには、前受け複数校受験という布石が重要です。

戦略的に場数を踏んでおくことで、2月本番の合格可能性は確実に高まります。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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