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中学受験 合同説明会で差がつく4つの動き方


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人気校ブースは“並ばない”が基本
合同説明会で“掘り出し物”を探す
質問は“共通テーマ”で比較する
・主役は親 情報収集と割り切る

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人気校ブースは“並ばない”が基本

春から夏にかけて開催される中学受験の合同説明会は、多くの学校の話を一度に聞ける貴重な機会です。

ただ、その場での動き方によって、参加した意味は大きく変わってきます。

まず意識しておきたいのが「人気校のブースに長時間並ぶことは得策ではない」という点です。

並ぶ。待つ。でも得られた情報は微妙。

待ち時間が30分、1時間と長くなる一方で、実際に話せる時間は限られており、内容も一般的な説明にとどまることが少なくありません。

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せっかく並んだのに、とても残念な時間となってしまいます。

人気校、確実に受験を考えている場合は、当該校主催の「学校説明会」に参加するのが王道です。

どうしても話を聞きたい場合は、開場時間より40〜50分前に到着し、列の先頭付近を確保するのが確実です。

一番乗りに近い形であれば、ほぼ間違いなく話が聞けて、時間もやや長めに確保できる可能性が高いです。

夫婦など複数人で参加できる場合は別行動が有効です。

説明会参加校はあらかじめ分かるので、担当を分けてそれぞれが異なる学校を回ることで、限られた時間の中でも効率よく情報を得ることができます。

合同説明会で“掘り出し物”を探す

合同説明会の醍醐味は、志望校の情報を得ること以上に「思いがけない学校との出会い」にあります。

普段であれば説明会に足を運ぶことはないだろうと思う学校、「少し気になるけれど優先順位は高くない」という学校のブースこそ、積極的に訪ねてみる良い機会です。

「意外と良い」「もしかしたらウチの子に合うかも」「学校へ行ってみようか」

人気校に並ぶのではなく、比較的空いているブースをテンポよく回る「数勝負」で、思わぬ“当たり”に出会うことがあります。

担当の先生との雑談に近いやり取りの中からは、私立中学に共通する文化や考え方、学校生活のリズムなども見えてきます。

パンフレットには載っていない、学校の空気感の一部を感じ取り、受験校の一つとして候補となる「掘り出し物」を見つけるのも合同説明会ならではの面白さです。

質問は“共通テーマ”で比較する

多くの学校では、大学合格実績や行事、カリキュラムといった基本情報はパンフレットや資料に丁寧にまとめられています。

だからこそ、合同説明会の場では視点を変えた、一歩踏み込んだ質問が効果的です。

「入試で差がつくポイントはどこか」「先輩との関わりでどのような影響を受けるか」「部活動以外の放課後の過ごし方」「大学進学は一般受験が中心か、それとも年内入試が多いのか」――。

学校のさまざまな「顔」が垣間見えるテーマです。

ブースで話している先生の担当科目を確認したうえで質問すると、より具体的な授業や学習に対する考え方が引き出せることもあります。

ポイントは、複数の学校に対して同じテーマで質問することです。

同じ質問でも、内容、答え方は違います。その違いに、学校の姿勢の一端が表れます。

学校選びの際、ホームページの情報や進学実績より貴重な判断材料になる可能性は高いです。

学校の教師たち

主役は親 情報収集と割り切る

合同説明会は、親のための情報収集の場と割り切ることが一番重要かもしれません。

子どもを連れての参加も目立ちますが、必ずしも効果的とは言えません。

説明の多くは大人向けであり、長時間の待ち時間も含めて、子どもにとっては退屈になりやすいからです。

学校のイメージを具体的に描けるのは、文化祭やオープンスクール、体験授業など、生徒が主体となるイベントの方がはるかに適しています。

合同説明会は、そうしたイベントに参加するかどうかを見極める場でもあります。

集めた情報をもとに、どの学校に足を運ぶか、候補として加えるかなどを判断するという位置づけです。

受験校を具体的に絞る際、「前受け校が決まらない」「午後受験の候補をもう1校」などとなった場合、合同説明会で話を聞いたことが生きてくることも多々あります。

気軽に参加できるが、実は後から効いてくる――中学受験をサポートする親御さんにとって、合同説明会を有効活用するのは大切な「伴走力」です。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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