中学受験 偏差値&成績

中学受験 モチベーションどう保つ?


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・親の言葉より目にしたもの、感じたもの 
・受験のモチベーションに重要なイベント 
・高偏差値は全ての流れを良くする 
・志望校までの学力的距離を正確に知る 
・どう保つ?コロナ禍でのモチベーション   

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★親の言葉より目にしたもの、感じたもの 
個別指導塾のCMでおなじみの「やる気スイッチ」。「ウチの子はいったいどこにあって、いつスイッチがオンになるのだろう?」そう思い続けて早2年、なんていう親御さんは少なくないと思います。 

 このスイッチ、子どもによってはいくつもある子もいれば、中学受験の最終盤になってオンになる子、とうとうオフになったまま終了と、千差万別です。子どもの性格がそれぞれのように、何がきっかけになってオンになるかの具体的な発見方法は「これ」といってありません。 

 ただ、言えることは親御さんがあれこれ言うより、子どもは実際に目にしたもの、同級生や先輩の姿から感じたものによってスイッチが入るのが中学受験です。 

受験のモチベーションに重要なイベント 
「やる気スイッチ」、言い換えれば「受験のモチベーション」です。開成の運動会、女子学院のマグノリア祭慶應の労作展…、よく合格体験記には受験勉強の支えになった、各中学校の誇る「イベント」の数々が目に入ります。子どもたちにとって、先輩たちが楽しく生き生きと活躍している中学校のイベントが与えるインパクトは強烈で、それに「参加したい」という思いの強さがモチベーションとなって受験を「完走」してしまう子もかなりいます。 

 年に1回の機会に、2年、3年と通っても飽きないどころか、ますます思いが募る、そういう効果が多くの中高一貫校の文化祭や体育祭にはあるようで、小学生は魔法にかかったように「憧れ」を抱き続けて頑張れるのです。親御さんの毎日の言葉による叱咤激励より、たった1日、一瞬のイベントで、その学校の一端に触れ、先輩と交流することで、スイッチが入ります。月並みですが、低学年のうちから中学校のイベントに積極的に誘うとスイッチが入りやすくなる傾向にあるのは確かです。

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好成績、高偏差値はすべての流れを良くする 
 ただ、モチベーションを長期間キープするのは結構至難です。いくら「憧れ」を抱いても、その距離がはるか遠くに感じてしまえば、モチベーションの維持は難しくなります。憧れの中学校が遠くに感じる最大の原因は、成績、偏差値です。 

 現実問題として、いくらその中学校へ入りたいと願っても入試がある以上、競争を乗り越えて勝ち抜かないと夢はかないません。その可能性を数値と判定という形で客観的に本人や親御さんの前に示す、偏差値と合格可能性でモチベーションは左右されます。モチベーションキープには、志望校合格への感触が良くないと前向きにはなかなかなれないもの。受験勉強全体の流れを良くするためにも、模試や各種試験は1点でも多く、1ポイントでも上を目指します。 

★志望校までの学力的距離を正確に知る 
 「偏差値や合格判定は気にするな」とはよく言われます。時々悪い結果であるのなら、その通りです。「そういうこともある」と切り替えて、復習と分析に目を転じます。 

 やみくもに勉強しても偏差値が上がるわけでもなく、合格判定が良くなるわけでもありません。具体的に「80%偏差値に届くにはあと何ポイント必要なのか、60%ならどれくらい?」と「距離」を測定してみます。目安ですが、5~6点でアップで偏差値が1違います。算数なら小問1つ正解で届きます。 

 もう少しで解けそうなところ、ミスしなければ得点になったところ…テストの復習・分析で「間違いの原因」を追究して対策を講じ実践すれば、今後の偏差値アップの見通しがつきます。見通しがつくということは、志望校合格への突破口が見つかるということです。 

 ただ点数が悪かった、判定ボロボロ、どうしよう…ではモチベーションは維持できません。志望校までの学力的「距離」を正確に知り、どう近づくかの戦略を立てること。子どもだけでは難しいです。親御さんも一緒になって考え、入試までに「到達する」よう二人三脚で進みます。 

どう保つ?コロナ禍のモチベーション 
 21年夏現在、新型コロナウイルスの感染が依然として収束しない中、学校イベントへの参加がままならず、子どものモチベーションアップが図れない現状は憂慮すべき事態です。文化祭が集中する今秋は、昨年よりは状況が好転している可能性はありますが、かつてのように自由に、というわけにはいかないでしょう。 

 最近はYouTubeにチャンネルを持ち、学校PRに熱心な中学校も多いのですが、どうしても「広告」「CM」になってしまい、子どもや親御さんが「肌で何かを感じる」には材料不足の感が否めません。 

 異例ですが、機会をつくって志望校として考えている学校の登下校風景を観察に出向いたり、学校周辺を散策したりするだけでも、何かを感じることができると思います。少々荒っぽいですが、個人的に見学を申し出て中をみせてもらうというチャレンジもありでしょう。そういう「思い」は受験勉強にも通じるもので、入試に必要な「最後のひと押し」=「どうしても入学したいという執念」につながり、合格へと導きます。 


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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