大学附属・系属校

どうなる立教系 女子は香蘭に熱視線


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男子は横ばい、女子は増加傾向
香蘭熱望なら1回目で仕留める!
女学院は1回勝負 1月で流れを
・新座第1志望なら第2回に軸足も
・池袋事実上1回勝負 先に確保を

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男子は横ばい、女子は増加傾向

 2024年に創立150年を迎える立教学院。首都圏の中高一貫校では、大学と同一の法人の男子校立教新座(埼玉県新座市)と立教池袋(東京都豊島区)、女子はいずれも別法人で系属校となると立教女学院(同杉並区)、香蘭女学校(品川区)の4校があります。

 22年度入試の動向は男子2校は今のところ前年並みの横ばいか、立教新座がやや減。一方の女子は青山学院中等部と並んで相変わらずの人気で、昨年は隔年現象で両校とも志願者減でしたが、この冬は増加傾向。注目は推薦で約6割が立教に進学できる香蘭の動向です。

香蘭熱望なら1回目で仕留める!

 2月1日の香蘭1回目入試での合格可能性80%偏差値は58、同50%は54(四谷大塚合不合判定テスト4月実施の偏差値、以下同)、翌日2日午後の第2回の2科入試は80%が61、50%が57と跳ね上がります。近年の香蘭人気を考えると、絶対に1回目で勝負を決めたいところです。

 併願校としては1月の埼玉入試で実力相応校なら栄東A日程(10、11日 80%偏差値58)か淑徳与野(13日、58)、ボーダーラインや安全策なら大宮開成1回目(10日、55)などが候補です。千葉は本命香蘭合格有望でもボーダーでも、20日の専大松戸(52)、21日の国府台女子学院(52)が妥当です。そして1日は午前に香蘭、余力があり進学希望があるのなら、いずれも2科入試の山脇学園午後(53)、恵泉女学園第1回(54)などで合格を取りたいところ。1日夜で合格すれば終了。2日午後に再度チャレンジなら、午前に共立女子(53)も考えられますが、満を持して香蘭の2科目入試に備えることをお勧めします。

 その2日午後の2回目入試は1日に立教女学院残念組や同日午前入試の青山学院中等部(65)、明大明治(63)、洗足学園第2回(65)などの受験組が受けて激戦必至。1日なら合格圏の子も一転ボーダーラインになるので、やはり香蘭熱望なら是非とも1日に仕留めたいところです。

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女学院は1回勝負 1月に流れを

 立教女学院の入試機会は2月1日の1回。筆記試験前の1月下旬に面接が行われます。80%偏差値は61、50%は57。1月の埼玉入試では香蘭と同じパターンが妥当です。千葉入試は80%前後の持ち偏差値があるのなら21日に東邦大東邦(61)を受け、2月1日まで間が空きすぎるというのなら、27日に芝浦工大柏の2回目(58)で調整をします。また、1月上旬に東京会場入試の早稲田佐賀(59)も考えられるでしょう。

 事前に面接試験があるため、1日午前の入試が終わった後、午後は抑えとして恵泉女学園や晃華学園(56)を受験して、夜の合格発表に備えます。合格ならハッピーエンド、「延長戦」になってしまえば、2日午後の香蘭2回目(61)に臨みます。2日午前の青山学院や明大明治受験は現実的でなく、大学系であるとすれば共立女子などでしょう。とにかく立教女学院はワンチャンスなので、1月校で実戦経験を積み、白星をつかみ取り自信を持って入試に臨みたいところです。

新座第1志望なら第2回に軸足

 続いて男子。立教新座は埼玉県にありながら10日の解禁日に入試をせず、25日という独自スタイル。80%偏差値は60、50%は55ですが、2月1日に第1志望として早稲田や早大学院、慶應義塾普通部などを受験する男子が「腕試し」に受けに来ます。結構タフな戦いになることが予想できます。

 1月で終われば万々歳ですが、2月まで行くと立教熱望なら2日の池袋第1回、3日の新座2回目の「セントポール連戦」も覚悟します。新座が第1志望の場合、80%偏差値が57の3日第2回入試に軸足を置くのも戦略的には「あり」です。その場合、1日に中央大附属、法政大中(ともに56)、成城学園(51)などで合格を確保しておくと、精神的には楽です。

池袋事実上1回勝負 先に確保を

 2月2日、5日の立教池袋は1回目と2回目の80%偏差値が58と変わらない「珍しい」ケースです。1月に埼玉、千葉入試を立教新座と同じようなパターンで受け、25日の立教新座(60)は敢えて受験しないのも手です。2月1日は大学附属系なら中央、法政、学習院中等科(いずれも56)など、それ以外なら城北(57)や成城(50)などに臨み、「行き先」を確保しておきます。

 そして2日の池袋合格を最大目標に、まさかの場合は1日合格校進学も視野に入れつつ、立教系の残り2回の試験で必勝を期します。ただ、5日の池袋は国語と算数の2科目に約7分の「自己アピール面接」があります。スポーツでも特技でも自分の長所をプレゼンするのですが、申請書を事前に出すなど勉強だけでない「手間」もかかります。ここに焦点を絞ってくる受験生もいるので、女学院同様、池袋も事実上1回勝負と思っていた方が良いでしょう。(受験デザイナー・池ノ内潤)


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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