親御さんの役割

中学受験成功へ!親マネージャーの「受験ノート」


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「アナログ」も悪くない
・「悲劇」は毎年起きている
採点基準、別ルート、トイレ…
・ダブル受験なら行動計画表を

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「アナログ」も悪くない

中学受験は、親御さんの情報収集力や情報整理能力も合否に影響します

特に入試直前は子どものマネージャー役として、勉強以外の「後方支援」を一手に引き受けることになります。 

支援を円滑にするためにも、これを見れば受験スケジュールや手続き、説明会資料が一目瞭然という「受験ノート」を作成することをおすすめします。

スマホやタブレットなど「デジタル」管理でも良いのですが、手書きでササっと書き加えられたり、広めのノートで一覧できるようにすることで、全体を俯瞰できるなど「アナログ」のメリットもあります。

好みの問題ですが、後々「我が子の戦いの記録」として形にも残せて意外といい記念になります。 

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「悲劇」は毎年起きている

ノートの冒頭に一覧表を作り、受験する可能性のある学校名を羅列し、学校説明会、入試説明会の日程や予約開始日、文化祭、出願日、入学手続きの締め切りなどあらゆる情報を書き込みます

現在5年生以下の子どもがいる場合も、興味のある学校は調べてページを作ってみます。

来年度の流れも分かり、今なら冷静に受験のスケジュールも把握できたり、併願プランをあれこれ考えられるでしょう。 

説明会の予約やインターネットでの出願は、手続きが終わるたびに印をつけるなどしてチェックしておきます。

頭の中で「手続したつもり」で、実は他校と混同していた、という勘違いは毎年起こります

「そんなマヌケな…」と思うかもしれませんが、この手の「悲劇」は本当に後を絶ちません

「出願を忘れていた」では子どもに謝っても謝っても、申し訳が立ちません。

マメにノートを見て「うっかり」撲滅が親御さんの役目です。

採点基準、別ルート、トイレ…

次は学校別にページを用意(2~6ページ程度)します。

書き込む内容としては、学校説明会や塾の父母会での話が中心になります。 子どもが挑む過去問での気づいた点や出題傾向もメモしておくと、塾に相談する場合、具体的な話ができます。

受験校から配布された資料なども貼り付けておくとなくす心配がありません

学校説明会では出題傾向もさることながら、採点基準を公表する場合も多々あります。

「漢字のトメとハネ」「記述問題は字数の8割以上書かなければ採点対象にならない」「算数は途中式を書けば正答でなくても部分点あり」など、有益な内容は聞き漏らさないようにします。 

さらに学校までの交通機関の所要時間、電車が事故などでストップした場合の別ルートとかかる時間なども調べて書き込んでおくと、万が一の場合に慌てません。

乗換駅や途中駅のトイレ、コンビニの場所なども調べおくと困ったときに「使えます」

入試当日の電車の中で体調に異変をきたす受験生は少なくありません。これらは「調べたけどムダになった」となるのがベストですが、模試ねの時に備えあれば…です。 

ダブル受験なら行動計画表を

入試当日の行動計画表も綿密に書いておきます。

特に午前と午後のダブル受験の場合は、移動の時間でどれだけの余裕があるのか、食事はどうするのか、移動ルートなどをあらかじめ決めておくのは重要です。

合格発表の時間や 結果を受けての翌日以降の出願の有無、ネット出願は何時まで受け付けているのかなど、あらゆる予測をしておき、それをまとめておきます。 

合格発表後のスケジュールもあらかじめメモをするなり、配布物を貼るなどしておくと、併願校とのスケジュール調整をどうしたらいいのかなどの予測も立てやすくなります。 

いつまで入学金を支払い、最終的な手続き完了は何をもって成立するのか(指定の授業料を収めた時なのか、誓約書を提出した時なのか、制服の採寸が終わってからなのかなど)は、最重要です。

毎年、この勘違いで「入学できない」という「悲劇」が起きています

すべり止めの学校であったとしてもキッチリ今後の進行をつかんでおくことが大切です。思わぬ「ご縁」があるかもしれないからです。

その時、になって慌てたり、ミスがあって手続きができない、となっては笑って済む問題ではなくなります。

子どもはその子なりに努力を積み重ね入試当日にたどり着きます。それに応えてあげるのも親御さんの務めです。

親子ともども「やり切った」受験に、が目標です。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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