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25年度聖光学院中 志願者動向と偏差値、併願校


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・聖光学院の志願者動向
聖光学院の実質倍率と合格者数
・偏差値で聖光学院合格を占う
・聖光学院合格への併願作戦

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聖光学院の志願者動向

24年度の大学入試で東大の合格者数が初の3桁100人に到達(現役浪人合計)した聖光学院(横浜市中区滝之上)。

東大合格者が増えた翌年度の入試は志願者増になるのが「定説」の時代もありましたが、最近はその通りにならないこともしばしばあります。

それでも聖光は24年度第1回入試 (2月2日、サピックスOP合格可能性80%偏差値66、四谷大塚合不合判定Aライン偏差値70、以下同) が前年比7%減(49人減)で700人を割っていることから、微増になる可能性が高いとみられます。

これに「東大効果」が予想以上にあればここ5年届いていない出願者750人に達することも考えられます。

4日の第2回入試(サピOP66、四谷Aライン70)は3年連続志願者増が続いています。

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25年度はまだ何とも言えませんが、第1回の不合格組が合格発表後の3日に急きょ出願するケースが多く、24年度の753人前後は集まるとみられます。

25年聖光学院 過去問分析と合否の分かれ目

聖光学院の実質倍率と合格者数

聖光学院の第1回入試直近5年の平均データは、受験者数が658人で合格が220人、実質倍率3倍となっています。

合格者数は20年が231人と若干多めだったものの、ここ3年は22年から順に219人→218人→211人と減少傾向です。

毎年歩留まりがおおよそ「計算できる」ため、25年度も210人~220人の間で大きくは変わらないとみられます。

実質倍率も3倍前後。平均して650人超が受験しますが、勝負になっているのは約半数の320人程度と思われます。

後の受験生は聖光学院の「力をはかるには最適」なレベルの良問の壁をよじ登るのが難しいです。

第2回は第1回とそれほど変わりない志願者数ですが、実際は2割ほとが欠席するので、ここ5年の受験者数平均は566人です。

1回目残念組や1日の開成や駒場東邦を突破できず、急きょ参戦などが受験生の主流です。

中には同じ2日に入試がある、聖光学院と並ぶ難関校・栄光学園に合格した子が挑戦。3日の浅野合格で「神奈川男子御三家制覇」を狙うという「ゲーム感覚」のケースも最近は増えています。

あるいは栄光ではなく、聖光進学を選択する場合も少なくありません。

合格は毎年120人強で倍率4.7倍と1回目よりかなり高くなります。

倍率は変動する可能性もありますが、合格者数は例年通りとみられます。

1回目不合格で再チャレンジ組の合格は約25%、4人に1人くらい。栄光とのW合格ははっきりしませんが「5割以上」という塾関係者もいます。

25年聖光学院 過去問分析と合否の分かれ目

偏差値で聖光学院合格を占う

聖光学院は毎年合格者数がほぼ決まっています。

入試も真の実力がないと合格ラインには「かすりもしない」というのが実際のところです。

サピックスOPでの80%偏差値は66。このポイント前後が模試でコンスタントに出せていれば、合格は数値の通りの結果になります。

ただ、合格者分布の「山」を構成しているのは、サピックスの偏差値で64くらいまでと狭いのが特徴です。

本番での頑張りに期待して60前後の子もトライしてきますが、正直厳しい戦いになる可能性は否めません。

一方の第2回は「気力」も入試に関係してくるため、良くも悪くも何例かの「まさか」が起きます。

入試までに実力養成が間に合い「逆転合格」という男子もいます。

それでも合格者の中心は1回目で「惜しくも」という子や栄光学園との「W合格」という実力者が占める傾向にあります。

80%、Aラインに遠く及ばない受験生はおそらく試験の途中で「お手上げ」状態。

「聖光熱望」でも進学先を確保できていない場合は、2回目は別の道を探る方が得策です。

25年聖光学院 過去問分析と合否の分かれ目

聖光学院中学・高校

聖光学院合格への併願作戦

2日の聖光学院第1回入試合格へ、前日1日にどこを受けるかは重要な選択になります。

聖光学院の入試にある程度「勝算」のある男子は開成(サピOP66、四谷Aライン71)受験が主流です。次に駒場東邦(サピ59、四谷66)が続くといった具合です。

神奈川県内で手堅く「進学先」を確保する方針の場合はサレジオ学院(サピ53、四谷60)、午後に鎌倉学園算数選抜(サピ57、四谷57)、神奈川大附属①(サピ51、四谷57)をプラスするケースも少数ですがパターンとして存在します。

3日は浅野(サピ57、四谷64)受験が圧倒的。東京在住の受験生は筑波大付属駒場(サピ72、四谷73)、海城②(サピ63、四谷66)という受験もみられます。

1月の「前受け」では、埼玉入試前に西大和学園(奈良)の首都圏会場入試(サピ64、四谷66)を「開幕戦」にすることもありますが、一般的には12日の栄東の東大特待(サピ61、四谷66)スタートです。

20日からの千葉入試では幕張メッセで市川①(サピ57、四谷65)を経験し、22日は難関・渋谷教育学園幕張①(サピ65、四谷70)に挑みます。

25年聖光学院 過去問分析と合否の分かれ目


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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