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25年浦和明の星 志願者動向と偏差値、併願校


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・浦和明の星女子の志願者動向
浦和明の星女子の倍率と合格者数
・偏差値で浦和明の星合格を占う
浦和明の星女子合格への併願作戦

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浦和明の星女子の志願者動向

女子の難関校志望者が中学入試の「開幕戦」として選ぶことも多い浦和明の星女子(さいたま市緑区)。

1月14日の第1回入試(サピックスOP合格可能性80%偏差値57、四谷大塚合不合判定Aライン偏差値65)は志願者数、合格者数、入試での合格最低点が毎年安定しているのが大きな特長です。

24年の志願者数は1980人で前年より7人減。ほぼ横ばいと考えてよい範囲の減り幅でした。

ここ数年志願者数が2000人を割ることもあり、減少傾向ですが最大でも5%以内なので大勢に影響ありません。

25年度は前年が志願者微減も合格者微増、倍率が1.9倍から1.8倍にダウンしたことなどから、志願者微増とみられます

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難易度は変わらず、相変わらずレベルの高い入試になります。

2月4日に行われる第2回入試は一転して毎年「読めない入試」になります。

募集定員は40人。すでに1回目の試験合格で入学手続きを完了した生徒がどれだけいるかで合格者数も、実質倍率も全く変わってきます。

実際の受験者数は300人前後。合格者が募集より少なかった年は近年ありませんが、40人(20年)ピッタリの年もあれば、73人(22年)のように倍近く合格を出す年もあり、予想がつきません。

浦和明の星 過去問分析と合否の分かれ目

浦和明の星女子の倍率と合格者数

浦和明の星女子の第1回入試ではここ5年、実質倍率が2.0倍以上になったことがありません

2.0倍と1.9倍が2回ずつで24年が1.8倍でした。

受験者の中で「真ん中付近、もしかしたら少し下でも合格できる」ということです。

募集定員120人のところ、過去5年の平均合格者数は1032人。募集の8.6倍の合格者数は「前受け校」ならではの数です。

25年もこの傾向は継続されるとみられますが、偏差値の高い女子が集まる入試です。基本問題を不用意に落とすと「命取り」になります。

第2回は「どうしても明の星」「チャレンジ明の星」「もう後がなくて明の星」など、さまざまな「背景」がある子が受験します。

前述の通り300人前後の受験生に対して、合格が何人出るのか年によって違います。

全ては20日前に行われる第1回入試での合格者手続き次第です。

合格者数平均(過去5年)は57.4人、倍率平均(同)6.28倍。合格最低点の予想も難しく、取りこぼし1つで残念になりかねないに入試です。

浦和明の星 過去問分析と合否の分かれ目

偏差値で浦和明の星合格を占う

実質倍率2倍程度の浦和明の星の1回目入試は合格している子の偏差値帯の幅は広いです。

トップは難関校と併願する「前受け」組から、サピックスでの偏差値50を切っていたり、四谷大塚でも60に足りなくても合格している例はあります。

ただ、サピックスなら合格可能性50%、四谷ならCラインより下になると20%程度の合格率。決して高いとはいえません。

合格の可能性を高くするにはサピなら53、四谷なら60程度の偏差値はコンスタントにとる実力が必要です。

第2回で合格する子はやはり元々持ち偏差値が高い子が大半。最後の「逆転合格」もゼロではありませんが、夢を見るのは現実的ではありません。

第2回入試は2月4日。受験も終盤です。

それまでに「進学してもよい」学校を1つ確保してのチャレンジである方がチャンスは広がります。

12歳の子は心理的に余裕があるのとないのとでは成功の確率は全く違ってきます。

浦和明の星 過去問分析と合否の分かれ目

浦和明の星女子合格への併願作戦

埼玉県内の女子では浦和明の星女子1回目入試のAライン偏差値「65」より高いのは、栄東の「東大特待」(1月12日)の「69」のみ。

10日の埼玉入試解禁から14日までは時間があります。明の星が第1志望なら「前受け」は十分可能です。

日程の組み方はお好み次第ですが、モデルプランとして挙げられるのが、明の星の2000人規模の入試に圧倒されないために11日の栄東A難関大(Aライン偏差値60、以下同)から入り、13日の淑徳与野(58)を経て14日に向かうというものです。

10日に試験日が移動した淑徳与野の医進クラス(62)、11日に栄東A難関大、開智の創発特待(61)というのも考えられます。

栄東Aは10日に東大クラスもありますが難関大より偏差値が3ポイント高く「64」になります。

万が一つまずくと受験全体の「流れ」に支障をきたすこともあるので入りは無難な選択をする方がベターです。

明の星進学を見据えつつ、2月の東京挑戦の場合、1日は女子学院(69)、雙葉(67)、2日は豊島岡女子学園①(69)、吉祥女子②(65)などが選択されています。

4日の第2回入試で1回目残念、2回目合格の確率は3割強程度とみられます。リベンジ率としては高い方です。

1回目の入試からわずか20日ですが、受験生はあらゆる意味で強くなっています。

「明の星熱望」なら迷わず再トライです。

浦和明の星 過去問分析と合否の分かれ目


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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