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25年度栄東中 入試分析と合否の分かれ目


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栄東中合格の総得点目安
栄東中の算数 傾向と対策
栄東中の国語 傾向と対策
栄東の理社 傾向と対策

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栄東中合格の総得点目安

【A日程】
25年度から1月10日の「東大クラス」、11日の「難関大クラス」と種類が違う入試が行われます

四谷大塚の合不合格判定模試でのAライン(合格可能性80%偏差値)は「東大」が男子「61」、女子「64」、「難関大」は男子「57」、女子「60」に設定されています。

ここ4年のコロナ禍で行われたA日程2日間入試の出題内容とどう違うのか、難易度は?など未知数な部分が多く、どれだけ得点すれば合格なのかは不透明です。

ただ、2回に分けた旧A日程入試で「東大1年特待」「東大クラス」「難関大クラス」それぞれの合格最低点を公表しているので、ある程度の目星は付けられます。

直近4年の合格者最低点平均(合格基準点平均)は「東大1年特待」は242.5点(得点率80.8%)、「東大クラス」213.5点(同71.2%)、「難関大クラス」191点(63.7%)です。

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通常レベルの入試なら「東大クラス」で220点程度、「難関クラス」で200点あれば目途がつきそうです。

【東大特待】
12日の東大宅対は21年から続く入試で、過去データが参考になります。

東大特待は算数と国語それぞれ150点満点、理社各75点満点の450点満点の4科と算数1科(➀②それぞれ150点満点の300点満点)の2つのコースがあります。

4年間の合格者最低点平均は4科の「3年特待」で329.3点(得点率73.2%)、「1年特待」は274点(同60.9%)。算数1科は「3年特待」257.5点(85.8%)、「1年特待」203.3点(67.8%)でした。

A日程より問題の難しさが1つ上のステージです。3年特待の点数をとる子は圧巻の出来です。

栄東中の算数 傾向と対策

【A日程】
直近4年の受験者平均は100点満点で63.9点です。

2倍弱の競争率の入試なので、この点数が合格最低点の目安に近い点数と考えて大丈夫だと思います。

24年は大問5つに小問20の構成。大問1の計算と小問集合(食塩水の濃度、つるかめ算、角度、回転体の体積など)で標準問題が並びます。

大問1での失点はできるだけ最小限に。2つ3つ落とすと、その後の問題の難度から見てかなり苦しくなります

大問2以降は「グラフを使った速さの問題」「約数」「平面図形」「数の性質」と続きます。

小問がそれぞれ3つずつありますが、どれも「やや難」レベルの問題。算数が並レベル、あまり得意でない子は各大問の(1)だけでも得点し、(2)から先はできたらラッキーくらいの気持ちで。大問1が落とせない理由がここで分かります。

【東大特待】
この4年間の受験者平均は81.9点(150点満点、得点率54.6%)。

わずかな間ですが、1年ごとに平均点がアップダウンを繰り返しており、25年度は下がる年。80点前後になるかもしれません。

問題の難易度は標準~やや難。できている子は120点以上とりますが、苦戦する子は半分もとれないという「格差」でこの平均点だと思われます。

24年度は大問4問で小問数14。全体の4割超を占める、大問1の小問集合が完璧だったかどうかで、ある程度合否を占えると言えます。

比、仕事算、旅人算、面積比など典型題が多く、東大特待を受験するならパーフェクトで次へ進みたいところです。

先を急ぐあまりにここで失点すると、できる子が集まっているレベルの入試では「命取り」になります

基本、標準問題ほど「ゆっくり、確実に」得点を重ねます。

大問2以下「正六角形の反射」「三角柱の切断」「規則性」と続きます。

カギは各大問とも(1)。ここで何を問われているかを把握できれば、芋づる式に正解しますが、足踏みするとなかなか得点は伸びません。

栄東中の国語 傾向と対策

【A日程】
大問4問構成ですが、最初の2つが漢字の書き取り(5題)と語彙力(10題)です。

「キイン(起因)する」「ショウネンバ(正念場)」など、塾の小テストで扱うかどうかギリギリの問題もあります。

語彙は短文の空欄に選択肢から言葉を選らぶ問題です。「たおやか」「ねんごろ」「あしざま」など、あまりなじみのない言葉も含まれています。

語彙の勉強を頑張ってきた受験生とそうでない子だと点差が出ます。ここの出来は後に続く読解2問にも連動してきます。

読解は論説文と物語文の2題で素材文の文字数は計1万字程度(文庫本約17ページ)。語彙の問題などで少し時間をとられると、時間的に厳しい試験になります

加えて60字程度を筆頭に40字、30字、15字など中規模から小規模の記述問題もあります。

素材文は読みにくくはありませんが、記述であれこれ考えている時間はなく、設問を先に身を通し、それを念頭に置きながら読み進めると時間を有効に使えます

4年間の受験者平均は63.7点。65点が最低限の目標になります。

【東大特待】
受験者平均は93.2点(150点満点、62.1%)。A日程同様、乗り遅れないためには6割5分ほどの98点から100点は確保します。

A日程と問題構成は同じですが、漢字の書き取りは3問増量。しかも短文に当てはまる言葉を記号で答え、それを漢字にするといったひと手間がかけられています。

大問2は慣用句や漢語を短文に合わせて補充するもの。選択肢にある「日和見」「高飛車」「世知辛い」などのほうが、塾で勉強している可能性が高く、A日程の語彙問題より易しかったかもしれません。

読解素材文はこちらも計1万字程度。最近増量傾向が続いています。

記述問題はA日程より若干短い40字程度が主流。ただ、選択肢問題は割と「手が込んで」おり、個々で悩んで時間を取られると、最後までたどり着かない可能性が大きいです。

栄東の理社 傾向と対策

【A日程】
理科と社会は各50点満点で合わせて50分の試験時間です。

理科は4分野から大問1つずつ、小問25問で最後の1問の計算を除いてすべて記号選択です。

一見易しそうに見えますが、4年間の受験者平均は33.1点です。

記号選択の問題でも一歩踏み込んだものも多く、最後の力学系の計算でもつまづく子が多いとみられます。

35点程度でも合格圏内ですが、力のある子なら40点はいきます。まずはそこを目指すことが肝要です。

社会の4年間平均は37.2点。合格者の多くが40点超と推測できます。

24年は4年ぶりに文章記述問題が出題されましたが、示された資料などを読み取れればそれほど苦労しない問題です。

地理はグラフの読み取り、歴史は時代(年代)順の整序問題が中止。公民は日本国憲法からの出題でした。

いずれも基本問題です。確実に得点を積み重ねます。

【東大特待】
A日程との違いは理科も社会もそれぞれ40分、75点満点の試験が課されます。

理科の4年平均は49.2点(得点率65.6%)。23年が43.9点だった以外、すべて50点を超えているので3年特待を狙うなら60点以上は間違いなくとりたいところ。1年特待でも50点以上は必須です。

4分野から大問が1つずつ、小問は計30問程度。記号選択と数字を記入する問題が半々で、知識を問うというより、文章やデータを読み取り、計算やそこから何が分かるかを問う出題が主流です。

試験時間を考えると、素早い処理能力も必要です。日ごろさまざまな良問を使って演習してきたかどうかの「経験の差」が合否を左右します。

社会は4年間平均45.9点(61.2%)。毎年大きな変動はありません。特待合格へは55点が1つの目安です。

大問3問で最初は地理ですが、後に続く歴史と公民と比べると、一番の難所がここです。

先に歴史、公民から片付けるのが得策です。

地理は地図の読み取り、統計、グラフから分かる事を答えるなど出題は多岐にわたります。

理科同様、演習問題を通じて自分の苦手を入試までに「詰める」ことで得点はアップします。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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