中高一貫校の実情

学校説明会聞きたい「ナマの声」知りたい「通学路」


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在校生と接する機会は増加傾向
「ナマの声」を聞くのは貴重
通学路、周辺環境を体感する
・学校を「肌で感じる」大切さ

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在校生と接する機会は増加傾向

中学受験の世界では夏から秋にかけて学校説明会、オープンスクール、文化祭など中高一貫校の横顔を知る機会が多数用意されています。

学校長や広報などの先生だけでなく、実際にその学校の生徒と話ができる機会を設けている学校も最近は増加傾向にあります。

先生があれこれ言うよりも、通学している子どもたちにいろいろ聞いた方が「親御さんもイメージがわきやすい」という中学校側の配慮はうれしいプログラムの1つです。

部活体験会の場所や説明会の会場に出向いてくれたり、校舎の所々にいてその都度「立ち話」をするなど、パターンはいくつかあります。

最近は生徒が企画運営する学校説明会も催され、好評を博しています。

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中には中学生だけでなく、高校生も参加しています。その姿から、数年後の我が子の成長を重ね合わせることもできます。

「ナマの声」を聞くのは貴重

1つ意識してほしいことは、説明会に呼ばれている生徒さんは、間違いなく「選ばれた」子たちです。

成績優秀、生徒会活動や部活動でも真面目にやっている子、あるいは先生から見て落ち着きのある、学校のことを話すにしても「余計なこと」をべらべらしゃべらない生徒が「配置」されます。

それを差し引いても、志望校に通う生徒の「ナマの声」を聞くことができるのは貴重です。何かしらの「おみやげ」を持って帰るべきです。聞き方によっては、思わぬ「掘り出し物」の情報を得ることができます。

学校側が揃えた生徒さん以外にも話が聞けないわけではありません。

文化祭のほか、学校説明会が土曜の午後に開催される場合はチャンスです。

部活が終わって帰宅する生徒は数人の友達同士でいる場合は、話しかけると何でも話してくれます。

リアルな学校の「ここだけの話」が結構聞けます

通学路、周辺環境を体感する

通学路、特に最寄駅から徒歩で学校へ行く場合は「周辺環境」を調べるのも学校説明会での必須事項です。

6年間通うかもしれない学校です。通学路チェックは重要ポイントです。

商店街を抜けていくのか、住宅街なのか、平坦な道なのか坂道なのか、天候が悪い場合はバスも利用できるのか、など、学校案内本やホームページの「徒歩●分」だけでは分からない情報が「実地調査」をすることで体感できます。

徒歩●分を「実際」を歩いて体感するのは大切。特に徒歩10分以上かかる場合は、歩きながら「夏の暑い時期や冬の寒いときはどうか」と想像してみます。

電車を降りてから改札口までの時間も組み込んでどれくらいかかるかを把握しておきます。

時間があれば、通学路だけでなく、学校の周りや近くの商業施設なども歩いてみます。

お店の人などにその学校の生徒の様子を聞いてみるのも「あり」です。

中高生のことですから、それほど評判のいい話はないかもしれませんが、通学路での学校の取り組みや地域との交流が分かるかもしれません。それだけでもどういう 教育方針なのか、校風の一端が垣間見えるものです。

学校を「肌で感じる」大切さ

学校説明会へ参加すれば、良くも悪くも何かしらの「印象」を抱きます。

偏差値や知名度、大学合格実績などとは関係なく、その「印象」が結局志望校、受験校の「決め手」になることはよくあります

印象が良ければ、今度は子どもを連れて再度訪問します。親御さんが好印象でも、通うのは子ども自身だからです。

子どもがあまり乗り気でないなら「再考」です。

文化祭や体験入学が学校訪問のオーソドックスな機会かもしれませんが、なんでもない日の放課後の様子を見に行ってみたり、朝の登校風景をながめるのも効果的です。

子どもは肌で合う、合わないを敏感に感じるものです。

出来の素晴らしいパンフレットやきれいなホームページだけで惚れ込んで、受験を決めるのはNG。中学受験は「百聞は一見に如かず」です。


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池ノ内 潤

 「その子基準」で、勉強法、成績アップ、スケジュール立案、受験校・併願校選びなど、受験のあらゆる相談に乗る「受験デザイナー」。  昭和四十年代の夏、神奈川県生まれ。教師を志し、偏差値40程度の県立高校から独自の勉強法を駆使し、同校で初めて早稲田大学に合格。  進学塾講師、家庭教師で中学~大学受験に関わる。就職後もスポーツや執筆活動を通じ、教育や受験に携わる。    子ども2人の中学受験をサポート。1人は大手進学塾最下位クラスから転塾を経て、首都圏1都3県の偏差値トップ私立全てに合格し、第1志望に進学。  もう1人は偏差値30台から「親塾」でベースを固め、6年から入塾。3校に合格して大学付属中学へ進学した。

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