渋幕人気復活!千葉入試 解禁直前の志願者動向1
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・千葉入試「前受け」は今は昔
・志願者増の渋幕は1回目が勝負
・市川は横ばい、女子人気の秀英
・東邦、専松は通常 芝柏は女子減
・「安心感」の和洋国府台は続伸
千葉入試「前受け」は今は昔
1月20日は中学受験の千葉入試解禁日です。10日解禁の埼玉入試とともに「前受け」の性質が強かったのも今は昔。渋谷教育学園幕張を筆頭に、大学進学実績の良好な学校が多く、千葉県内だけでなく、東京や神奈川から通学している生徒も少なくありません。
締め切りまで若干時間がある中学も含め、直前の志願者動向を2回にわたって見てみます。1回目は難関・上位校にスポットを当てます。(数字は1月18日現在)
志願者増の渋幕は1回目が勝負
首都圏の1月入試では「最難関」と言っていい渋谷幕張の第1回入試は22日。10日に締め切り、志願者は男子が前年比6%増の1281人、女子が17%増の640人を集めました。具体的に人数で示すと、男子が前年より70人、女子は93人増でした。
男子は約1500人が志願したコロナ禍前の20年度入試の水準に届いていませんが、女子は回復しています。前年度はコロナ感染拡大で神奈川を中心に他県の受験生に見送られましたが、22年度は心配の要素はありながらも「渋幕」の魅力に引っ張られて志願者増となりました。
2月2日に2回目の入試があるとはいえ、1回目の3倍程度の倍率から2回目は8~9倍前後に跳ね上がります。渋幕は1回目で「必殺」です。
市川は横ばい、女子人気の秀英
千葉入試の「開幕戦」の20日に毎年幕張メッセで入試を行う市川は、前年比男子1%減の1556人、女子1%増の901人で横ばい、例年通りの受験風景になりそうです。御三家をはじめ、東京・神奈川の難関校受験組が今後を占う意味が多分にある入試は「お試し」ではない、ハイレベルな戦いになります。
すっかり千葉入試初日の「定番」となった昭和学院秀英の「午後特別」入試。市川の入試が終わった後、メッセから徒歩15分程度の場所にある同校で午後2時50分から行われる、算数(60分、120点)と国語(40分、80点)の2科勝負入試は、男子が前年度比4%減の339人に対し、女子は9%増の370人。
21年度は男子の方が志願者数が多かったのですが、女子の進学実績も良好な秀英の評判は高く、22日行われる第1回入試も男女とも前年比1割減ながら、女子の方が志願者数が多くなっています。
東邦、専松は通常 芝柏は女子減
千葉入試の人気校、東邦大東邦は12月の推薦入試で男女とも志願者が前年比12%減となりましたが、1月21日の第1回入試では前年より25人少ない2258人が出願。例年通りの2倍台前半の実質倍率になりそうです。
大学系では20日に第1回入試が行われる専大松戸が19日の締め切り前の16日集計時点で前年比5人減の状態。最終的にやや増か、というところですが、入試自体は例年と同じ雰囲気で実質倍率2倍台前半に落ち着きそうです。
23日に1回目入試の芝浦工大柏は13日時点で男子は前年度比96%とほぼ横ばいで推移していますが、女子が前年比14%減で、現状50人ほど志願者が減っています。27日の2回目入試の締め切りまでまだ余裕がありますが、ここでも女子が減少傾向。東京の芝浦工大附属が共学になったこともあり、理系志望の女子の選択肢が広がったため、と言えるかもしれません。
「安心感」の和洋国府台は続伸
千葉で2校しかない私立女子校はどうでしょうか。21年度志願者減となった国府台女子学院は22年度も前年比15%減の709人。隔年現象で増加の予想もありましたが、12月の推薦入試でも前年比10%近く減らしており、減少傾向が続いています。
21年度1回目入試(20日)で志願者2%増だった和洋国府台は22年度も前年度比15%増の637人が出願し続伸。実質倍率が21年度は1.3倍と「合格しやすい」というイメージがあり、安心感から志願者が増えているという見方ができます。
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