偏差値を上げるコツ「正答率」に注目する

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・正答率チェックから偏差値UPへ
60%以上の出来にこだわる理由
「意識する」復習で偏差値上がる
・「よそ見」せず「基本」を確実に

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正答率チェックから偏差値UP

9月以降、6年生は毎月模試を受けることになります。受験生によっては「学校別模試」もあって、2週間おきくらいくらいのペースで受ける子も出てきます。

子どもが受けた模試が返却された際、親御さんが注目するのは何でしょうか。

偏差値、順位、子どもの得点、平均点、合格判定…見たい、知りたい数字はたくさんありますが、一番注目してほしい数字が各問題の正答率です。 

個人成績表には、本人の問題ごとの正解不正解の〇×と、その問題が模試を受けた受験生の中で、何%正解したかの割合が表示されています。

「正答率」を参考にして、家庭学習を進めていくことが、子どもの偏差値を上げる足掛かりになります。偏差値が上がれば、受験校の幅を広げても、という判断材料の1つになります

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判断材料はいろいろあって考え方はそれぞれですが、最終的に受験校決定の物差しは本人の熱意と偏差値です。

60%以上の出来にこだわる理由

中堅校以上を目指すなら、正答率60%までの問題の出来にはこだわります

このあたりの正答率の問題をちらほら「落としている」と、正答率40%、50%台の問題を正解していても成績の伸びは鈍ります。 

正答率60%台というのは「基礎、標準問題」です。ある程度正解していて、間違ったのは計算ミスや漢字の書き間違えのような「ケアレスミス」だからそんなに気にしない…という考えは入試本番で厳しい結果を招きます。 

恐らく計算なら九九や足し算、引き算を間違えたり、狭いスペースで計算をやってケタを間違えたり、自分の書いた数字を読み間違えたり、といったところが多いでしょう。

社会では人物名や地名の漢字を間違えたりして〇がもらえなかったりすることもよく見かけます。 

それを「注意しなさい」とかのひと言で片づけていませんか。

「ケアレスミス」の正体は、1つの問題を解き切る力が不安定な「実力のなさ」です。決してミスで済ませてよいものではありません。

全く手つかずの問題や正答率が低い難問をどうにかしようとする前に、「全体の正答率が高いものをきっちり解き切る」のが偏差値アップ、維持の第一歩です。

何が間違いの原因だったのかをとことん追及して、嫌というほど復習を重ねます。 その目安が正答率60%以上の問題です。

「意識する」復習で偏差値上がる

模試は1回解き直しておしまい、というのが大半。そこを、なぜ間違ったかを思い出しながら、できれば3日ぐらい続けて同じ計算問題をやったり、同じ漢字を書きます。

数や日数が大切なのではなく、間違えた個所を「意識」することで、同類の問題に取り組むとき「あの時…」と思い出してより慎重になる可能性が高いからです。 

多くの受験生、親御さんが正解か不正解かにばかり目が行き、なぜ間違えたのかをあまり「深掘り」しません。

間違えを振り返ったとしても、「ほら、ここ計算間違っているじゃない!しっかり見直しをして!」程度で終わり。だから偏差値がなかなか上がらないのです。

こういう単純なミスこそ根が深く、その子の計算のクセが表れたり(焦ると九九を間違えたり、繰上りの足し算で苦手なものがあるなど)します。

間違えたこと自体を親御さんが非難する必要はありませんし、してはいけません

子ども一人ではなかなか取り組まない「解き直し」に付き合い、次の模試、最終的に入試で確実に得点できるようにいい加減な「解き直し」をしないように子どもを導くのが親御さんの役目です。

ミスが多い子が「クセ」を意識しながらテストに臨めば、偏差値は5くらい簡単に上がります

「よそ見」せず「基本」を確実に

成績を上げる、偏差値を伸ばすにはどうしたらいいのか、悩みをかかえている親御さん、受験生は数えきれないほどいます。

それだからこそ「偏差値が20上がる」とか「3カ月で成績が劇的に上がる」などの「魅力的な」誘い文句や新しい教材に気持ちが傾くのです。 

そういうところに安易に頼るより、もっと近くに、目の前に成績上昇のヒントがあります。

「一気に」「早く」が雑な勉強につながり、成績は停滞、最悪は下落が止まらなくなります

過去問、模試、塾の特訓授業…解き直しをしなければならないものたくさんありますが、正答率が高い「基本」レベルだけでも確実つぶしていけば、大半の入試は合格点に達します

親御さんに心がけてほしいのは「よそ見」をせずに目の前の「基本問題」を確実に、です。

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