神奈川有名12校の直前動向と併願校

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栄光4年ぶり上昇、聖光は3年連続
フェリス、横浜雙葉は例年通り
好調逗子開成 洗足2回目厳しく
・慶應義塾湘南藤沢は大幅減続く

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栄光4年ぶり上昇、聖光は3年連続

神奈川男子「御三家」の1つ、栄光学園は前年比9%増(66人増)の816人が出願。4年ぶりに志願者増となりました。22年度は4年ぶりに実質倍率が3倍を割り2.7倍となりましたが、今年度は「戻る」気配です。

2日入試で3日が合格発表。併願校は1日に麻布、逗子開成、サレジオ学院が多く、午後入試で東京都市大付属や鎌倉学園の算数1科、という場合もあります。合格発表前の3日は浅野を受験する子が大半。ここまでで結果が出なかったときは、4日に聖光学院2回目、5日に逗子開成3回目にチャレンジします。

聖光学院の1回目入試は1日締め切りですが、27日現在前年比7%増(43人増)の693人が出願。3年連続の志願者増です。実質倍率は毎年2.7倍程度。23年度も変わらないでしょう。

栄光と同じで1回目入試は2日試験で3日合格発表。 併願プランとしては1日に開成、麻布、駒場東邦に県内だとサレジオ学院が主流。2日の1回目入試後に中大横浜の午後入試を組み込む受験生もいます。3日は浅野を筆頭に、筑波大駒場、早稲田、海城のそれぞれ2回目を受けます。聖光受験者の浅野合格率は7割程度です。

聖光の1回目で芳しい結果が出なかった場合、4日の2回目にトライしますが、合格は年によって違いますが5割近くが「リベンジ」を果たす年もあります

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3日が入試の浅野は、「二光」(栄光と聖光)の第2志望的な存在ですが、浅野熱望の場合は、1日にサレジオ学院、逗子開成、慶應義塾普通部、2日に神奈川大附属、鎌倉学園、中大横浜(午後)という布石を敷いて3日に挑みます。

23年度は24日時点で前年比8%減(138人減)の1599ですが、28日の締め切りまでには例年並みの志願者数になるのではないかとみられます。

フェリス、横浜雙葉は例年通り

神奈川女子「御三家」の筆頭格、フェリス女学院はいち早く1月12日に締め切っており、前年比3%減(14人減)の450人が出願。5年連続の400人台の志願で、実質倍率2倍強の例年通りの入試になりそうです。1日入試の2日合格発表で、併願校としては2日午前の洗足学園2回目、慶應義塾湘南藤沢がメインとなります。

横浜雙葉は前年比2%増(4人増)の188人が出願。3年連続の志願者増ですが、一時期の200人台には届いていません。実質倍率も2倍に達していません。ある意味毎年落ち着いた入試です。ここも1日入試の2日合格発表で、2日の併願校は洗足学園、鎌倉女学院、神奈川大附属などのほか東京の田園調布学園が挙げられます。

横浜共立学園の1回目は前年比13%減(36人減)の237人。3年連続の減少で20年の355人出願から100人以上減らしています。こちらも 1日入試の2日合格発表。併願先は鎌倉女学院、湘南白百合の4科、カリタス女子などとなっています。

フェリス女学院

好調逗子開成 洗足2回目厳しく

逗子開成は、締め切り3日前の27日時点で1日の1回目入試で前年比13%増(49人増)の472人が出願と好調です。実質倍率が2倍強と毎年安定しており、安心して受験できるという点で評価されています。

合格発表は2日。1日午後に山手学院や神奈川大附属、鎌倉学園の算数1科受験を多くの受験生が受けます。2日も鎌学や神大附属のパターンが多く、少数派ですが東京の高輪などを受験します。

サレジオ学院は締め切り3日前の27日現在、前年比8%減(31人減)の348人が出願。最終的には横ばいの入試になりそうな気配です。併願校は1日午後に神奈川大附属を筆頭に桐蔭学園中等教育学校、日大中(日吉)などを受け、2日は聖光学院や栄光学園にトライする子も多く、神大附属、世田谷学園、攻玉社の各2回目の受験もみられます。

女子校の洗足学園1回目は締め切り1日前の27日時点で前年比17%減(55人減)の276人が出願しました。即日発表で1日午後に神奈川大附属や田園調布学園あたりを受験し、不合格なら翌日の2回目入試に挑戦。ただ、1回目不合格で2回目合格への道は険しく、3割前後というところです。

日本女子大附属1回目は前年度248人が出願し、今年は245人と横ばいでした。2年連続の減少ですが、3年続けて200人台をキープしています。他大学進学者も増えて、選択の幅が広がったことが受験生にアピールできているようです。

ここも即日発表で1日午後に恵泉女学園やカリタス女子の併願組がある程度います。良い結果が出なかった際には3日に割いちゃレジの機会があります。合格の可能性はこちらも30%程度です。

逗子開成

慶應義塾湘南藤沢は大幅減続く

最後に慶應系の2校です。1日に入試が行われる慶應義塾普通部は前年比5%減(32人減)の587人が出願。出願の増減は隔年現象を繰り返していますが、志願者が500人台に減ったのは17年以来6年ぶりです。この2年、実質倍率が3倍に届いていません。23年度も3倍弱の競争になりそうです。

合格発表がこれまでの3日から2日に早まり、慶應義塾中等部に出願はしていても合格なら欠席、という現象が今年は多くなります。2日の併願校はバラエティに富み、青山学院中等部や明大明治などの大学付属系、本郷、攻玉社などの男子校、「どうしても慶應」なら慶應義塾湘南藤沢へと進みます。

慶應義塾湘南藤沢は2日に筆記、3日に体育実技・面接、4日合格発表の日程。23年度は男子が前年比25%減(61人減)の179人、女子が同10%減(29人減)の275人で計454人が志願しました。22年度に募集定員が約100人から約70人に減り、昨年は志願者が141人も減りましたが、今年も90人減とこの2年で志願者が4割近くも減りました

3日に併願校が受けられないため、2日午後に男女とも中大横浜や青山学院横浜英和を受験する層が一定数います。1日は男子は慶應普通部、女子は神奈川女子御三家や広尾学園、渋谷教育学園渋谷など東京進出組もいます。

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