難しい慶應、早実、青学…女子の合格戦略

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女子合格至難の人気大学附属系属
・ 御三家より難 女子の慶應中等部
女子が慶應普通部に合格するには
・早実は定員減も女子枠キープ
・ 青山学院「女子」中になる!?

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女子合格至難の人気大学附属系属

 22年度入試もここ数年の傾向を踏襲して、現状は御三家など最難関校の人気は横ばい、中堅校、一般校は志願者増、そして大学附属・系属校は人気高止まりといった様相です。

 特に附属進学を考えている女子が年々増えているのが1つの特徴。人気、難関大学にストレートで上がれるところは中学受験で男子以上に狭き門です。背景には学校それぞれの事情があるようです。

御三家より難 女子の慶應中等部

 慶應義塾大学系で女子を受け入れているのは、慶應義塾中等部(東京都港区)慶應義塾湘南藤沢(SFC、神奈川県藤沢市)の2校。特に中等部の合格は難しく、サピックスでの偏差値(以下、文章内の偏差値はサピックスの80%偏差値)は東京・渋谷と千葉・幕張にある渋谷教育学園系の2校と並び「64」。女子御三家の桜蔭「62」、女子学院「61」よりも数値の上では高く、「女子最難関」に位置しています。男子は「59」で5ポイントも高くなります。

 中等部は男子の定員140人対し、女子は50人。女子の募集が男子の約3分の1という背景には小学校の「慶應幼稚舎」からの進級組の人数の問題があります。男子は普通部(神奈川県港北区)という大きな受け皿がありますが、SFCは別として女子は中等部しかありません。

 加えて2月3日という日程が難易度を高くしています。1日に御三家入試を終えた女子は2日に渋渋か豊島岡を受け、3日に慶應となるパターンが多く、入試レベルが高くなり、合格後の歩留まりも良いため、合格者数が絞られるのです。

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女子が慶應普通部に合格するには

 慶應中等部の女子合格の最大のポイントは「学力」です。合格最低点などが公表されていないのでデータは示すことができませんが、1次試験の出来が良くて中等部不合格、という例はほとんどありません。言い換えれば、親御さんが気にする「面接と体育」をやる前にほぼ勝負は決まっているのです。

 中等部は漢字の書き取りで難問が散見されますが、算数は5年生までの学習で解けるものも多く、社会も基本的な出題です。理科も独特な出題をする普通部とは対照的で記号問題ばかり。要は点数の取り合いでミスした順から落ちていくという入試です。解くスピードもあり、ミスが少ない御三家志望組との併願組も多く、出題数は多いので「早く正確に」が合格への合言葉になります。

早実は定員減も女子枠キープ

 都内の早稲田系列で女子が入ることができる中学は早稲田実業学校(東京都国分寺)のみです。22年度から定員の変更があり、21年度までの125人から15人減の110人になりますが、男子を85人から70人にした措置で、女子の40人という枠はキープしました。背景には早大側から「早実からくる女子は優秀」という評判の良さもあるといいますが、加えて男女格差を少しでも縮めたいという現代の流れに沿った学校の方針もあります。

 これによって厳しくなった男子は、偏差値「57」から上昇し、女子の「59」に並ぶことが将来的にあるかもしれません。男子は早大学院早稲田中など「選択肢」がありますが、女子が早大への一本道をたどれるのは早実のみ。慶應中等部と比べ、やや思考要素の入試問題で、今後傾向は変わっていく可能性を十分秘めた学校です。2月1日一発勝負の入試ですし、早実に特化したというより、難関校向けの勉強をして「変化球」が来ても打てるようにしておくのことで合格を引き寄せます。

青山学院「女子」中になる!?

 女子に人気の青山学院中等部(東京都渋谷区)も男子の偏差値「49」に対し、女子は「58」と圧倒的な差があります。青学は男女別の定員が示されていませんが、合計で約140人募集。合格者数は例年男子が120人、女子が90人程度で補欠が10人ずつという割合です。倍率は男子が3倍程度なのに対し、女子は6倍前後という、かなり過激な入試です。女子で青学熱望なら偏差値65近くないと、安全とは言えない入試です。

 偏差値が示す通り、合格最低点は毎年20~30点女子が高くなっています。同一基準にしたら「青山学院女子中学になってしまう」と関係者は真顔で話します。女子は「青学ブランド」がまだまだステイタスですが、男子は他の中高一貫校からでも推薦枠も比較的多く、そう難しくないハードル、であることから中学の段階から青学熱望とはならない傾向です。女子の人気大学附属・系属校入試は当分の間、厳しさが年々増すハードな入試になるのは間違いなさそうです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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