中学受験 「デキる親」の伴走は「ややユルめ」

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・デキる親は「計画性」がある
・デキる親の目標は「ややユルい」
・「デキる親」は試験に意図がある
・「デキる親」はギアチェンジする

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デキる親は「計画性」がある

勉強だけでなく、日常生活でもまだまだ成長過程という精神的に幼い子は、偏差値のレベルに関わらず、程度の差こそあれ親御さんの「伴走」が必須です。

子どもだけで受験勉強を進めるのではなく、長丁場になりますが、親御さんも腹をくくって付き合っていく方がスタートでつまずくリスクは少ないです。

「そんなの無理無理無理。だから塾に預けているんじゃないの」という反論はよく耳にします。

しかし、実際に中学受験で納得のいく結果を出している親子は文字通り「一丸となって」戦ったケースが圧倒的に多いです。

正月2、3日に行われる箱根駅伝のように、選手(中学受験でいう受験生)の後ろから声掛けしたり、走りを分析して的確な指示を与える「運営管理車の監督」(中学受験でいう親御さん)の役目を親御さんが担います。

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この「声掛け、分析、指示」次第で受験の流れは大きく変わります

「デキる親御さん」が伴走すると、子どもの勉強の進め方、考え方に「計画性」があるのが特長です。

デキる親の目標は「ややユルい」

中学受験で上手く伴走できる親御さんの条件は3つあります。

①ややユルい目標から入る②ややユルい計画を立てる③時機が来たらギアチェンジする、です。

もし、子どもが偏差値50前後、40台前半をうろうろしている状態なら、取り組む課題はその子のレベルに合わせます

例えば算数なら、子どもが10問中7~8割できる基礎問題を中心に毎日取り組みます。残りの2、3割は「もう少しで手が届く」というレベルのものを並べます。

塾の宿題も指定されたところから「これは自力で正解できる」「1回目は間違ったり、悩んだりしても、その後で自力で正解に持っていける可能性のあるもの」という「仕分け」をして用意します。

出来ないものばかりを目の前に出されては気持ちが前向きになれません。10問あったら7、8割、最初は半分から6割でも良いかもしれません。「ややユルい」合格点でOKとします。

成績が伸びない、低いところで足踏みの子は、まず「勉強習慣」と「勉強体力」を付けることが第一歩。親御さんがぐいぐい引っ張っても、このレベルの子はついてこれません。そのための「自力でできる基礎問題」で正解を連発します。

ゲーム感覚で漢字や計算の出来を親子で競う、課題をクリアしたら「おやつ箱から好きなものを3つ食べていい」とかの遊び心を取り入れるのも「あり」です。楽しみながら取り組みます。

できると思ったのにできなかった、ミスによる不正解が多くても決して子どもを非難しないことが肝。子どもなりにプライドもあります。そこをズタズタにすると勉強に向かう気持ちは萎えてしまいます。

「やってみると結構できるもんだ」。まずはこの感覚が中学受験には大切です。

一方で親御さんのやることは「ユルくない」です。

子どものノート、塾でのテスト結果などを分析し、何が分かっていて何が厳しいのかを「仕分け」しなければなりません。

これができていないと、子どもに合わせた課題が出せず、ただ「勉強しなさい」と言うだけのパターンになるからです。

親御さんの自力だけでは難しければ、塾の先生に「監修」をお願いします。塾の先生は「利用してナンボ」です。踏み込まないと、塾からは何もしてくれません。

「デキる親」はテストに意図がある

「ややユルい」といっても、無計画に、やみくもに勉強をしても成績は上がりません。

1つの目標として「塾の小テスト」で力の付き具合を試します

具体的には前週の理解度をみる小テストで、7割程度の「ややユルい」得点を目指します。

家庭学習の中で「ここだけは必ず正解する」「この問題ができたら素晴らしい」などと、目標をある程度定めて得点を重ねます。

「狙った」ところが正解すれば目的達成、得点が低くてもあらかじめ「この問題は正解する」というものができていれば「任務完了」です。

逆に当てずっぽうや勘で正解したものは、徹底して復習して根拠をもって自力でアウトプットできるまでやります。

勉強時間、勉強量も「勉強習慣」「勉強体力」がつくまでは「適量よりやや少なめ」にします

「もう少しやりたい」くらいで切るのがベター。集中力が続かないのなら15分やって5分休みなど、細かく区切って、科目も変えて目先を変えていきます。

成績が振るわない子、勉強に興味がわかない子は、予定通り進めることが至難です必ず空き時間、予備日をつくるのがコツです。このコントロールも親御さんの「伴走」で重要ポイントになります。

前に進む=インプットより、復習すること=アウトプットする時間を多くとることも大切です。自力で正解を導き出せなければ、できることにはならないからです。

「デキる親」はギアチェンジする

そんなにユルくてみんなに追いつくのか、入試に間に合うのか、と疑心暗鬼になるかもしれません。

しかし、中学受験で苦戦している子にできる子と同じ分量、同レベルの問題に取り組んでも消化できません。

コンスタントに狙ったところができるようになると、子どもは「もっと点を取りたい」「もっとできるようになりたい」という感情が自然にわいてきます。「できる」ことの楽しさを体感するからです。

「ユルい」勉強は、あくまで「勉強習慣」、「勉強体力」が一定レベルに達するまでの措置です。狙ったところが正確にできるようになる回数が増えてきたら、親御さんは徐々にギアを上げていきます。「一気に」ではなく「徐々に」です。

自力で正解できるものを確実に正解するとともに、自分の現状のレベルよりやや高いものに挑戦します。

「積み重ねてきた基礎を組み合わせればできるレベルの応用問題」「少し視点を変えたり、思考する必要がある問題」に取り組むことで、「実戦力」を養成します。最初のうちは解答へのヒント、糸口を示してもOKです。

正解、不正解より毎日1つで良いので、考えた末に「腑に落ちた」という感覚を身につけます

この成果を積み重ねることによって、月例テストや実力テスト、模試で得点、最終的に入試本番へと反映されていきます。

「問題には必ず解答への糸口があって、基本をベースに考えれば見つかる」というのを確認していく作業が「毎日の勉強」の意味になります。

この考え方が子どもの中で最終的に定着しているかどうかを見極めるのが、親御さんの役目です。

どの教科でも「考える」という姿勢が定着すれば、後は「見守り」に入ります。勉強自体は塾に任せ、スケジュール管理やノート、テスト内容の分析は欠かさず、水面下で先生との「やり取り」をします。

勉強は「自ら考える」という姿勢が定着すれば、どの偏差値態の中高一貫校に進んでも入学後に失速して「深海魚」になる危険性がかなり低くなります。

中学受験での勉強姿勢は、その後続きます

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