中学受験 学校発表より多い「塾の合格者数」

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・塾発表の難関校合格者数の「魔力」
・難関校合格組はWスクール多数?
・合格者「数」より気になる合格「率」
・ 中学受験成功の第一歩 は「相性」

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塾発表の難関校合格者数の「魔力」

中学入試に限らず、その謎がなかなか解明できないのが、各塾が発表する「合格実績」です。

中学受験を考えている家庭は、この数字を入塾の判断材料の大きなポイントに位置付けます。赤文字で表示される合格者数の数字が目に飛び込んでくると「ウチの子もこの塾入れば…」という思いが頭をよぎるのも無理はないです。

親御さんの心理を読み、かつては合格者数の水増しや無料講座を受けただけでも「合格実績」としてカウントしてしまうなど、悪質なものもありましたが、現在でも「あの手この手」を駆使して1人でも多く数字を重ねようとしています。

実態がはっきりしないだけに、合格者数は1つの「目安」くらいに見ておいた方がいい、というアドバイスはよく耳にしますが、なかなか冷静になれないものです。塾発表の合格者の数字には、つい引き寄せられる「魔力」があります

難関校合格組はWスクール多数?

24年度の開成の合格者数(繰り上げ合格を含まず)424人ですが、例年サピックス、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研、栄光ゼミナール、市進学院、グノーブルの7つの塾を合計すると550人以上になります。

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繰り上げ合格をカウントしても、毎年のことですが合格者数合計を大きく上回ります。

要因の1つとして、レギュラーで通っている塾に加え、開成対策に焦点を当てた「特訓」授業を展開している他塾と併用する受験生が、相当数存在していることが挙げられます平日はA塾へ行きながら、土曜や日曜はB塾の対策講座に出るなどのパターンです。

家庭教師や個別指導まで入れると、難関校合格組の一定数が「ダブルスクール」状態と推測できます。

結局は各受験生がどういうスタイルで合格に至ったかは、それぞれに聞いてみないと分からないということです。難しいとは思いますが、タプルスクール率なるものが分かれば、中学受験の厳しさがより鮮明になることでしょう。

合格者「数」より気になる合格「率」

合格者「数」よりも気になるのは、合格「率」です。

各塾とも合格者数は公表しますが、一体何人受験した中での実績なのかを出している塾は大手、中堅では皆無です。

対策講座を受講した受験生の合格率を出している塾もありますが、それもごく一部。個人的に塾へ尋ねたり、保護者面談で話の流れで出てくる可能性はありますが、表に出ることは今のところ期待できません。

ただ大手塾の場合、受験者数に対する合格者の割合は、その中学校の倍率に近いかそれよりも多少良いというのが実態のようです。

例えば、倍率が3倍の中学校にA塾から100人合格しているとすれば、A塾からの受験者数は200人以上から300人弱とみられます2倍程度なら半分以上が合格していると考えてよいでしょう。

大手では聞きませんが、中には実績欲しさに成績優秀な子に数多くの受験をさせて実績を増やす塾もあります。受験料を塾側が出して「受けてもらう」ケースさえ耳に入ります

埼玉や千葉の学校に進学することが決まり、1月中に入試を終えた子が東京の中学を複数受けたり、2月1日で第1志望を仕留めた子が、3日以降の学校を塾側から頼まれて受験したりします。

中学受験成功の第一歩 は「相性」

中小の塾にとっては最難関とは言わないまでも、難関・中堅校でも合格実績を1つでも多く積むことは強いアピール材料になるため、必死で手を打ちます

このケースとは違いますが、数年前に大手進学塾が「悪質な勧誘」や「合格水増し」などで同業者から告発されたこともありました。少子化傾向が年々深刻になる中、それくらい生徒の獲得合戦は熾烈です。

親御さんとしては、「数字」に目を奪われずに、塾のタイプ(親の負担の軽重、ドライな塾か熱血指導かなど)、子どもの性格や最終的に目指すところなどを冷静に分析します

塾選びは時間をかけて「相性のいい」ところに入るのが、中学受験成功の第一歩となります。

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