行くならどっち?「シブマク」と「シブシブ」

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日本を代表する共学中高一貫校
グラウンド、食堂充実の渋幕
大切…アクセス良好のシブシブ
・東大、早慶現役合格率で見ると…

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日本を代表する共学中高一貫校

関東を超え、今や進学校として日本を代表する私立の共学校として知られるのが「渋谷教育学園渋谷」(シブシブ)と「渋谷教育学園幕張」(シブマク)の2校です。

「自調自考」を教育理念とし、どういう目的で何を学ぶかの指南書「シラバス」をいち早く導入、国内だけでなく海外の名だたる大学へ進学する選択の先鞭を付けた中高一貫校は、中学受験でも男女御三家筆頭格の開成、桜蔭に匹敵する難易度です。

四谷大塚の合不合判定模試でのAライン(合格可能性80%)は、シブマクが男子70、女子72(1月22日、1回目入試)、シブシブが男子66、女子69(2月1日午前、1回目)です。

どちらにも言えるのが、2回目以降の入試は偏差値以上に難易度が上がり、持ち偏差値通りの結果にはならない「読めない入試」になるということです。

「渋谷教育学園熱望なら、勝負は1回目入試」というのは、両校共通の「鉄則」です。

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グラウンド、食堂充実の渋幕

姉妹校の大きな違いは、シブシブが高校入試のない「完全中高一貫校」なのに対し、「シブマク」は高校入試があり、中学入学組と混成クラスになります。

6年間、同じ学年団の先生が基本的に持ち上がりで、約200人の生徒を落ち着いた環境でじっくり付き合うのと、3年たってから「外部」の新しい血が入って、新陳代謝が活発になるのと、双方良さもあれば問題点もあり、学校選びの際には受験生や家庭の見解が分かれるところです。

学校敷地の広さや昼食の選択肢はシブマクの方に軍配が上がります

ナイター施設完備の人工芝が敷かれた第1グラウンドだけでなく、放課後はハンドボール部が使う第2、野球部が使う中堅125メートル、両翼93メートルの第3、テニスコート8面の第4の4つのグランドは、かなり恵まれています。

シブシブは渋谷の校舎にグラウンドはなく、体育の授業は専ら体育館。渋谷から電車に揺られて約30分のところにある、川崎市多摩区の宿河原グラウンドまで野球部やサッカー部は出向かなければ、本格的な練習はできません。

昼食時、シブマクはメニュー充実のカフェテリアが月曜から土曜までオープンします。

「鶏肉の和風ねぎだれ焼」「サーモンフライ タルタルソース」などの日替わりランチ(490円)は、ご飯の分量を好みに応じて調整してくれます。「ソースかつ丼」「辛旨!肉味噌やみつきチャーハン」などの日替わり丼もの(470円)に、カレー、麺類も「豚骨ラーメン」「カレーうどん」などがあって選択肢は豊富です。

シブシブはパンの販売などもありますが、基本的には弁当持参。通学途中に購入することもできます。

渋谷幕張の第1グラウンドと校舎

大切…アクセス良好のシブシブ

学校へのアクセスとなると、シブシブの方が至便かもしれません。

シブシブの最寄駅は渋谷駅。駅からは電車を降りて、徒歩10分以内で学校です。

JRをはじめ、東京メトロに東急線など多くの路線が走っています。近年は相互乗り入れも充実し、以前からの神奈川方面からのアクセスだけでなく、埼玉方面からも渋谷に行くことへのハードルが下がった結果、東京23区内だけでなく、広いエリアから生徒が集まるようになりました。

一方のシブマクは、千葉県内でも居住地域によっては電車の乗り換えが複数回必要となってきます。

最寄駅はJR京葉線「海浜幕張」、同総武線「幕張」、京成千葉線「京成幕張」の3つでいずれも徒歩15分程度はかかります。荒天時はけっこう「つらい」です。

東京からはまだしも、埼玉や神奈川から通うのは少々覚悟が必要かもしれません。せめて下り電車に乗って、というのが救いかもしれません。

中高の6年間、通学と帰宅は重要な位置を占めます。所要時間と乗り換えなどの時間を考慮しないと、長い年月で睡眠時間、勉強時間に大きな影響を与えます。

偏差値や大学合格実績を中心に学校選びをすると、通学の便は見落としがちになります。「何とかなるだろう」と大人が思っても、実際に通うのは子ども。通学時間帯に親御さん自ら電車に乗って「実感」することも志望校、受験校選びではカギになります。

渋谷教育学園渋谷

東大、早慶現役合格率で見ると…

親御さんが関心を寄せる、大学合格実績ではどうでしょうか。

23年度のシブマクの東大合格者数は全国6位の74人で、うち現役合格は59人でした。卒業生349人に対する東大の現役合格の割合は16.9%でした。

シブシブは同15位の40人で現役は35人。卒業生201人に対し、割合は17.4%となりました。

卒業生の数が多いので順位、人数ともシブマクの数が上回っていますが、卒業生に対する現役合格率に換算するとシブシブの方がわずかに高い、ということになります。

22年度の数字ですが、現役で大学に進学しなかった割合、いわゆる「浪人率」はシブシブが17.4%(36人)だったのに対し、シブマクは33.2%(116人)と、3人に1人とかなり高いです。

シブマクは23年度、早稲田大学の合格者数が開成より多いのべ222人(現役164人)を記録。全国1位となりました。慶應義塾大学も121人(同86人)で、神奈川の浅野と並び3位の合格者数です。

シブシブは早大が全国25位の109人(現役88人)、慶大が71人(同62人)で22位でした。

早慶の数字はのべ人数で、1人で複数学部合格というケースもあり、正確な割合が出せないのですが、わかっている数字だけで単純計算すると、早大合格者の現役率はシブマクが73.9%に対し、シブシブが80.7%、慶大が71.1%のシブマクに対し、シブシブは87.3%でした。

卒業生の割合がシブマクの男女3:2に対し、男子より現役志向が強い女子の方が毎年10%程度多いシブシブが現役で進路を決める志向が強い、という傾向が数字に表れています。

私立中高一貫校の大学受験は「先輩の影響を受けやすい」という側面があります。進学実績を中学受験の指標の1つとするならば、短銃な合格者数より、実進学者数や合格者数のボリュームゾーンがどの大学のあたりなのか、浪人の割合とその後の難関大、MARCHクラスの合格率も参考にした方が得策です。

シブマク、シブシブとも自由な雰囲気で、個性が認められる、女の子が割と元気な子が多く、海外大学へ双方とも1割程度進む、という校風は同じです。あとは何に重きを置くかで選択は変わってきます。

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