志願者増は必至!人気の女子大系3校プラス1

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二分されている女子大付属校
・人気の実践「伝統継承と革新」
大妻中野、東洋英和に追い風
・にわかに注目の三輪田学園

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二分されている女子大付属校

女子大付属・併設の中高一貫校の多くは「改革」に力を注いでいます

1980年代、90年代の女子大人気から時が流れ、英米文学や国文学より社会で使える英語の習得を目指したり、医学部や理工系の大学に進む女子が年々増加。併設の女子大より他大学受験が主流になり、最近は「半付属校」状態からほぼ「進学校」状態へと変貌を遂げているところが多くなりました。

ただ、中学受験ではそのあたりの「変化」を上手にアピールできているところと、かつての「イメージ」を抱かれてしまっている学校に二分されている感が否めません。学校側が受験生に、親御さんにどう「見せていく」かが、中学受験の志願者を増やし、学校が活気づくかのカギになります。

人気の実践「伝統継承と革新」

再開発が日々進む東京・渋谷駅から徒歩10分のところにある、実践女子学園は、女子大系の中高一貫校(実践は付属ではなく併設校)の中で近年「一番人気」の勢いがある女子校です。

コロナ禍で入試の行方が見通せなかった21年度入試に「思考表現」入試を新設。少人数ながら22年度入試は、志願者数を倍増させました。通常の4科入試でも志願者は後を絶たず、21年度は6回の入試機会で前年度比53%増の計1615人、22年度は同68%増の2708人が志願。中学受験で1年の間に1000人以上も志願者を増やすのは稀です。

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21年度以上に人気が出た22年度入試は、志願者増にもかかわらず実質倍率が後半の5,6回目入試を除いて1.1倍から2.5倍と高くなかったことが「狙い目」と判断されたとみられます。ここまで上がると23年度は減少するとみるべきですが、各模試での動向、過去問集の売れ行きの状況から、増加傾向は変わらず、入試での「激戦」が予想されます。

人気が継続している背景には「女子教育の伝統を継承しつつ、革新を続ける」という方針から、SNSを積極的に学校生活に導入。英語教育にも熱心で習熟度別に授業を展開しています。母親受けが良いのは「礼法」の授業。「実践出身者は就職活動でマナーを評価される」という評判など、大学合格実績とは別の観点が「売り」となっています。実践女子大への進学は卒業生の2割程度です。

2月1日の午前入試の四谷大塚のAライン偏差値(合格可能性80%)は「38」、首都圏模試は「53」。大多くの受験生が「手が届く」と感じるレベルなのも、志願者を集めている要因の1つです。

大妻中野、東洋英和に追い風

都内に3校、埼玉に1校ある大妻女子大の付属校の中で、一番に人気を集め、23年度も志願者増加傾向が強いのが大妻中野です。

大妻と言えば「良妻賢母」教育のイメージから、そのまま大妻女子大へというのが親御さん世代の感覚にありますが、22年度の大妻中野からの内部進学は24人で、卒業生の中の9.3%。22年度は早稲田の合格者が21年度の1人から17人と大幅増。理科大も4人から9人、明治も8人から30人と躍進しました。

四谷大塚のAゾーン偏差値は「47」 (2月1日アドバンストコース1回目入試) 。18年当時の「43」てしたが、ここ3年続けて1ポイントずつアップしています。他の3回の入試機会の偏差値は横ばいやや下降傾向ですから、1回目入試で合格を決めたい第1志望の女子が増えていることがうかがえます。

22年度入試はアドバンスト、グローバルなど7回の入試機会で6回が志願者増となり、合計で前年比7%(85人増)でした。それでも実質倍率が例年とほぼ変わらず、アドバンスト1回目の2.1倍が最高であとは1倍台。「合格者を多く出す」入試は受験しやすく、23年度入試も志願者の伸びが予想されます

四谷大塚のAゾーン偏差値「58」(2月1日1回目入試)で中堅校とは言えませんが、東洋英和女学院(東京都港区)も23年度入試で志願者増が濃厚です。ここ2年、1回目入試で前年比10%減の志願者数で推移していましたが、ようやく底を打った感があり、模試の受験生の志願動向からも増加傾向が見られます

伝統的に英語教育には定評があり、週2回のネイティブによる英会話授業、クリスマスの英語劇、自分で原稿を書いて発表するスピーチコンテストなど、中学の段階から英語で発信する力を培う特別プログラムが多彩で、生徒にも親御さんにもアピールポイントになっています。

東洋英和女学院大への内部進学は毎年2~3%程度。22年度は早大が前年比8人増の48人、慶大が31人増の56人が合格。延べ人数で早慶合格者が100人を超えました。明大は3倍以上増の98人が合格し、この飛躍的な合格実績の上昇が人気回復の追い風になっています。

にわかに注目の三輪田学園

もう1つ、大学付属ではありませんが、大学との連携強化でにわかに注目されている女子校があります。約140年の歴史がある女子校、三輪田学園(東京都千代田区)です。

9月末、同校は敷地が隣接する法政大学と「高大連携」による協定事業拡大を発表。その目玉が24年度に法大の全15学部を対象に約30人の学校型推薦型選抜(指定校推薦)を受け入れることを発表しました(法大への合格者数は21年8人、22年7人)。三輪田の高校3年生は約150人。その2割にあたる生徒が、大学側指定の学部ではなく、生徒自身が希望する学部に進めるというのは魅力的です。

今後高大連携で大学の教員による、進路選択のヒントにつながる講義を聴講したり、それが法政入学後の単位として認められる「特典」が広く生かされるようになると、「売り」の1つになります。

元来アットホームな「面倒見のいい」学校として知られ、英語やICT教育にも力を入れている三輪田。もう1つの流れとして、大学の「系属校」化が進む可能性もあります。

偏差値は2月1日午前は四谷Aライン「41」、首都模試「48」。中堅の女子校が、有名大学と提携したことでしばらく人気が続く可能性があります。早くも志願者増の動きが各模試のデータからうかがえ、23年度入試の中で動向注視の1校です。

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