ビックリ!!算数8点、理科9点で渋幕合格!!

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各中学の入試分析資料に注目
この点数でどうやって合格に…
衝撃の算数26点差
・「突き抜ける」なら理社勝負も

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各中学の入試分析資料に注目

 各私立中学校の学校説明会が盛んに行われています。配布されるパンフレットの中には、各年度の入試結果が掲載されています。受験者数と合格者数、合格者平均、合格最低点程度のものから、各教科の合格者平均や受験者平均、最高点なども出ている場合があります。

 中には「別冊資料集」として事細かに入試を振り返っている中学もあり、入試問題と受験生の出来を分析している「力作」もあります。各科目の合格者最低点、不合格者平均点などはどの中学の資料にも掲載されているわけではないので、とりわけ目を引きます。

この点数でどうやって合格に…

 男女共学の最難関校、千葉の渋谷喜養育学園幕張は、毎年合格者の各教科最低点を発表しています。
22年度1次試験(1月22日)の場合は、国語35点(100点満点、合格者平均64.9点)、算数28点(同、64.0点)、社会23点 (75点満点、49.4点) 、理科24点 (同、50.3点) でした。算数と理社は、合格者平均の半分以下でした。

 算数で28点だった受験生は、合格最低点209点に達するのに、残る3科目250点で181点を取らなければなりません。得点率にすると72.4%で、渋幕の難易度の高い問題で7割以上の得点は骨が折れます。この点数がある程度「想定内」で、他の教科で挽回が見込めるのなら「作戦通り」かもしれませんが、「想定外」だった時のショックは計り知れません。巻き返しならず、という悲劇になります。狙ってはできませんが、模試で「想定外」からの気持ちの立て直しを経験しておくと、本番で役立ちそうです。

 22年度レベルの合格者最低点はまだ「想定内」程度で挽回がきくのですが、過去には、この点数でどうやって合格にたどり着いたのだろう、という「奇跡の合格」もありました。15年度の算数8点、16年度の理科9点、19年度の国語22点、算数12点…。これも倍率が3倍弱の1次試験だからこそ逆転可能だったわけで、10倍前後になる2月の2次試験では「奇跡」は起こりません。

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衝撃の算数26点差

 東京の明治大学中野八王子は、他校ではあまり公表しない「不合格者平均」を資料に載せています。多くの中学が出している合格者平均と受験者平均だと、合格者と不合格者のレベルの差がはっきり分からないのですが、この点数開示を見ると、あらためて中学受験は「算数勝負」の要素が強いことを実感します。

 22年度の例を見てみます。A方式とよばれる、4教科入試で2月1日の1回目の算数の合格者平均は70.1点(100点満点)。一方で不合格者平均は43.9点で、その差は実に約26点もあります。国語も67.6点と54.6点で13点差ありますが、その倍の開きが算数にはあります。理社(各50点満点)は、理科が34.5点と25.7点、社会が37.6点と31.9点と10点も差が開いていませんでした。

 男子の合格最低点が193点、女子が187点(300点満点)。国語と理社で合格者平均を得点(四捨五入して141点)しても、算数が不合格者平均レベルの44点だと、女子なら2点、男子なら8点足らずの不合格です。合格者と不合格者を合わせた受験者平均だと算数は53.1点です。算数が苦手でも、最低限その学校の受験者レベルに達していないと、他の科目に負担が重くのしかかることになります。

「突き抜ける」なら理社勝負も

 どうしても算数が苦手で…なら、思い切って「理社」勝負です。「理社は配点が国算ほどではないので、ほどほどに」というのが中学受験のセオリーですが、「突き抜ける」ならば十分勝ち目はあります。今回の明大中野八王子を例に取れば、社会であと7点、理科であと10点、つまり50点満点で45点、得点率9割を目指します。8割程度の子は比較的いますが、9割子スタントに取れれば「武器」になります。算数克服よりも「可能性がある」なら、そちらに舵を切るのは「あり」です。

 国語は得意な子でも10回に2回くらい、想定を下回ります。実際の入試での得点予想も、得意でも合格者平均、普通なら受験者平均くらいの「読み」でとどめておくのが良いです。ただ「漢字で失点しない」「記述で10点満点なら5点はとる」という子なら、期待できます。漢字は簡単そうでパーフェクトをとる子は意外と少ないですし、記述は模試より入試の方が「甘め」の採点です。

 入試のデータばかりにこだわってもいけませんが、目安としてある程度気にすることは必要です。パンフレットを入手したら、必ず目を通したい項目です。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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