開成 東大以外に進学した「意外な」大学

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開成から「現役東大」実は約3割
現役国公立進学は約45%
早慶「合格者数」日本一の実進学数
・「開成=東大」はイメージ先行

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開成から「現役東大」実は約3割

43年連続東大の合格者数日本一と「記録」更新が続けているのが開成(東京都荒川区)です。

24年度は現浪合わせて149人が合格(現役117人、浪人32人)、全員が東大に進学しました。

開成=東大というイメージが強いのですが、実は現役合格するのは卒業生に対して3割前後。1年の浪人を経ても同学年で4割程度で、残り6割は「東大以外」の道に進んでいます。

「学校からは東大に行け」とはひと言も言わず、進路指導はほぼ「受験校の確認」くらい終わるのが開成流です。

毎年400人程度の卒業生がどういう受験をして、どこの大学に進学したのか、特に「東大以外」の道を選んだ生徒の動向は気になるところです。

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5月15日に開成学園が発表した、大学入試結果から見てみます。

現役国公立進学は約45%

東大とともに進学先で多いのが医学部です。

24年度、現役での医学部への進学は39人(東大11人、 防衛医大1人を含む)で、うち37人が国公立及び省庁大学校で、私立は順天堂、東京医大の2人のみ(合格者数は22人)でした。

浪人生の場合は医学部進学が国私計31人ですが、国立16人に対し、私立15人とほぼ変わらないという、現役とは対照的な結果になりました。

東大以外の国公立の医学部で現役の進学先が多かったのが東京医科歯科大の6人、京都大、千葉大の各4人。北は東北大から南は熊本大まで全国に広がっています。

医学部以外での国公立進学先としては京大の11人が最多。一橋7人、東工大6人など医学部を除くと40人を数えました。

東大をはじめ、国公立の進学者数は183人となり、卒業生の45.4%にあたります。

早慶「合格者数」日本一の実進学数

医学部を除いた私大の進学者数はどうでしょうか。

多くの私立中高一貫校が実際にその大学に合格し、入学した「進学者数」ではなく、1人の生徒が同じ大学の3つの学部を合格したら、合格は「3人」とカウントする「のべ合格者数」を公に発表します。

開成は合格者も進学者数も発表しているので、進路の具体的な様子がよくわかります。

東大と同じく、開成は24年度早稲田も慶應義塾も合格者数は日本一でした。

早稲田は246人(現役156人、浪人90人)、慶應は193人(現役122人、浪人71人)で、昨年まで開成が15年連続1位だった早稲田は渋谷教育学園幕張から首位を奪回し2年ぶりに、慶應は11年連続のトップです。

では、実際の進学者数を見てみると現役で早稲田に進んだのは156人中27人で17.3%、同じく慶應は122人中15人で12.3%でした。

当初から早慶志望の子も一定数いますが、早慶に合格しても「来年こそ東大」という子が両大学に進学せずに「捲土重来(けんどちょうらい)を期す」というケースも多々あります。

しかし、浪人生となるといつまでも「来年こそ」とも言っていられないのが現実のようで、早大への進学率は27.8%(90人中25人)、慶大26.8%(71人中19人)と跳ね上がります。

現役は計51人が私大進学(医学部を含む)しましたが、うち42人の8割以上が早慶という計算になります。開成の卒業生全体では13.4%が私大進学です。

「開成=東大」はイメージ先行

現役生ではそれぞれ2人が私大医学部、海外大学に進学していますが、早慶以外の残りの7人の私大進学先は東京理科大3人に、明治、立教、青山学院、駒沢各1人ずつでした。

理科大は毎年進学しますが、立教は3年ぶり、明大は4年ぶり、青学は5年ぶりに現役での進学となりました。駒沢はこの10年で浪人の進学者はいましたが、現役では例がない「意外な」進学先でした。

浪人生の場合は東京農大、神奈川大、帝京技術大など開成とはあまり縁がなかった、意外な大学に進んだケースが24年度は見られました。

現役での進学率は約59%、つまり約4割以上が浪人です。このうち東大合格を果たすのは2割くらいです。

「開成=東大」は実はイメージ先行で、浪人しても学年の半分も行けないのが現実です。

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