140校に聞いた4つの「合否を分けたポイント」

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ボーダー線上の運命の分岐点
・1位は「基本的問題での得点
思い込み、テキトー、算数小僧…
・中学側から貴重なアドバイス

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ボーダー線上の運命の分岐点

大手進学塾「日能研」系の出版社「みくに出版」が発行する、中学受験専門雑誌「進学レーダー」の2022年11月号には、首都圏140校に聞いた入試での採点基準に関するアンケートが掲載されています。

その中で4科目入試に共通した「合否を分けたポイントは?」という質問項目(複数回答可)がありました。1つ1つの具体例ではありませんが、上位4つの回答の中に、合否のボーダーライン線上にいる受験生の分かれ目の「理由」を垣間見ることができます

挙げられた4点を注意することで、11月以降の模試の成績も上がり、一番の目標である志望校合格への道につながります。

1位は「基本的問題での得点」

聖光学院、吉祥女子、渋谷教育学園渋谷など、難関・上位・人気校を中心に81校が指摘したのが「基本的問題で得点できたか」でした。

難関・上位校ともなれば、基本、基礎問題とともにレベルの高い、簡単には正解できない問題も出題されますし、手間のかかる、一筋縄ではいかない応用問題も出題されます。それでも入試を突破するための一番の「近道」は、基本、基礎問題を「取りこぼさず、確実に正解すること」にあると、6割近くの中学校が指摘しました。

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模試で偏差値の乱高下なく、成績が安定している受験生の特徴として、「正答率50%以上の問題は確実に得点する」というものがあります。基本問題を取りこぼさないのです。偏差値65以上ともなると、30~40%台も割と得点します。難問を正解するから偏差値が高いのではなく、手の出る問題を丁寧に、正確に解いているだけのことで成績が良いのです。

逆に多くの子が、本来ならできても不思議のない問題への「取り組みが雑」「解答へのプロセスの曖昧さ」がネックになって成績が安定しないのです。

できるはずの問題で失点を重ね、たまたま調子が良ければ成績が良く、「いつものクセ」が出れば偏差値ダダ下がり…。これが成績が安定しない子、入試で「まさか」になる子の特徴です。

思い込み、テキトー、算数小僧…

女子校や共学校の多くか回答したのが「問題をきちんと読んだか」で51校から合否のポイントに挙げられました。

理科や社会で解答するのは「正しいもの」なのか「誤っているもの」なのかを間違えるのは、大人が思っているほど多いです。問題文を最後まで読まず「思い込み」で解答しまうのです。算数でも「求めるもの」を勘違いしていることよくあります。

3番目は早稲田、鴎友学園女子、三田国際学園など36校が指摘した「粘り強く取り組んだか」。思考型の問題では、問題文を丁寧にたどっていけば自然と解答に至るケースも多いにもかかわらず、やや長めの文章を雑に「テキトー」に読んでしまい、解答も「なんだかよくわからない」「テキトー」となり、失点します。

試験時間に追われて「先を急ぐ」子どもたちの気持ちもよく分かります。一方で模試や過去問を通じて「長いリード文は正解に誘導してくれる」という経験則のある子は、そのタイプの問題にあたるとスピードを緩めてじっくり攻め、正確に解答し得点を積み重ねます。合格するのは当然です。

最後の4番目は「4科目のバランス」で、駒場東邦、青山学院など29校が回答しました。得意科目があることは中学入試では強みで、合格への原動力になります。ただ4科目(2科目受験なら国語と算数)に「大きな穴」がない受験生は「最強」です。

中学受験は「算数勝負」という声は強いのですが、「算数小僧」は「第1志望に合格しない」というのも中学受験「あるある」です。算数一強で受験を強行突破しようとし、他科目、とりわけ国語をおろそかにして…というケースが典型例です。入試で「まさかの不合格」のリスクが一番ない子は、この4科のバランスの良い子です。

中学側から貴重なアドバイス

主要な4つの回答以外にも、中学校側からは貴重な「合否を分けたポイント」が指摘されています。

最近、人気の女子校・山脇学園は「暗記だけでなく、基本的な知識を生かして考えて答えを導くことができたか」と回答しました。入試が暗記勝負ではなく、目の前の入試問題に対してどういう思考でアプローチしたかが、合否の分岐点なのです。

共学校で人気の青稜からは「過去問をやりこんでいる」という指摘がありました。過去問に丁寧に取り組むことによって見えてくる傾向を知るとともに、「学校からのメッセージ」(こういう問題を楽しんで解けるような生徒に入学してほしい、など)を受け止められるかどうかも入試突破には大切。入試問題には、学校の考え方・校風が色濃く出るのです。

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