国語の成績を上げる「4つのポイント」

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4ポイントで中受国語の軸ができる
「音読」でわかる現時点での読解力
テキストの素材文は最高の教材
トンチンカンなことを言っても…
「語彙力」は読解を制す

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★4ポイントで中受国語の軸ができる
 国語の偏差値が安定している中学受験生はほとんどいません。「国語は具体的な勉強法、解法がない」という認識もあって「国語は出たとこ勝負」と、算数と同じ配点にもかかわらず、その取り組みの熱量は天と地ほどの差があります。数少ない?勉強法の1つとして読書を勧める人もいます。しかし、やみくもに本を読んだからといって、中学受験での成績アップに貢献することはほとんどないでしょう。

 有効な勉強法を求めてさまよう受験生と親御さんですが、国語の偏差値アップに有効な手段になり得るポイントは4つあります。「音読」「テキスト活用」「親子対話」「語彙収集」です。この4つを留意する勉強で読解力の基礎が形成され、中学受験の国語の軸ができます。

★「音読」でわかる現時点での読解力
 1つ目は「音読」。声を出して読むことも大切ですが、「どれだけスムーズに読めるか」という点に注目してください。つかえずに、棒読みではなく強弱や少し気持ちを込めて文章を読めるということは、話の内容が理解できているということです。出てくる言葉の意味もある程度分かっていることが多いです。それを確認するための「音読」です。音読することで、読解問題攻略につながる現時点でのの“レベル”を子ども自身と親御さんが客観的に把握することが目的です。

 国語が苦手、成績が安定しない子で音読が上手、という子はまずいません。もちろん音読することに慣れていないという場合もありますが、よく分かっていないことをしゃべるのにしどろどくもどろになってしまうのと同じように、意味がよく分からないものを読めばスムーズには読めません。

 読むもののレベルにもよりますが、逆にスムーズに読めるようになった時は、確実に国語の力はついており、読解問題の解答を導き出すテクニック、記述の反復練習という次のステージへのベースができます。

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★テキストの素材文は最高の教材
 次は「テキスト活用」。国語力をつけるのに、書店に行ってわざわざ書籍を購入する必要はありません。塾の教材である国語のテキストを活用します。理由としては長さがちょうどよく、中学入試で取り上げられそうなテーマを扱っているからです。

 親御さんが音読に付き合う場合でも、テキストには解説が付いており、問題も用意されているので、入試ではどういうことが問われるのかが分かってきます。素材文(出題されている文章)のレベル、長さ、中身…親御さんが把握しておくことは、いざ子どもの学習サポートをしなければならなくなった時や、塾の先生に相談する場合に「ピンとこない」ということを回避してくれます。子どもがどんな問題に取り組んでいるのかを知っておくことは大切です。

 親子でパートを決めて読み合いをしたり、質問の出し合いをするなど“ゲーム感覚”で音読を習慣化すると国語の読解力の伸びが子ども一人でやるより全く違います。

トンチンカンなことを言っても…
 「親子の対話」が大切なのは、読んだ内容を親子で話し合ってみたり、親御さんは子どもがどう文章を読み取っているのかを確認する意味があります。普段の対話では分からなかった「子どもの思考の方向性」や親でも気が付かなかった思いを聞くことができるなど、子どもに対しての発見があります。

 大切なのは子どもの話す内容を頭から否定しないこと。「そうじゃないでしょ、この文章は…」と親御さんがやってしまうと子どもは親子の対話どころか、音読すらやらなくなります。たとえ的外れでも、意味不明でも、トンチンカンなことを言っても「そうなんだ、そう思うんだ」と必ず一度「引き取る」こと。そこからじっくりほぐしていきましょう。

 表面的なテストの点数や偏差値、正解を求めるだけの解き直しでは見えてこない「子どもの思考の方向性」が分かると、受験勉強全体をどういう道順でゴールへたどり着けばいいか見えてくることがあります。そうなると打つ手も変わってきます。塾のテキストの素材文を仲介して、親子が対話することで他科目まで劇的に成績がアップする可能性が秘められています。

「語彙力」は読解を制す
 最後は「語彙収集」です。これは文章に出てくる語句をまめに拾って積み上げていきます。国語の読解でものを言うのは、どれだけ言葉を知っているかの「語彙力」です。英語で分からない単語が多すぎると長文読解が厳しいのと同じです。語彙力がアップすると、音読も滑らかになり、文の意味するところをとらえるのも格段にレベルが上がります。

 分からない意味のものは放置せず、調べること。辞書は紙のものでなくても電子辞書でも構いません。あまりにも多い場合は、親御さんが教えても構いませんが、後で時間をとって使い方や意味などを尋ねてテストをしてみてください。使わないと言葉は頭に残りません。漢字テストのようにこまめに確認して忘れないようにします。とても地味な勉強ですが、入試問題を取り組む時期に必ず威力を発揮します。中学受験に限らず、受験は「地道」に取り組んだ子が必ず勝ちます。

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