「リケジョ」目指すならココ!理系が多い女子校

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・年々広がる女子校の算数1科入試
・理系志向の強い女子校は1割強
・先取りせずに数学が得意に!?
・世界水準に追いつくのは…

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年々広がる女子校の算数1科入試

男子校だけでなく女子校の「算数1科入試」が徐々に増えています。23年度入試では日大豊山女子(東京都板橋区)や聖セシリア女子(神奈川県大和市)などが導入。今後も広がりを見せるのは必至です。

聖セシリアは2月1日午後の「スカラシップ入試」として導入。募集は10人で上位合格1~5位には入学金と1年間の授業料を免除、6~10位には入学金が免除されます。

数学を「武器」として挑む6年後の大学受験でも「リケジョ」は増加傾向です。河合塾が22年秋に行った模擬試験(約24万人受験)の分析では、東大や京大など国立難関大10校の理系学部志望者は前年比99%でしたが、女子に限ると同101%に増加。首都圏の私立理系10大学でも、志望者数は前年比98%に対し、女子は同103%となりました。

理系志向の強い女子校は1割

とはいっても、男子に比べて女子は文系への進学が圧倒的に多いです。中学入試のある首都圏の女子校をみてもその傾向は否めず、四谷大塚の「中学入試案内2023」によると、文系と理系別の進学状況の割合を出している約70校の女子校のうち、理系進学が文系進学を上回っている、あるいは文系の方が多いもののその差が10ポイント以内の学校は10校もなく、割合としては1割強でした。

医学部進学が非常に多い桜蔭の68%、豊島岡女子学園56%は別格として、湘南白百合49%(文系47%)、鴎友学園女子47%(同49%)、光塩女子学院45%(同50%)、普連土学園42%(51%)などが文系と理系の進学の割合が「ほぼ半々」です。

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うち普連土学園と湘南白百合は「算数1科入試」を導入しています。導入したのは普連土が19年、湘南白百合が20年なので、その影響で、ということはないのですが、校内に理系志望の子が多かったことから、さらに理系進学を強化、これを学校の「看板」「ウリ」にしていこうという方針が垣間見えます。

理系進学が多い中高一貫校では、高校1年での数学や理科の授業時間数が英語と同じというのも特徴。理科の実験にも力を入れています。豊島岡にいたっては、英語の5時間に対し、理数がそれぞれ6時間となっています。

先取りせずに数学が得意に!?

理系進学をする子はもともと「数学が得意科目だった」「理科が好きだった」という子が多いのは事実です。一方で「この学校に入って理系に進もうと思った」というのが、上記の中高一貫女子校にみられる顕著な傾向です。そこには学校独自の「仕掛け」があります。

中高一貫校では英語と数学の「先取り」を売りにし、検定教科書ではないレベルの高い教材を使っての授業を展開する学校が多いのですが、鴎友学園女子では流れに逆らうかのように数学は「ゆっくり」が売りです。

入学時、主要教科の中では苦手が多い算数(数学)を、やや遅めのスピードで授業をすることで苦手意識を徐々に払拭。さらに中2年からは少人数制を実施。理解が進まない点について、質問しやすいという環境作りをしています。こうして数学への苦手意識がなくなっていくことで、「理系へ進むのもあり」という選択の幅が広がります。

普連土学園は中学入学時には理科に苦手意識を持つ生徒は全体の約7割近くにのぼります。しかし、中学1年の授業では年間約50回、高校1年でも約30回の実験・観察を実施。その中で理科の楽しさ、面白さに気付く生徒が増えていった結果が「理系進学」の多さにつながっています。

世界水準に追いつくのは…

数学重視、実験観察機会の増加の学校も増え、女子の理系への進出は今後も右肩上がりですが、世界的に見ると日本はこの分野でかなり遅れています。

経済協力開発機構(OECD)による19年の調査では、大学などの高等教育機関に入学した学生のうち、STEM(科学・技術・工学・数学)分野に占める女性の割合で、日本は比較可能な加盟国36カ国中最低の割合でした。

OECDは、STEMを「自然科学」「情報」「工学」の3分野に分けており、加盟国の平均はそれぞれ52%、20%、26%だったが、日本は自然科学が27%、工学は16%でした。

OECDの担当者は「日本の女子生徒は科学に関する知識やスキルを持っているものの、科学分野を志望する人は少ない。女性の科学者に会ったり、親が進学を支援したりするなどして科学分野を進路に選べるようにする必要がある」と指摘しています。

その役割の一翼を担うのは私立中高一貫校。算数1科だけでなく、理数2科入試も今後設けられたり、理系進学をかなり意識したカリキュラム編成を組む女子校も増えそうです。

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