キビしい早稲田実業 入試と早大進学と…

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98%が早大進学
中高募集定員大幅削減の背景
早大進学は1200点満点で評価
・校則は厳しめの早実

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98%が早大進学

 早稲田実業学校(東京都国分寺市)は21世紀に入って大きく様変わりした、早稲田大学の系属校です。 かつては早大と目と鼻の先、新宿区早稲田鶴巻町にあった男子校でしたが、創立100周年を機に国分寺へ移転。男女共学になり、初等部も立ち上げ、実業学校の象徴でもあった商業科を廃止し、普通科一本の早大進学にほぼ特化した学校になりました。

  22年度の早大進学者数は卒業生418人中410人(推薦409人、受験1人)で98.1%。附属校で原則100%早大へ進学できる早大高等学院とほぼ変わりません。早大へ進まなかった8人のうち、1人は東大に合格。1人は学校推薦で日本医大へ進学。ほかに慶應、東京外大などに一般受験で合格。4人の進路が「その他」で明かされていません。 

中高募集定員大幅削減の背景

 中学受験で合格すれば、早大への道が保証されるだけに、2月1日の早実入試は毎年アツい戦いになります。 加えて22年度入試から男子の募集定員が15人減の70人と大幅に削減。その影響もあって男子の志願者数は前年比7%減(24人減)となり、実質倍率も3.2倍から3.6倍へ。合格者数もギュッと絞りました。高校入試はもっと大胆で、21年度180人募集から120人と大幅に削減しました。

 早実側は今回の削減について「初中高大連携教育の推進、探求型の学びへの転換及びこれまで以上のきめ細かい教育の実現等を目指す」ためとしています。実際は早大側からの要請があったとみられ、推薦する生徒のレベル向上を要求された様子が感じられます。 早実に入れば、誰でも早稲田に行けてしまう構造を、入試の段階で少し「整理」したというのが実情のようです。 

 一方で女子の定員には手を付けませんでした。入試でも定員のプラス10人程度しか合格を出さない「歩留まり」の良さは中高一貫校の中でも屈指。女子生徒は相対的に男子生徒より優秀という評判もあり、早大進学レベルが担保されていると判断したのでしょう。 

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早大進学は1200点満点で評価

 早実から早大への推薦は高校3年間の学業成績で決まります。人物、素行なども評価の対象にはなりますが「よほどでない限り問題にならない」(早実OB)。部活動の成績も加味されるといいますが、やはり決め手は成績です。 

 成績は1200点満点で評価します。高校3年間の成績が各学年200点満点で掛ける3の計600点満点。高校3年5月と10月に行われる学力試験(通称「学テ」、各300点満点、文系、理系に分かれ3科目ずつ)の600点です。3年間の成績は年4回の定期試験の結果、学年末に出る10段階評価に評点に20を掛けたもの、例えば評点が8.5だとすれば170点となります。 

 学部志望は第5志望まで出せます。総合得点の良い順に希望がかなう単純明快なシステムです。基準点は公表されていませんが、文系学部トップの政治経済学部なら1000点前後はほしいところ。理系学部も900点はないと安心はできません。人気の商学部や社会科学部では700点前後が目安です。 

 ただ、進学に条件が付く学部もあります。政経や、基本的に英語で授業をする国際教養学部志望の場合は、学校での成績のほかに TOEFL ITPで480点のスコアを取る必要があります。英検で比較すると2級と準1級の間ぐらいのレベルです。また、大学共通テストも受験することが義務付けられています。推薦が決まった後なので、影響はありませんが、結果は進学する学部に報告されます。 

校則は厳しめの早実

 校則は厳しい学校です。髪型や服装などのチェックが入り、校内や最寄り駅でのスマホの使用が発覚すると、2週間没収の上反省文の提出など、同じ系属校の早稲田中学高校や早大高等学院とは真逆です。 

 「学部にこだわりがなければ、早稲田には行ける」という学校ですが、推薦が決まるのは12月のクリスマスのころ。良くも悪くも推薦入学のことを念頭に置きながら、というのが大半の早実生の姿です(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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