「明大世田谷」がもたらす明大系中学への影響

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「明大世田谷」26年誕生へ
40年ぶり系属校「明大タウン」に
看板登場で日本学園は激戦必至!?
明大世田谷が先輩3校を超える?

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「明大世田谷」26年誕生へ

 小学6年生が入試へ最後ひと押し、と冬期講習に通っているさなかの21年12月23日、明治大学から発表がありました。主旨は明大と日本学園中学・高校(東京都世田谷区)が系列校化に基本合意し、26年4月1日から日本学園は「明治大学付属世田谷中学校・高等学校」に名称が変わり、男女共学校になるというものでした。

 「明大世田谷」誕生へ、というニュースは先の話でもあり、22年度の受験生にはあまり関係のない話なので、それほど浸透しませんでした。5年生以下で情報収集に熱心な親御さんの中には「日本学園に入学すれば、明治に100%入学できるのか」「どれくらいの割合で明大に進めるのか」など、一番気になるところに探りを入れ、塾などに問い合わせをしたケースもあったようです。

 塾側も情報が集まっておらず、発表以外は答えられないようで「取材」はこの春から、といったところのようです。

40年ぶり系属校「明大タウン」に

 明大にとっては1984年(昭和59年)に学校法人中野学園が経営する「明大中野八王子」以来、約40年ぶり3校目の付属(正確には系属校)です。大学直属の明大明治と合わせて明大系の中高一貫校は計4校になります。

 日本学園の歴史は古く、1885年(明治18年)に「東京英語学校」として創立。戦後の日本を代表する首相、吉田茂氏の母校でもあります。明大の本部校舎は東京・駿河台ですが、1,2年次は世田谷区の「和泉校舎」に通います。日本学園はその和泉校舎から徒歩圏内で、最寄り駅は同じ京王線「明大前」。まさに「明大タウン」となります。

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 少子化の流れに歯止めがかからない中で、学生数確保による大学の「生き残り」を模索する明大は系属校の候補をここ数年探していました。いくつかの候補が挙がりましたが、以前から「高大連携教育」を行い、立地的にも申し分のない日本学園を軸に話を進め、合意書締結に至ったようです。

看板登場で日本学園は激戦必至!?

26年度から名称が変わる日本学園ですが、来年度(23年度)中学に入る生徒が、ちょうど高校に上がる時期と一致します。つまり日本学園で3年間中学生活を送lり、進級資格をクリアすれば高校は「明大世田谷」に入学することになります。「先物買い」のようになりますが、このルートで明大進学を考える人もかなりいると思われます。

 明治系の中学に入ろうとすれば、受験で「それなり」の持ち偏差値がなければ勝負になりません。日能研の合格可能性80%を意味する「R―1」偏差値で見た場合、いずれも1回目入試の男子偏差値は明大明治(明明)で63、明大中野(明中)で57、明大中野八王子(明八)で53となっています。

 日本学園は22年度入試で120名を募集していますが、ここ数年「定員割れ」状態で1学年30人足らずといったところです。サピックスや四谷大塚の合格可能性80%偏差値の表には掲載されておらず、首都圏模試で39~41、日能研では35の位置でまとめられています。「明大」の看板が今後付くことを考えると、日本学園の名称で通す3年間の「助走期間」も偏差値が「このまま」とは考えにくく、急上昇もあり得るでしょう。定員割れ入試から一転激戦入試の予感もします。

明大世田谷が先輩3校を超える?

 合意書によると、明大世田谷の1期生が卒業する29年度の明大推薦は卒業生の3割程度に設定。順次増やしていくとしています。先のことなのでこの割合が変化する可能性もありますが、減るというのは考えにくく生徒のレベルが上がれば他大学に流れるよりはと「囲い込み」に走るでしょう。

 試験日程がどうなるのか、科目は?適性型入試に傾くのか?など動向に注目が集まります。「明治」の冠の威力はインパクトがあり、偏差値や進学実績とともに、もともと「英語学校」だった由緒を大いに宣伝して外国語教育に力を入れれば、先輩の3校に匹敵、それ以上になる可能性は十分あります。23年度は目が離せない入試となりそうです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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