やっぱり押えたい…中学受験とホテル予約

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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・「暖冬」だけど備えあれば…
・悪天候、満員電車回避だけでなく
・「イケる」という雰囲気づくり
・模試でシミュレーションもあり

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「暖冬」だけど備えあれば…

24年度の中学入試が始まる来年1月、そして2月は「暖かい」というのが気象庁の見立てです。いわゆる「暖冬」の予報です。

受験生、親御さんにとっては何よりの朗報です。入試当日の天候は大げさに言えば、人生そのものを変えてしまう場合があります。試験会場に滞りなく到着して入試を受けられる。それだけでその日は半ば「成功」です。

ただ一生に一回きりの中学入試です。受験生は思い切り、やってきたことを解答用紙にぶつければ良いのですが、親御さんの鉄則は「用意周到」です。

「暖冬」かもしれませんが、必要に応じて入試会場近くのホテルの予約をしておくのが得策です。

既に動きが機敏な親御さんは手配済みです。場所によっては主だったホテルは「満室」といいます。受験は後手に回ると、何かにつけてうまくいきません。

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悪天候、満員電車回避だけでなく

ホテル予約の主な目的は雪などの悪天候時に、できるだけ入試会場の近くにいることで「輸送機関の混乱回避と心理的に焦らずに済む」ことが1つ、もう1つは「交通機関車内での満員状態による疲労と体調不良誘発の回避」が挙げられます。

天気予報で直前になって入試当日が大雪、となった場合、多くの宿泊施設はすでにふさがっていることが多いです。予報で何もなさそうなら違約金がかかる前にキャンセルすればいいだけの話です。早くに手を打つ方が後悔しません。

一方で子どもに、気分よくリラックスして入試を受けてもらうという「作戦」も組めるのがホテル宿泊です。

試験前日、自宅にいると結構落ち着かないものです。目の前に教材があり、気が付けば「あれもやっていない、これもやっていない」となり、受験生本には焦りを感じます。夜遅くまでトタバタした挙句、慌ただしく床に就いても心配で眠れないかもしれません。

親御さんも夕食と翌朝の食事の準備をしたり、入試当日の用意をしたりと、こちらも慌ただしいです。子どもが不安を訴えてきたりしても、ゆっくり諭す時間も余裕もなく、気が付けば寝る時間、あっという間に朝が来て入試当日…とせわしくなりがちです。

入試前日の大切な時間をホテル宿泊によって「余裕」を手に入れます

前日の夕食はホテルブッフェや外食です。食べ過ぎ飲みすぎに注意しつつも、おいしいものを口にして親子で英気を養います。子どもの好きな料理に、デザートのケーキやアイスクリームまで、子どもにとっては最高の時間です。親御さんも受験の話などせず、ひたすら子どもを乗せます

入試会場の近くまで来ていることから、朝もゆっくりめです。時間次第ですがホテルの朝食でもよし、あらかじめコンビニなどで買ったものを部屋で食べるのもよし。前日夜に準備を整えておけば、慌てずに会場へ向かえます。

この入試前の「余裕」が子どもの持っている力を十分に発揮できる下地をつくります。十分な睡眠とおいしい食事。これだけで受験生はかなり気分よく入試に臨めます。

「イケる」という雰囲気づくり

できれば広めの部屋、ゆったりとお風呂に入れるホテルを予約します。気分をリラックスさせるための空間も「余裕」があった方がベターです。

くつろげる部屋で入試前「最後の勉強」を軽めにやります。あくまでも軽めに、2時間ほどやって、就寝の用意をします。

この「軽めの調整」が肝です。やってきたことを見直すことで「明日はイケる」という雰囲気が、子どもの気持ちとして形成されるからです。

調整の教材として、お勧めは各受験生オリジナルの「ノート」です。自分の間違えやすいところ、塾で注意すべきところと指摘されたものを1冊のノートにあらかじめまとめておきます。

人それぞれ「苦手なポイント」、気を付けなければいけない「クセ」、「間違いのパターン」は違います。入試3カ月前くらいから個々にそれをまとめておくと、入試日に持っていく「オリジナル教材」として重宝します。何冊ものテキストを持っていかなくても「この1冊を確認しておけば」と、いわばお守りのような役目を果たします。

翌日受験する学校の過去問で得意な1,2教科をやるのもいいでしょう。国語、社会で直接得点につながる漢字の見直し、算数の計算も見直しの中に短時間でいいので入れておくと効果的です。

最後にジタバタしてあれもこれもやらなきゃより、「軽めの調整」で気分良く決戦の朝を迎えた方が落ち着いて入試に臨むことができます。会場へも持ち込む教材は「頼れるノート1冊」(せいぜい各科目1冊ずつ)のみでOKです。

リラックスが大事といっても、長い時間テレビを見続けたり、ゲームに興じるのは絶対NG。遊びに来ているのではありません。ホテルに宿泊するのも合格を勝ち取るための「布石」です。「ここに何をしに来ているのか」を自覚するためにも、ホテルの部屋で「最後の調整」は必須です。

模試でシミュレーションもあり

ただ注意したいのは「前泊作戦」は子どもによって逆効果のリスクもあるということです。

枕が違うだけで眠れない、部屋がいつもと違うとソワソワしてしまう、緊張でおいしいごはんものどを通らない、など「いつも通りが第一」という子も少なくありません。

対策としては模試段階で「リハーサル」です。公開模試で各中学校が会場になっている場合、敢えて近くのホテルに親子で前泊します。

その時の状態や気持ちを「検証」して、入試時にどうするかを決めます。同宿する相手もお母さんがいいのか、それともお父さんなのかも「実験」してみると良いかもしれません。

「リハ」によって、子どものさまざまな面が見えてきますいつもと違う「空間」で、日ごろ思っていることを親子で互いに腹を割って話し合えるかもしれません。

中学受験の真っ最中だからこそ、日ごろ気が付かないところを場所を変えることで知ることは貴重です。「前泊作戦」をきっかけに中学受験をより成功に近づけます。

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