トレンドは「シブマク」!?繰り上げ合格にみる進路

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まれではない難関校繰り上げ合格
渋幕「自信」の表れの合格者数
渋幕合格と開成欠席
渋幕が開成を抜く日は…

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まれではない難関校繰り上げ合格

 かつての中学受験は東京の男女御三家や入試を1回しか行わない学校を第1志望に、ここに合格すれば絶対に進学する、という構図が色濃かったと思います。しかし、ここ数年偏差値やブランドには左右されない自分だけの第1志望校、進学先を選ぶ家庭が多く、それが分散傾向にあります。

 そのため、各中学校とも定員を満たすための「合格者数の読み」が難しくなっています。難関校といえども「繰り上げ合格者」を多く出すことがまれではなくなっており、各校とも2月中は追加合格者の連絡に時間をとられるといいます。

渋幕「自信」の表れの合格者数

 分散傾向の進学先ですが、中でも近年人気を集めているのが千葉市美浜区にある渋谷教育学園幕張、通称「シブマク」です。あわよくば、のラッキーパンチを狙って受験する気持ちが萎えるほど難易度が高い問題と暗記がほとんど通用しない「自らその場で考える」出題は、本当の意味での「学力」がないと合格は勝ち取れません

 22年度入試は、2回の入試機会で前年比8%増、2391人が出願。1回目の入試では実際の受験者数が前年より130人以上増えたにもかかわらず、合格者数は29人少なくなりました。合格者数を絞っても、合格者の入学手続きの確率が高いと読んでの「自信」の表れと推測できます。予想より手続きの割合=「歩留まり」が悪かったとしても、若干名なら2月の2次試験で補充すれば、と楽観視できる状況にあったとも考えられます。

 2月2日の2次試験で定員45人に対し、合格者は47人。男子は10.2倍の大激戦、女子も8.6倍だった。無理して合格者を出す必要はなく、入学定員の260人は確保できるめどが立っていたと読み取ることができます。

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渋幕合格と開成欠席

 実際、開成や麻布、桜蔭に合格しても渋幕に進学する子は一定数いるといいます。1月22日に1次試験、24日発表の渋幕ですが、入学金の一部である5万円を入金すれば、2月3日の18時まで入学の権利を保証してくれます。3日は開成の合格発表、筑波大附属駒場の試験日。前日には桜蔭の合格発表もあります。開成、桜蔭残念で渋幕という子もいますが、双方合格で悩んだ結果渋幕へ、という生徒もいるのです。

 一方で、渋幕の1次試験の合格で「受験終了」となる子も最近は多いです。出願締め切りが早い開成や桜蔭にもエントリーしながら「打ち止め」です。22年度入試での開成の入試では欠席が156人を数えました。オミクロン株によるコロナ感染拡大で、関西方面から「開成ツアー」でやってくる灘中合格者が来なかったにしては多すぎます。渋幕合格による欠席者もかなり含まれていたと推測できます。

 中学受験の世界では2月1日の東京、神奈川の入試解禁日を「元日」と位置付ける雰囲気ですが、1月の時点で「おめでとう」になる子もたくさんいます。その象徴が難関校受験では渋幕なのです。これに伴い開成や桜蔭も繰り上げ合格者を出しています。開成で50人超、桜蔭も20~30人程度とみられます。繰り上げ自体は毎年のようにありますが、渋幕絡みが多くなっているのが特徴です。

渋幕が開成を抜く日は…

 かつては東京や神奈川から千葉の学校へ、というのは「都落ち」という影がちらつきましたが、それも「今は昔」。渋幕は中学受験のトレンド「男女共学」で、国内外の進学実績も申し分なく、学校のイメージもよく、女子の場合は本人が、男子は親御さんが気に入って入学を「熱望」します。

 受験生のレベルは高く、合格する子は近い将来首都圏の男子私学で偏差値トップの開成を抜き去る日が来てもおかしくはない勢い。23年度も微減程度はあっても、人気は高止まりするのは必至です。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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