中学受験で「その気」にさせる部活動の存在

+12
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 筆者プロフィール

◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・部活との「出会い」でモチベUP
「部活」が志望動機は大いに結構
「大きな顔」をしている文化部
・受験が「流路変更」のきっかけに

スポンサーリンク

部活との「出会い」でモチベUP

高校受験をしなくていい、大学進学に有利、地元公立と違って学校が荒れていない…。子どもの進路として、親御さんが中学受験を選択する理由は十人十色です。

一方、当の本人である子どもはというと、しっかり「志望動機」を言えるのは圧倒的少数です。

よく耳にするのが「文化祭が楽しかったから」というもの。中高一貫校の年に一度お祭りなので、小学生から見れば、自分も「この中に入りたい」と目を輝かせるのはよく分かります。

学校も最重要の「宣伝イベント」と位置付けており、生徒にある程度自由にやらせて受験生側に「アピール」します。

文化祭、あるいは夏休みなどの「オープンスクール」で存在感を示しているが各部活動。ここでの「出会い」が受験勉強のモチベーションアップにつながる可能性は「非常に高い」です。

スポンサーリンク

「部活」が志望動機は大いに結構

「部活」が志望動機というのは、大いに「あり」です。文化祭だけでなく、学校の授業や部活を体験する「オープンスクール」で入部体験をした後、受験勉強への「ギアが入った」という言葉をよく聞きます。「その学校のこの部活で」という目標が子どもの中で「ロックオン」されたからです。

子どもにとっては学習カリキュラムや教育理念など、正直どうでもよく、まして大学受験などの遠い将来のことなど、イメージできません。将来の夢に向かって、という志の高い子もいますが、まずはその中学校に入学すると「楽しい」か「楽しくない」かが判断基準になります。

その分かりやすい物差しになるのが部活動。「部活動が受験勉強の源」というのは、中学受験の「やる気」を維持するうえで、大切にしたい要素です。

「大きな顔」をしている文化部

中学受験をする生徒の中には「運動が苦手」という子どもが一定数います。

公立中学ではどうしても運動部主流で、「運動が苦手」な子は放課後や日常の学校生活で「居場所」を見つけるのが難しい、という面があります。

中高一貫私立では、運動部にひけをとらないだけの文化部の数と活動実績があるケースが圧倒的に多いのが特長です。

吹奏楽、コーラス、鉄道研究、天文、数学研究、競技かるた、作画(マンガ、イラスト)、弁論、マジック(手品)、折り紙、料理研究、和太鼓、ハンドベル…。数えきれないほど、面白い、異彩を放った部・同好会活動があり、子どもそれぞれの「居場所」を見つけられるチャンスが多いといえます。

放課後に集まって地味に活動しているというより、運動部並みに精力的な部も多く、さまざまな大会に出場し、全国大会 (数が少ないので即全国大会になるものも)で優秀な成績を収める文化部は珍しくありません。

校内ではステイタスもあり、「肩身の狭い」思いをしません。部員数も多く、文化部系の方が運動部より「大きな顔」をしている中学もあるくらいです。

受験が「流路変更」のきっかけに

小学校で「浮いている」子が、異性の目を気にせずに堂々と自分の好きなこと、趣味に没頭できる男子校・女子校の環境は、中学生にとっては実に住み心地の良いものです。

中学に入るまで特にやりたいことはなかったけど、誘われたり、何気なく入った部活に「ハマって」しまい、「居場所」を見つける子もかなりの数に上ります

すべての子が中高一貫校で「新しい自分」を見つけられるわけではありませんが、「新しい自分になるチャンス」は得られます。中学受験は人生の「流路変更」のきっかけになります。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 筆者プロフィール

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村 筆者プロフィール
Print Friendly, PDF & Email
スポンサーリンク