中学受験 親の最大ミッション「学校説明会参加」
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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・まず「30、40校程度」ピックアップ
・ライブ学校説明会の「醍醐味」
・「合同説明会」の有効利用法
・ 「とりあえず」の受験は絶対NG
まず「30、40校程度」ピックアップ
中学受験での親御さんが果たすべきミッションはいくつかありますが、その中で最重要ミッションが「学校説明会参加」です。
「6年生になったら」などと悠長なことを言っていたら後れを取ります。子どもが中学受験をすると決めた瞬間から「スタート」です。
オーソドックスな方法としては各塾や各中学の 過去問集でおなじみの「声の教育社」か出版している「中学受験案内」という分厚い本にまず目を通します。
サピックスや四谷大塚など大手進学塾も同様の書籍を出版していますが、難関校から一般校まで首都圏の私立・公立中学がほぼ網羅している点で、首都圏の学校を俯瞰するのに適しています。
所在地や校風、最寄駅からの所要時間、昼食は弁当持参なのか学食があるのか、学費、大学合格実績など、さまざまな情報が掲載されています。
まずは偏差値や所在地、共学、男子校、女子校、大学附属などを考えず、「ここイイ」と思った学校を広くピックアップします。ざっと30、40校程度です。
ホームページ(HP)で紙の情報と照らし合わせて雰囲気や詳細をチェックした後、4年生、5年生の親御さんなら、それこそ「手あたり次第」学校詣をします。
先入観にとらわれず、私立中学とはどんなところなのか、学校によってこうも違うのかというのを勉強するつもりで体感します。
ライブ学校説明会の「醍醐味」
最近はコロナの影響でオンライン説明会もありますが、できれば当該校に足を運んでの「ライブ」説明会参加がおすすめです。
やはり「百聞は一見にしかず」です。
「期待外れ」もあれば「思わぬ掘り出し物」が見つかるのが、ライブ学校説明会の「醍醐味」です。
自分の足で来校し、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じるのが何よりです。
数を経験すると、親御さんの目の付けどころ、「選球眼」もかなり良くなります。
校長先生や教頭、広報担当者の説明を聞いていても「これはホンネ」「リップサービス」「実際は言うほどの内容じゃないな」などの「読み」が深くなります。
そこから親御さんが10校程度絞り込み、パンフレットや動画などを見せつつ、子どもが「前向き」になった学校のイベント(体験授業、文化祭、オープンスクールなど)に参加します。
子どもの直観は意外と「アタリ」のことが多いです。具体的に「行きたいと思う学校」がイメージできると、勉強のモチベーションになって受験を頑張れることも多々あります。
親御さんが「推し」でも子どもがそれほどでも…という場合は、一旦「保留」です。
子どもが乗り気でないからと「撤退」ではなく、「推し」なら折に触れ「追跡調査」を続けておきます。
受験校決定の時期やまさかの受験校追加の際に「切り札」として出番があるかもしれません。
こういう「カード」を持っている家庭は、結果的に投入する機会がなく終わるものですが、「カード」がない家庭に限って「用意しておけば…」となるのが中学受験です。
「合同説明会」の有効利用法
各中学校が一堂に集まる「合同説明会」を有効利用するのも大いに「あり」です。
ここでは志望順位の高い学校は敢えて訪ねません。横目でどれくらいの人気なのかを確認する程度でOKです。
現状志望順位は高くないものの、ちょっと気になる学校、1月の「前受け」校候補でまだ学校訪問するほどでは…という学校など枠を拡大して選ぶのがポイントです。
学校、担当者によっては私学の裏話的なことも耳に入り、いい勉強になります。
合同説明会の場合、人気校の話を聞こうとすると順番待ちの時間が長い割には制限時間10分弱だったりと聞きたいことがなかなか聞けません。
志望校のブースが割とすいているのなら構いませんが、志望校はやはり何度か訪れて雰囲気を感じ、さまざまな先生と話をして多角的に「研究」を進めたいところです。
「とりあえず」の受験は絶対NG
東京・神奈川の中学入試は、2月3日までに合格を取って進学先を確保するのが「鉄則」です。
鉄則ですが、万が一、4日以降の「延長戦」になった場合の「準備」は入念にしておくのが、親御さんの重大な役目です。
このミッション、発動されなければそれに越したことはなく、親御さんの思い出、家族の笑い話にすればいいだけの話です。
ただ、2月4日以降「偏差値的にみて合格しそう」「入れてしまえば何とかなる」「とにかく行き先を決めないと」などの理由だけで、行ったこともなければ、話をきいたところもない「とりあえず」の受験は絶対避けたいところです。
そのためにも学校説明会参加、学校訪問はできるだけ参加して、最低でも「こういう学校」と自分なりの解釈ができている学校を受験します。
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