千葉入試解禁!超直前の中堅校志願者動向

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駆け込みがなかった芝柏男子
・「辛い」麗澤は人気継続

終盤に増加 千葉日大一の多様性
VERITASブームはひと段落

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駆け込みがなかった芝柏男子

千葉入試の解禁日です。1月中をメインに2月上旬まで続きます。19日現在、志願者の最終集計を出していないところも多く、決定の数字ではありませんが、中学受験のボリュームゾーンである中堅校(四谷大塚のAゾーン偏差値54~45あたり)、次の偏差値帯の一般校の志願者数は締め切りのその瞬間まで、さまざまな動きをみせました

23日の1回目入試の締め切りが19日だった芝浦工大柏は、14日現在で男子が前年の82%の690人が出願。人数にして約150人少ない状況でした。最後の「駆け込み」組があるのでは、と注目しましたが、出願は712人止まり。前年比15%減(129人減)と大きく減らしました。女子は同2%減の350人で、前年並みの出願がありました。

姉妹校である東京の芝浦工大附属の人気は23年度も継続しており、特に女子の「熱い思い」を感じます。それが千葉にも波及しており、東京受験の併願校として、千葉県内の受験生の志望校として安定した人気につながっています。

男子は思いのほか伸びませんでしたが、25日締め切りの2回目入試(試験日は27日)には、20日からの入試で納得のいかない結果となった受験生が「集中」する可能性があります。出願動向で注目の1校です。

「辛い」麗澤は人気継続

専大松戸はきょう20日が第1回入試。19日に応募が締め切られましたが、芝浦工大とは対照的に男子が終盤で出願が増え、前年比2%増(15人増)の952人、女子は同4%減の601人と昨年と同じレベルの人数を集めました。

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21日に1回目の入試がある麗澤は、これまでも実質倍率が3倍後半から5倍超になる「辛い」入試でしたが、22年度のAEコース(アドバンスト叡智コース)入試は、男子6.8倍、女子5.0倍と跳ね上がりました。

19日時点で出願は男子は前年の104%、女子は108%で、前年以上に盛況です。EEコース(エッセンシャル叡智コース)は男子が前年と同数の281人が出願、女子は40人維持用少ない状況です。

AEコースでは国語と算数の得点を1.2倍にしたり、EEコースでは選択科目として英語を入れたり、入試会場で学校だけでなく、ホテル会場を用意するなど、創意工夫の入試を行っており、「得意」がある受験生は有利な戦い方ができます。

終盤に増加 千葉日大一の多様性

締め切り日が近づいて、出願者を連日増やしていったのは千葉日大一です。12月の自己推薦入試では前年度比2割減でしたが、21日の1回目は男子が前年比3%増(14人増)の523人、女子も同8%増の308人が出願しました。

22年度の実質倍率は男女とも2倍弱、というのは出願に迷った親御さんにとっては思い切りやすい数字です。改革の道筋はまだはっきりとしませんが、理事長が代わった日本大学への期待、卒業時に他大学進学の選択肢もあるという多様性が終盤で威力を見せました

母集団は小さいのですが八千代松陰の1回目入試は男子が前年比22%増と大きく伸ばしたのに対し、女子は42%減となりました。22年度は男子108人、女子93人出願の入試でしたが、23年度は男子132人、女子54人と大きな差になりました。

VERITASブームはひと段落

共学化から3年目となる光英VERITASは、ブームがひと段落の感があります。20日午前の一般入試は男子で前年比11%増(17人増)の170人が出願しましたが、女子は真逆で11%減(21人減)の172人に。足し算すると横ばいですが、ウリである「理数特退」入試(20日午後)は、男女計40人減で22年度の108人から68人と大きく減りました。

特待入試とはいえ、中堅・一般高レベルで実質倍率が22年度男子4.3倍、女子2.9倍は「厳しい」と判断したのかもしれません。目新しさから次の段階への仕掛けが必要かもしれません。

23年度から中学入試参入の流通経済大柏の1回目入試は、21日締め切りで23日試験。19日時点で男女計188人が出願。12月の第一志望入試の141人よりも増えています。同じ柏地区の芝浦工大柏からの「志願変更」組がいるかどうかはわかりませんが、締め切りまであと2日。200人の大台に乗るか注目です。

定員60人のところ、どれだけの合格者を出すのか。初めての合格発表だけに歩留まりを読むのが難しいですが、実質倍率の数字によって2月4日まであと3回ある入試の志願者数が変化してくるものと思われます。

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