中学受験 「想定外」に備える1月入試

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最初に「場の空気にのまれる」
首都圏会場入試を「利用」する
リラックスしすぎも「危険」
・動揺を最小限にとどめる

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最初に「場の空気にのまれる」

偏差値や成績に関係なく、「想定外」がおこるのが中学受験です。

受験生が初めて「想定外」に遭遇するのが「最初の入試」。具体的には、1回の試験で7000人近くが挑む栄東(さいたま市)と幕張メッセを試験会場とする市川(千葉県市川市)の大規模入試が好例です。

この両校は入試会場の雰囲気が「想像以上だった」と、受験生の多くが振り返ります。いわゆる「場の空気にのまれる」という経験を一定数の子どもが経験します。

あまりの受験生の数や会場の規模に圧倒され、緊張がピークに達し、その雰囲気に慣れるまで時間がかかってしまうというケースが毎年のように起こります。

「始めてください」という試験開始を告げる教職員の声とともに、問題冊子が一斉にめくられる「バサバサバサッ」という音に気後れし、頭が真っ白に。落ち着くまでに数分かかってしまい、結局ペースをつかめぬまま1科目の国語が終了。その動揺で続く算数も…ということになり、不合格という生徒もいます。

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「前受けとして偏差値がちょうど良いから」「みんなが受けるから」という安易な理由でなく、子どものタイプや試験の時にどういうコンディションになりやすいかなどを、親御さんが前もって見極めておくのは入試の「入口」では必要です。

受験者数がそれほど多くない学校を選択したり、実力的にみてかなり余裕がある学校(持ち偏差値マイナス10以上)から入試のドアをたたくというのも作戦の1つです。

首都圏会場入試を「利用」する

東京や神奈川在住の受験生は、埼玉、千葉まで「遠征」すること自体で緊張してしまうケースもあります。

移動の電車で気分が悪くなったり、前日からホテルに宿泊したものの気持ちがたかぶってしまって眠れず、試験に集中できなかった…という事例は毎年のことです。

そこで「利用」したいのが、関東以外の学校が行う「首都圏会場入試」です。

早いところは、まだ松の内が明けない1月5日ごろから、千葉入試が始まる20日直前まで散発的に行われます。23区内や横浜市内などの大学の教室や会議室など、割と交通の便の良いところ行われるので、移動の負担は軽くなることも考えられます。

長崎日大や宮崎日大など、数千人規模の入試もありますが、会場が分散されるのと、この2つは大半が合格する入試なので、それほどプレッシャーはかかりません。

埼玉、千葉入試は志望順位の高い「ガチ」組も多いですが、首都圏会場入試は「前受け」としてのハードルは低いといえます。

ただ、最低でも1度や2度、過去問には必ず触れておきます。

現実的には入学しない学校で「力試し」「場慣れ」かもしれませんが、それほど倍率の高くない試験で失敗すれば後味は悪いです。驚くほど難しい問題は出ませんが、用意周到に事は進めます。

この先も続く入試の中で「やるだけのことはやってここに来た」という子どもの自覚が、入試本番での「お守り」、緊張をほぐす大きな役割を果たします

リラックスしすぎも「危険」

逆に「お試しだから…」という雰囲気で「リラックスしすぎ」なのも危険です。

忘れてはならないのが、埼玉入試でも千葉入試でも「第1志望校の受験生」がいるということです。

東京、神奈川の受験生にとっては「前受け」かもしれませんが、第1、第2志望の子にとっては「天王山」です。この学校に合格するために頑張ってきたのですから、その気持ちの強さは半端ではありません。

「試し受験」などといってあまりにも楽観的に入試に臨むと痛い目に遭います。「入口」で足をすくわれると、修正は思っている以上に大変です。不合格の「ドミノ倒し」になる可能性もあります。

必要以上にプレッシャーをかけるのはよくありませんが、親御さんは「試し」という言葉を使わず、真剣に合格を取りに来る受験生がたくさんいるということを入試前に必ず伝えます。

「入口」で全力を出し切れれば、続く入試でも子どもは全力でぶつかれます。

動揺を最小限にとどめる

「東京会場入試」を皮切りに、埼玉、千葉入試と布石を打ち、2月1日へという「フルコース」プランを組む親御さんもいます。「実力アップには実戦が最高の場」と2月1日までに3~5校受験してまさに満を持しての第1志望アタックです。

勝負強く一発で志望校を仕留めた子もいます。逆に思惑通りにいかず、結局想定していなかった学校を受験せざるを得なくなったケースもあります。

受験プランは本当に各家庭それぞれですが、「想定外」は必ずどこかで「起こる」ものとしてシミュレーションしておくことで、まさかの時の動揺は最小限にとどめます。親御さんまで落ち着かないと、子どもはなかなか平常心で入試に臨めません。

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