人気沸騰!明大系の併願はこう組んで勝つ(2)

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・ 激戦の明明 早慶狙いにも人気
・近場の早実組が“狙い撃ち”に
・ 埼玉、千葉に縛られず東京会場も
・ 女子はヒリヒリ 立教系も視野に
・ 明明も初回勝負 併願も周到に

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激戦の明明 早慶狙いにも人気

 明治大学唯一の直属中高一貫校の明大明治(明明)。男女共学で、3校ある明大系の中学校では群を抜いて合格水準が高く、上位校から難関校の域に達しています。四谷大塚の合不合判定テストの合格可能性80%偏差値は男子が60で女子が63(4月実施の第1回での数値、以下同)。22年度入試は爆発的な志願者増にはならないと推測できますが、激減することも考えられず、例年並みの厳しい戦いになるでしょう。

 第1志望の受験生も多いですが、早慶を目指している男女の一定数が第2志望に挙げるのも明明。第1回入試が2月1日ではなく、2日というのが大きなポイントで、早慶両校の中学志望者が「受験しやすい」日程なのです。

早実組が“狙い撃ち”に

 2日に第1回入試を受ける早稲田系志望者層の中で、明明を“狙い撃ち”してくるのは1日に早稲田実業(偏差値男子64、女子67)の受験組です。同じく1日入試の早大学院(64)との併願も少なくありません。女子は早実しかないので自然の流れでしょう。

 早実も学院もボーダーラインの受験生なら、それほど怖くはありませんが、男女とも65以上の持ち偏差値があると強敵です。自分の実力をしっかり出し切って、合格枠に入らなければなりません。

 早稲田系に比べて慶應系志望者は相対的に少ないのですが、3日に共学の慶應義塾中等部(男子64、女子70)を受ける層が“本番”に向かって受験してきます。後は中大附属(1日、58)や法政大中 (1日、58) など、附属志望の女子が背伸びしてトライしてくることもあり侮れません。

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埼玉、千葉に縛られず東京会場も

 明大明治を第1志望にする男子の1月入試は80%偏差値に達していれば、6000人規模の入試となる玉の栄東A日程(10日または11日、58)から入り、千葉なら少し背伸びして東邦大東邦(21日、61)、さらに明明入試1週間前に立教新座(25日、60)と、気の抜けない日程を組むのも緊張感維持に良いと思います。立教新座は受験するとして、その他の埼玉や千葉入試を回避する場合、8日の函館ラ・サール(57)、9日の愛光(58)、11日の早稲田佐賀(57)の東京会場入試も腕試しとしてはありです。

 2月は明明前日の1日に無理せず中大附属(56)、桐朋(56)などで現実的に通える中学をキープ。2日の明明第1回に全力を尽くします。万が一の場合は3日の第2回にトライし、明大系熱望なら4日の明大中野第2回(58)も視野に入れます。

 持ち偏差値が明明ボーダーラインの合格可能性50%の56前後なら埼玉入試で城北埼玉の特待(10日、54)などから入るのも手。千葉入試では専大松戸(20日、52)、芝浦工大柏第1回(23日、53)を選択します。2月1日は中大附属や法政大中(56)の実力相応校か、大事に成蹊(50)や理数に強いのなら芝浦工大附属(53)も考えられます。2日以降は明明を中心に明中、明八まで「1つ取る」まで頑張ります。

女子はヒリヒリ 立教系も視野に

 女子は男子以上にヒリヒリした戦いになります。80%偏差値は63。早稲田佐賀や栄東A日程、少し余裕をもって淑徳与野の第1回(13日、58)も1月の埼玉入試としては考えられます。千葉は21日の東邦大東邦(64)に挑戦するか、22日の昭和学院秀英第1回(60)、ボーダーラインの偏差値59前後の子も含めて専大松戸、芝浦工大柏もプランの1つです。

 2月1日は持ち偏差値にゆとりがあれば立教女学院(61)、ボーダー付近なら中大附属、法政大中、立教大学へ100人規模の推薦枠を持つ香蘭女学校(それぞれ58)。2日午前に明明を受け、1日に合格校を持っていなければ、午後に香蘭の第2回入試(国算2科目、61)、普連土学園( 国算2科目、54 )、富士見の算数1科(55)で「短期決戦」に。3日の明明2回目、明八も視野に入れて奮闘します。

明明も初回勝負 併願も周到に

 明大明治の第1回入試は難関校の併願組も参戦し、ハイレベルな戦いになります。3日の第2回は5倍近い競争率になることから、男子で2.5倍前後、女子で3.5倍前後の2日入試で合格を取らないと苦しくなります。

 偏差値通りにならないのが中学入試で「逆転」も十分ありえますが、「まさか」も同じくらいの確率であります。併願作戦の周到さが「まさか」の場合には奏功します。大学附属志向なら、明明より難易度は低くても明治に相当する大学も複数あります。明大にこだわらず、柔軟な考えで併願校を考えたいところです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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