中学受験 反抗期に効く進学塾の「有効利用」法

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・問題用紙から「できない」浮上する
・なぜ「モヤモヤ」感が残るのか
反抗期に効く「先生から…」
丸投げ親と踏み一歩込む親の差

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問題用紙から「できない」浮上する

中学受験の行方を左右する、親御さんの「ウチの子研究」ですが、その取り組み方はテストの「問題用紙のようす」を分析することで結構把握できます

算数なら問題用紙の余白にした計算のこん跡をたどっていくと「どうもこの辺で“迷いの森”に入ってしまったのかな」などと判断できます。

国語で読解の素材文に線を引きすぎてしまっているのを見れば「要点が絞り切れず、全部要点に見える」状態だなと推測できます。

結果として解答への方向性がまとまらず空欄なんだな、という具合に「できない理由」も浮かび上がってきます。

理社の選択肢問題でも、子どもの現状分析はできます。

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各選択肢に「正誤」を判断した跡があるかないかで、問われている内容がそもそも分かっていないのか、問われていることは把握しているものの、知識が曖昧で間違ったのかが分かります。

問題用紙が無印や書き込みがないのに正解している場合は、完璧に分かっている場合もありますが、結構「当たってしまった(勘でやったら正解してしまった)」ということが多いです。問題用紙からは「〇が付いている背景」も推測できます

なぜ「モヤモヤ」感が残るのか

「子どもの実態」を把握したうえで、親御さんで手に負えることは親御さんで、手に余る場合は塾の先生に解決のアドバイスを求めます

先生へのアプローチが具体的なら、アドバイスも具体的なものが返ってきます。「どうしたら勉強ができるようになりますか?」といった漠然とした質問だと、答えも自然とぼやっとしたものになり、一向に問題は解決せず「モヤモヤ」感だけが残ります

モヤモヤを避けるためにも「ウチの子研究」は肝です。

先生に対して親御さんが子どもの「ネタ」を持っていれば、先生も話の流れで親御さんが知らない「ネタ」を出してきて話が進みます。そのやり取りから、子どもの勉強、成績改善の具体策、その子オリジナルのカスタマイズされたやり方が出てきます。

このコミュニケーションは「先生の有効利用」という通塾最大のメリットを生かすことにつながります

クレーマーや口うるさいタイプではない、「デキる」親御さん(子どものことをよく分かっている親御さん)に塾は一目置くからです。

同じ料金を払っているのに、親御さんの次第で塾の面倒見は大きく違います

反抗期に効く「先生から…」

反抗期に差し掛かると、子どもは親御さんのアドバイスや提案をことごとく拒絶します。そこで塾の先生と信頼関係を築いた親御さんは「決めのひと言」を子どもに言ってくれるようお願いします。

「先生からお話していただければ、あの子も聞くと思います。よろしくお願いします」

子どもに対して親御さんがアドバイスしても、よほど追い込まれていない限り、うるさがられるか、スルーされるかのいずれかです。

先生から言われると、同じ言葉でも「効果てき面」です。

10歳から12歳の子が親以外の大人に面と向かって何かを言われることは少ないので、子どもにとっては「衝撃」だからです。

この先生からの「個別アドバイス」は本当に効果があります。子どもにとって、自分を「見てもらっている」というのはうれしいものですし、励みになります。

丸投げ親と踏み一歩込む親の差

効果は言葉だけではありません。先生もアドバイスをした手前、日ごろ子どものことを気にしてくれます。これが長い通塾期間で「大きな差」になることがよくあります。

大手塾は家庭からアクションしない限りは、定期的な面談以外「何もしてくれない」のが普通です。

一歩踏み込む親御さんと比べて、塾丸投げの親御さんはここの「気づき」に差があると言えます。

「ウチの子研究」をしっかりやり、先生と連携できている親御さんは多くの場合、納得のいく結果で中学受験を終えます

子どもは中学受験という厳しい戦いに挑んでいます。親御さんの役目は少しでも戦いやすいように、有効な「援護射撃」をしてあげることです。

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