志望校選び 親の役目と子どもの気持ち

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親が地図を広げる
目的地を決めるのは子ども
「強い気持ち」が合格を呼ぶ理由
主役は子ども 親はナビ役

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親が地図を広げる

中学受験の志望校選びは、親御さんが最初の一歩を踏み出すことがほとんどです。

まずホームページを見ながら情報を集め、イメージを描きます。

次に気になる学校の説明会に参加、肌感覚の印象を持ち帰り、自宅で改めてパンフレットなどを参考にして検討します。

通学のしやすさ、大学進学対策が手厚い、国際教育充実、先端の理系教育、さまざまな体験が期待できるキャリア教育、部活動が楽しそう…。

さまざまな選択肢の中から、「こういう学校に行かせたい」と中学受験の「地図」を広げます

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私立中高一貫校への進学は大きな投資です。

だからこそ、まず親御さんが各学校の特色や方針を理解し、子どもに大まかな方向性を示すことが学校選びの土台になります。

目的地を決めるのは子ども

ただし、方向性を示すのは親御さんですが、目的地を決めるのは子どもです。

その観点から親御さんは進学候補としてリストアップした学校を子どもに体感してもらう機会をつくります。

早ければ4年生から、5年生の時を中心に「学校巡り」をするのがベター。6年生の夏休みまでには完了しておきたいところです。

「文化祭が楽しそう」「オープンスクールで先輩がカッコよく見えた」「あの部活に入りたい」…。

その程度で構いません。小学生にとって教育理念や大学進学実績は遠い話です。

それよりも「この学校、なんだかいい」「入学したらワクワクしそう」という感覚の方がずっと大きな意味を持ちます。

親が選んだ学校ではなく、自分で行きたいと思った学校になった瞬間、志望校は初めて「本物」になります

「強い気持ち」が合格を呼ぶ理由

受験勉強の終盤になると、学力だけでは説明できない差が生まれます。

最後まで力を振り絞れる子と、失速していく子の差です。

もちろん勉強量や学習到達度は重要です。合格判定や偏差値も絶対ではありませんが、おおむね「そういう結果」になります。

それでも最後に差が生じるのは「どうしても行きたい」という純粋で、強い気持ちです。

確かに気持ちだけではどうにもならず、そこには現状で「やれるだけのことはやる」という条件があります。

一方で、ぼんやりとした不安を抱えながらだったり、「とりあえずやっておくか」という気持ちの子はあまり良い結果にはなりません。

具体的に言えば「1点へのこだわり」の差が出る、と個人的には考えています。

志望校への気持ちが強い子は、間違いに向き合いそこをケアしたり、過去問でよく出る傾向の問題や類題の自力解答力を高める勉強をし、それを自分の力にする意欲があります

反対に気持ちがついていかない子は、学習がとても大雑把になり、細かいミスをし続け、本来なら得点できるところもちょくちょく落とします。

偏差値が足りていても、入試で不合格になる子の典型例はこの「詰めの甘さ」です。

そこには勉強の質の差もありますが、実は志望校への強い思いの差も表れます。

主役は子ども 親はナビ役

理想は家族で方針一致、親子一丸となって志望校に挑戦です。

しかし、そうとはいかないこともしばしばあります。

親御さんが気に入っている学校でも、子どもはそれほどでも…というケース、あるいは父親と母親で志望校選びの意見が違うこともめずらしくないです。

その際に「調整役」を子どもにさせてはいけません。

子どもは親が思う以上に空気を読みます

「パパが喜ぶ学校」「ママが納得する学校」を選ぼうとして、自分の本音を押し込めてしまうのです。

親御さんなりの希望、方針、将来の展望があることはよくわかります。しかし、6年間通学するのは子ども自身です。そこを大前提に考える必要があります。

「ここに行きたい」「挑戦したい」という子どものホンネを言える雰囲気は親御さんの役目です。

子どもの直感や「この学校良さそう」という思いは結構「当たり」ます

親御さんは子どもが選んだ目的地まで迷わず進めるよう、各方面で「伴走」できることが大切になります。

ナビゲーターがしっかりしていれば、主役の子どもは道に迷わず、入試に臨め、目的地(志望校合格)に到達する可能性が高くなります。

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