中学受験 偏差値30・40台から抜け出すには①
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・偏差値30・40台では「面白くない」
・「8割正解学習」3つの効果
・勉強の鉄則「急がば回れ」
・「できない」はチャンス
偏差値30・40台では「面白くない」
偏差値30、40台の学校にも魅力的な学校は数多くあり、そこへ進学すること自体は決して恥ずかしいことではありません。
ただ、勉強しているのにいつまでも偏差値30、40台の状態では「勉強は楽しい」「もっとやってみよう」という気持ちは生まれにくいでしょう。
成績が低迷している子の多くは、能力が低いわけではありません。
「どうすれば前へ進めるのか」が分からず、問題や課題を前に立ち止まってしまっている状態です。
それでも時間は待ってくれません。塾では頻繁に小テストが行われ、返ってくる答案は赤い×や空欄ばかり。これでは自己効力感(自分にもできるという感覚)は下がる一方です。
この状態では、塾を変えたり、個別指導を追加したり、東大生の家庭教師を付けたりしても、大きく流れを変えるのは難しいでしょう。
まず必要なのは「勉強が前へ進む感覚」を体感することです。
「8割正解学習」3つの効果
成績低迷から脱出する第一歩は「できないこと」と格闘することではありません。
「できる」「だいたいできる」「もう少しでできる」を、「確実にできる」にすることです。
例えば家庭学習では、間違えた問題ばかり10問解くより、自力で8問程度正解できる問題を中心に取り組みます。
算数なら計算や一行問題、国語なら漢字や語彙、理科・社会なら基本知識が取り組みやすいです。
「できる問題ばかりでは成績は上がらない」と思われがちですが、「8割正解学習」には3つの効果があります。
1つ目は「○が多いと勉強が進む」ことです。
○が増えると気持ちは前向きになります。次も、明日もやってみようとなり、勉強が進む状態になります。この感覚が一番大事です。
2つ目は「たまたまできたを確実にできるへ変える」ことです。
偶然や勘で正解した問題を「いつでもできる問題」に変えていきます。ここを増やすと、得点が計算できる状態になり、成績の激しいアップダウンがなくなります。
3つ目は「少数のできないに目が向く」ことです。
×が山ほどあると間違い直しが嫌になります。○が多いと物理的にも心的にも負担が軽くなり「さて、どうすれば正解するかな」と、関心を抱くようになる傾向へと変わっていきます。
勉強の鉄則「急がば回れ」
できることが増えると、中学受験の土台となる「勉強体力」と「勉強習慣」、そして「自分ならできる」という自己効力感が育ちます。
「勉強量、時間が少ない」「家で勉強しない」「やる気がないように見える」という相談を親御さんからよく受けます。
その原因は怠けているからではありません。
やろうとしても前へ進まない(進めない)ことが、ネックになっているケースが非常に多いです。
通塾している子の多くは、成績が悪いままでも別に構わないとは思っていません。
程度の差はあっても、「何とかしたい」という気持ちを持っている子が多くいます。
その「何とかしたい」ともがいている子こそ、まず「できる」を意図的に増やし、勉強の流れをつくることが先決になります。
親子とも「できないこと」に目が向きがちですが、それに真正面から向き合うのは成績上位層でも簡単ではありません。
それより自力で解答できる問題、もう少しでイケる問題を中心に取り組み「前に進んでいる」感覚を積み重ねると、難しく感じていたものも基礎がしっかりしてくることによって手が出る問題になります。
思い切って学年をさかのぼり、下の学年の内容から総復習するのも十分に「あり」です。
どこでつまずいたのかを発見し、打開の手を打てば、その後の勉強は驚くほど前へ進みます。
親子とも下の学年総復習には難色を示す傾向ですが、「急がば回れ」はつまずいている時の勉強の鉄則。きっちりやれば流れは劇的に変わります。

「できない」はチャンス
「たまたまできたを確実にできるへ変える」は、親御さんの伴走=観察によってさらに効果を発揮します。
○が付くと何も復習せずスルーしがちですが、例えば「どうやって解いたの?」と子どもに説明してもらうだけで、「実は分かっていなかった」が見えてくることがあります。
その時は責めるのはNG。「今、気付けて良かったね」。そのひと言で十分です。
実はできない、曖昧が見つかったことは、成績アップのチャンスだからです。
眺めるだけではなく、解答解説をみながらで良いので、自ら手を動かし(書いて)解答への道筋をたどる。「どうしてこの答えになるの?」と独り言を言いながら考える。親子で会話をしながら、どうしてこの解答に至るのかを考えるのもおすすめです。
こうした積み重ねで姿勢がガラリと変わり、「待ちの学習」から「攻めの学習」になります。
成績上位層と階層の大きな違いの1つはこの「待ち」か「攻め」かの姿勢位の違いです。
最初は1日1問で十分。地道に続けているうちに勉強体力、勉強習慣、それに理解のスピード、自信がつきます。
成績が低迷しているからこそ、最初は「牛の歩み」で進むのがポイントになります。
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