東京・神奈川解禁 まずは3日までに合格を!
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・子どもは挑戦 その時親は…
・合格は至難 4日以降の厳しさ
・「歩留まりの良さ」ゆえの現象
・全滅だけは避けたい 午後利用も
・持ち偏差値の高さは可能性を広げる
子どもは挑戦 その時親は…
いよいよ2月1日。中学受験の最終決戦です。12歳の子どもが「この日のためにやってきた」という場面を経験することは、人生でとても貴重な財産になります。結果は別として「挑戦」は人間の器を必ずひと回り大きくします。
一方、親御さんは我が子の「合格」を信じつつも、きちんと善後策の準備をしておく必要があります。子どもは第1志望へ果敢に挑戦、親御さんは「負けない受験戦略」を推し進めます。
合格は至難 4日以降の厳しさ
2月は1日からほぼ1週間、どこかで中学入試が行われます。ピークは1日から3日までで、4日以降は募集定員も合格者数もギュッと絞られ、本来なら合格できる持ち偏差値でありながら「不合格」ということも全く珍しくありません。
例えば昨年の入試で見てみると、2月5日に第3回の入試を行った本郷は、定員40人に対し、426人が受験して合格者は44人と、ほぼ定員ピッタリの合格者しか出しませんでした。倍率にして9.7倍の大激戦です。同じく立教池袋も2回目入試が5日に行われ、210人が受験し合格は定員通りの20人で倍率10.5倍。1回目の3.1倍とは雲泥の差です。
中には募集人員以上の志願者を集めながら、その通り合格者を出さなかった中学もありました。2月4日、東洋大京北は4回目の入試を行い、募集20人のところへ男女168人が受験し、合格は計18人。倍率にして9.3倍という激戦も驚きですが、合格者数が募集以下というのも仰天です。
「歩留まりの良さ」ゆえの現象
東洋大京北のように、募集より少ない合格者数の裏には、早めに合格を勝ち取って入学手続きをしてしまう家庭が年々増えているからといえます。いわゆる「歩留まりが良い」という現象です。
学校側の本音としては「もう定員一杯なので、これ以上はちょっと…」という状況なのですが、試験日程を公表して、募集をかけてしまった以上、中止にするわけにはいかない、といった入試だったと思われます。
終盤になればなるほど、倍率が高くなる傾向にあります。そうなると、普通にやれば合格する子が、ミスを1つ2つしたがために涙、ということになります。最初から4日以降も受験スケジュールに入っていたのなら、気持ちの張りもあると思いますが、仮に1日から3日にかけ、連敗続きでの「追試」となった場合、精神的にかなりつらくなります。親御さんも悲壮感が漂い、いたたまれない気持ちになります。
全滅だけは避けたい 午後利用も
となると、今さら言うまでもないかもしれませんが、3日までに確実に合格できる、万が一の場合は進学しても子どもが納得できる(親御さんが納得、ではありません)学校の受験を組み込んでおく必要があります。
すでに1月の埼玉、千葉入試で通える範囲の学校を確保している家庭は落ち着いて2月入試に挑み、より高い目標に向かって突き進みます。一方、2月一本勝負や1月に残念な結果に終わった場合は、合格する可能性の高い学校を必ず受験するのが得策です。第1志望を軸に、直前も直前ですが日程をもう一度見直してみてください。
近年は午後入試も充実しています。インターネットでの出願が当たり前になり、試験当日ギリギリまで受け付けている学校も多いです。この時期に受験プランは容易に変えられないものですが、全滅の悲劇を避けるためにも、まずは受験して、合格すれば考える時間は短いですが、進学するかどうか判断します。
持ち偏差値の高さは可能性を広げる
この期に及んで言っても仕方のないことですが、もし5年生以下の親御さんが読んでいたら理解してもらいたいのが、進学先の選択肢を広げるためにも、持ち偏差値は高い方が良いということです。偏差値の高い、難関校学へ行くのが目的ではなく、偏差値が高ければ受験候補に挙げられる学校がいくつもあり、さまざまな可能性が広がります。
偏差値が高ければ受験校の組み合わせもバラエティーに富み、自分の将来やりたいことを目指せる環境が整っていたり、入りたい部活があったりなどで決めることもできます。成績が伴わなければ、選べる学校も減って、限られた範囲でしか考えられず、受験を窮屈なものにしてしまいます。直前で悩み慌てないためにも心に留めておいてほしいことです。(受験デザイナー・池ノ内潤)
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