中学受験 どうする!小学校夏休みの自由研究

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「都合」優先の中学受験組夏休み
・理科の実験好きなら大いに

「あの時!」が入試で身を助ける
・5年生以下は頑張って!

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「都合」優先の中学受験組夏休み

中学受験にとって夏休みの「難題」は、小学校の宿題です。

9月最初の登校日、始業式が概ねリミット。そこまでに「形だけでも」何とかしないと、学校へ行くのが憂鬱になります。 

中学受験を志す6年生にとって、夏休みの約40日間は貴重です。

小学校には小学校の「方針」がありますが、それぞれの家庭にも「都合」というものがあります。

賛否両論はあると思いますが、中学受験組は家庭の「都合」が優先です。 

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とは言っても、小学校の宿題をさっさと終わらせようとして、今流行りの「生成AI」を使ったり、YouTubeなどから「パクる」というのは危険です。

学校側も警戒していますし、同じような提出物が複数集まることで先生も気が付きます。

受験勉強優先ながらも、「オリジナルで時間をかけずに整うもの」を目指して取り組みます。

理科の実験好きなら大いに

理科の自由研究は、小学校の夏休みの宿題のメインです。

夏休み明けの市町村や県の科学展などで賞狙いなら別ですが、提出することが目標となれば、できるだけ短い時間でやれるものを選びます。

実験用具などの準備は親御さんが進め、子どもは「やるだけ」という状態にします。

ただ、理科の実験が好きな子なら、大いにやらせてあげてください

好きな子は、それを止めてしまうことで受験勉強のモチベーションがただ下がりになることもあります

時間をかけすぎるのは問題ですが、受験に通じることも学べますし、自ら積極的に取り組むならとても有益です。

理科は化学、物理系を中心に実験を滞在にした問題の出来が入試で合否を分けます。

夏休みの宿題を通しての「経験」が入試で生きる可能性もあります

「あの時!」が入試で身を助ける

社会科系の「調べもの」学習は、1日どこかへ行けばある程度済む、というものも受験勉強を兼ねて取り組むのが得策です。

歴史分野が一番手っ取り早いです。首都圏なら埼玉県行田市の「稲荷山古墳」、東京都の「大森貝塚」などは歴史学習に通じますし、子どもも退屈しません。

7月に新札が発行されたこともあり、東京・日本橋本石町の「貨幣博物館」を訪ねるのもタイムリーです。

25年度入試では貨幣に関する出題は間違いなく増えると予想できます。「あの時、見た!」が入試本番で身を助けるかもしれません

8月といえば「戦争を考える」というテーマもありです。東京・九段の「靖国神社」を訪ね、資料館(宝物館)「遊就館」を回れば、日本の幕末から太平洋戦争に負けるまでの流れが分かり、いい勉強になります。

レポートの構成は写真多めで、説明は短めである程度の分量を確保するのが1つの手です。

コンテはある程度親御さんが描き、子どもが作業をして1日で終わらせます。

5年生以下は頑張って!

6年生は「できるだけ短時間」ですが、5年生以下で中学受験を考えているなら、自由研究はみんなより頑張った方が後々良いかもしれません。

中高一貫校は入学後、理科なら実験中心、社会は自ら探求するという時間が学習のメインになるからです。

理科は実験しておしまいではなく、必ずレポートの提出をします。社会は自らの考察を付けての発表があります。

そういう環境に飛び込むのが中学受験をする、ということです。

この実験レポート、探求結果の発表が発展して大学進学時にこれを武器として「総合型選抜」、つまり推薦入試で道が開ける場合も少なくありません。

特に1つのことをじっくり取り組んで評価されることが多く、私立だけでなく国公立大へ進学するケースも最近は増加しています。

「小学校の自由研究がすべての始まり」。そうなる可能性を秘めているだけに、6年生の受験組以外は夏休みの宿題といえども真剣に取り組む価値があります

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