公立?合格校進学?…志望校不合格時の選択

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主役はあくまでも子ども
親も「汗をかく」のが中学受験
納得いかない進学で「深海魚」に
・ご縁が導く「住めば都」

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主役はあくまでも子ども

1月の前受けから始まり、2月に突入して受験校の合格、不合格によって受ける学校が目まぐるしく変わる子がいる一方で、「ダメなら地元公立中学」と割り切って受験する家庭も一定数あります

親子で共通認識ができているならそれで良いと思います。まさに一本勝負。公立の中高一貫校受験にはよく見られるケースです。

しかし、志望順位にかかわらず、子どもがいずれかの中学校に合格して「この学校で頑張る」と言っているのに、親御さんが譲らない場合もあります。

逆もあって子どもは行きたくもないのに、親御さんが「せっかく合格したのだから」と強く進める場合もあります。

結論から言うと、子どもの気持ちを第一に考えます

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当たり前ですが、中学に通うのは子どもです。

親御さんは物心両面で子どもを支える「スポンサー」。発言権もありますが、子どものための中学受験です。

主役が上がりたくないという舞台の上に無理やり立たせてもいいことは何一つありません

受験の主役はあくまでも子どもです。

親も「汗をかく」のが中学受験

ひとたび「私立中高一貫校受験」と決めたのなら、「ダメだったら地元公立中学」という考えは、個人的にはあまりおすすめできません

子どもが3年もの長期間、一生懸命頑張ってきたことを否定しかねないことにつながるのが「ダメなら公立」という方針です。

合格校が1つもない「全落ち」なら仕方がありませんが、そうならないために親御さんが受験をサポートするのです。

子どもが普通の小学生では考えられないほどの量と質の勉強をしている間、親御さんも中学受験を「勉強」するのが頑張っている子どもへの「礼儀」ともいえます。

子どもだけに「頑張れ」と尻を叩くだけでなく、親御さんも自分で動く、汗をかくのが「中学受験」です。

子どもが受験で「全敗しない」学校選び、広い視野で「居場所のある学校を見つける」のが親御さんの「勉強」の一つです。

親御さんは塾任せやママ友のいい加減な情報ではなく、自ら志望校・受験校に足を運びます。

情報収集をして分析、子どもの学力、通学できる範囲かどうかなども考慮に入れ、「全廃しない」受験のプランを組みます。

納得いかない進学で「深海魚」に

「第1志望じゃないから」「もともとお試し受験。進学は考えていない」「偏差値の低い学校なんて入学する意味がない」…。

合格しても、さまざまな理由で入学をしないケースも増えています。

子どもがそう思うというより、大抵は親御さんの判断です。

12歳の子どもが限界ギリギリまで挑戦し、自分の力でもぎ取った「合格」です。

子どもが入学の意志があるのなら、志望順位が何であろうと「入学」の一択です。

親御さんが意に沿わないからと「否定」してしまい、自分の思っている方向へと強引に引きずり込むのは、子どもが3年間かけて作り上げてきたものをいとも簡単に「破壊」するのと同じことです。

中学受験をして勉強したのだから、公立中学へ行ったら、偏差値の低い私立へ進んだらトップ層――と親御さんは想像するかもしれませんが、恐らくそうなりません

自分が頑張ってきたことを否定されたうえに、公立中学に魅力も楽しさも感じていないのなら勉強なんてしません。

自己肯定感も低くなり、何をやるにしても消極的で無気力。勉強もパッとせず、存在感の薄い「深海魚」のようになる可能性は高くなります。

ご縁が導く「住めば都」

できれば「お試し校」であっても、「すべり止め」であっても、自分の力で合格したのなら入学してほしいとと思います。

よく言われる言葉ですが「これも縁」なのです。

前受けする学校も偏差値がちょうどいいからとか、日程的に都合がいいからとかだけではなく、しっかり学校説明会に足を運び(無理ならオンラインでも)、「まさか」の時にはお世話になる、くらいの覚悟をもって受験します。

意外と「住めば都」です。6年間を振り返った時「これで良かった」となる日が来ます。

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