中学受験 模試を使い偏差値と合格力を上げる

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・「解く順番」で偏差値に差が出る
・ 「軌道修正」できる子は勝てる

正答率20%以下の問題はスルー
・取り組みを変えれば突破口に

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「解く順番」で偏差値に差が出る

公開模試で算数の偏差値が60台の子と50前後で足踏みしている子の差として、問題に対する「嗅覚(きゅうかく)」の差があります。

模試などで問題冊子を開くと、多くの生徒が大問1から取りかかります。

一方で偏差値の高い子、効率よく得点を積み重ねる子は、まず最初に冊子をペラペラめくり始めます。

時間にして30秒から1分です。

何をしているかというと「解き進める順番」を大まかにかぎ分けています

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算数に限らず、デキる子の多くは、テストの際に自分にとってやりやすい問題から始めます

些細なことですが、これで得点を確実に稼ぎ、高い偏差値をマークします。

解く順番を自分にとって「得意順」に並び変えるだけで、偏差値は変わっていきます

「軌道修正」できる子は勝てる

デキる子は「軌道修正」の決断も素早いです。

一度解く順番を決めても、解いている最中に、自分が立てた方針がしっくりこない、意外と厄介などの「におい」がした場合、勇気をもって「方針変更」します。

「一時撤退」で違う問題に「転進」します。

「時間切れ」によって、「できる問題」が手つかずのまま終わること、焦って誤答することが「もったいない」と分かっているからです。

意図的に、戦略的に後回しにしてより得点できる問題へと取りかかります。

確実に得点できるものを素早く解き、面倒な問題に腰を据えて取り組むのか。漫然と出題順に解いて、難しいところで立ち止まっては、ウーウーうなって時間を消費するのか。

同じ試験時間でも結果に差が出るのは当然です。時間を有効に使える受験生は入試本番でもしぶとく「勝てる」子です。

公開模試を受ける意味は自分の現状の偏差値を知ることや志望校判定とともに、この「解く順番を決める練習」 というのも重要なテーマの1つです。

正答率20%以下の問題はスルー

もう1つ、公開模試を受ける意味として、テスト後の「問題の解き直し」があります。

間違えた問題はもちろん、正解した問題も解説をたどりつつ、自分の解答への「道筋」が正しかったのか、たまたま正解したのかを確認すると、「合格力」は倍増するくらいの効果があります

模試の問題は、各進学塾の先生が「今、受験生が触れておきたい問題」を練りに練って出題してくるからです。

その一方で、練り過ぎてしまって「?」が付く出題も少なくないのも事実です。

その見分けは親御さんではなかなか難しいのですが、模試の正答率が20%を切ったら、解き直しはスルーして構いません。

このレベルの正答率の問題が出来なくても入試本番では大勢に影響はありません。

これもまた復習をすることによって分かってくることです。

テストの復習はさまざまな気づきがある「栄養満点」の教材です。

取り組みを変えれば突破口に

確実に基本問題を仕留められれば、どんな中学でも十分合格点に達します。

むしろ難しい問題の「沼」にはまらないようにするのが合格への「鉄則」です。

基本問題を落とすのに加えて、問題を解く順番がまずいと、偏差値もなかなか上がらなければ、志望校への合格も遠くなります。

模試に限らず、塾内のテストでも、夏から秋にかけて取り組むテスト形式の演習の授業でも、冷静に解く順番を決めて取り組み、試験後の復習でメリハリをつけてみます。

成績が足踏み状態の子の場合、突破口が開ける可能性は高いです。

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