中学受験 夏は「過去問横断」で解答力を鍛える

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受験校以外の過去問で感覚を磨く
・問題「横断」で「嗅覚」を鍛える
硬直するか柔軟に対応するか
・「ボーダー」の向こう側か手前か

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受験校以外の過去問で感覚を磨く

夏休みから志望校、受験校の過去問を解き始める受験生は多いと思います。

難関校であろうと中堅校であろうと、現時点ではその年の「合格最低点」を超えることは難しいです。

そこはまだ半年あるので気にしなくても大丈夫。塾で、家庭学習で「詰め」を誤らなければ、入試までに合格点にたどり着きます。

ただ、志望校の過去問を解いて、あまりにも悲惨な得点で「ショック」を受けるより、受験しない学校の問題を利用して、中学の入試問題は「こういう感じ」という感覚を先につかんでから受験校の問題にトライするのも「あり」です。

時間が限られている中での「回り道」に映るかもしれませんが、夏休みに受験校の過去問に正面からぶつかっても跳ね返されるのは必至です。

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「急がば回れ」が受験では実は「正攻法」です。受験候補校以外の問題で練習と経験を積む勉強を夏休み前半でやっておくと、志望校の過去問に挑む際に動揺は少なくなります

問題「横断」で「嗅覚」を鍛える

1つの勉強の仕方として、自身が受ける学校とは別の入試問題を「横断」して解くという方法があります。

例えば、各校の算数の大問1だけを「横断」して解いていく、志望校でよく出る図形問題をさまざまな学校の問題から選んでやってみる、社会のグラフ読み取り問題、理科の実験問題のみをピックアップするなど、やり方はいろいろあります。

日能研系のみくに出版発行の「中学入学試験問題集」、通称「銀本」や過去問集の古本を複数使うと問題のセレクトがしやすくなります。

入試問題を「横断」して解くことによって、「結構同じような問題が出る」とか「問い方は違っているけど、これはあの問題と同じ考え方だな」とか、「嗅覚」が鍛えられます

問題の「におい」をかぎ分けることができれば、正解を出すための方針も早く立てられ、問題を解く時間もより長く確保できます

入試での1分、2分は「貴重」です。

こういう「訓練」を積み重ねた子が、入試本番の緊迫した状況の中で結果を出すことができます。

硬直するか柔軟に対応するか

志望校の傾向に絞った勉強は、合格を勝ち取る有力な「ルート」です。

だからこそ各中学校の先生は合格への「近道」として「過去問をしっかり研究すること」をいの一番に挙げるのです。

しかし、さまざまな問題に触れて、入試を突破するための「引き出し」を多く持っていると、受験校の傾向、問題のパターンに少し「ひねり」が加えられたり、問い方を変えられて出題されても慌てずに対応できます

さまざまな問題を解いて、復習、自力でアウトプットまでやり込むことで「あの問題の変形ね」とか「要は同じことを問うている」と見抜けるので、柔軟に適応できるようになります。

特に難関、上位校の入試ではこの「柔軟性」がものを言います

例年通りの難易度、出題傾向にも関わらず、問い方が変えられたり、別表現が使われたりしただけで「やったことがない」問題と「硬直」して頭の中が真っ白になる子ではなく、「必ず解く糸口がある」と「柔軟」に対応する子では大きな差となって合否に影響します。

「ボーダー」の向こう側か手前か

過去問に取り組んで正解した、間違った、合格最低点を超えた、など気になることだらけで、気にするなといっても当事者には無理な話です。

気にしても構いませんが、問題は「それだけ」で終わってしまうことです。

できなかった問題、正解したけど「たまたま」だった問題について、どこまで分かっていて、どこからが分からないのかをしっかり分析して「次につなげる」。これが過去問をやる意味です。

入試ギリギリまでこれを継続できた子が「ボーダーライン」の向こう側に入ることができます。

ボーダーラインの向こうと手前のわずか1,2点差の中に10人20人いるのが入試です。

解いた問題を無駄にしない――。過去問に取り組んだらこれが一番大切です。

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