中学受験 親が「問題研究」をする2つの理由
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・ 「問題研究」をする親御さん
・子どもの苦手克服アシスト
・塾との情報共有で有益情報を得る
・メインはあくまでも塾の授業
「問題研究」をする親御さん
中学受験をする子どもの親御さんの中には、子どもが小学校へ行っている間に志望校や塾テキストの「問題研究」をしている親御さんもいます。
日常的に働きに出ていないお母さんだけでなく、通勤や帰宅時にコピーした塾のテキストに目を通し、勉強している親御さんんさえいます。
親御さんが受験するわけではないのに…と思うかもしれませんが、これも我が子に伴走する一環です。
研究の理由は大きく分けて2つあります。
子どもの苦手克服アシスト
1つ目の理由は「子どもの苦手克服のアシスト」です。
子どもだけで苦手を何とかするのは「ほぼ無理」です。どうアプローチすれば…と親御さんは知恵を絞ります。
その際に「問題研究」は必須になります。
子どもが「ねぇ、お母さん…」と来た時に「先生に質問しておいで」ではおそらく「それっきり」でおしまいです。
かといって、解き方を教えるのは意外と子どもの頭の中に残らないもので、「自力でアウトプットできるようになる」という成績アップ最大のチャンスを取り上げることになります。
そうではなく解答へのアプローチ、ヒントをうまく出し、子どもが自力で解ける突破口を開く「援護射撃」をします。
そのための「問題研究」です。
ただ、あまりやりすぎると、塾ですぐに諦め「分からなかったら家に帰って聞けばいい」となりがちです。
親御さんの援護は「伝家の宝刀」です。ここぞ、の時だけ抜きます。
塾との情報共有で有益情報を得る
もう1つは「塾との情報共有で有益なアドバイスをもらう」ためです。
塾で今どんな単元をやっているのか、内容、難度はどれくらいか、そこで我が子はどれくらい理解しているのかなど、実際にテキストに目を通すことによって、親御さんは子どもの現状とともに授業内容もある程度把握しておきます。
これは保護者会や先生との個人的な面談の際、大いに役立ちます。
先生に我が子の学習相談をする際、話が通じやすくなりますし、より具体的なアドバイスがもらえます。
単に「算数ができないんですけれど、どうしたらいいですか」では漠然としすぎていて先生も漠然としたアドバイスしかできません。
親御さんも「勉強している」と先生が気が付けば、深い話をしてくれますし、塾内でも子どもに気にしてくれます。
通塾で「お値段以上」のことを期待するのなら、親御さんも「汗をかく」ことがポイントです。
メインはあくまでも塾の授業
中学受験でデキる親御さんは塾に「合わせる」ことができます。
塾のやり方に沿ったアドバイスを子どもにしてあげることができます。
勉強で「腕に覚えがある」親御さんは、つい自分の経験に照らし合わせたやり方、成功体験を子どもに教え込もうとします。
しかし、塾とは違うやり方で子どもに接すると混乱して、結局消化不良を起こし何もマスターせず、という悲劇を招きます。
メインはあくまでも塾の授業。自宅はそのフォローと補強を「きっちり」やる、という方針が成績を上げる一番確実な勉強の進め方です。
そのフォローと補強に親御さんの伴走はものを言います。
「デキる」親御さんは、勉強そのものを教えるのではなく、好成績をキープする環境整備を怠りません。
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