中学受験 けっこう「危険」な「近所の塾」

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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・復習時間確保が可能「近所の塾」
・面倒なマウンティングに序列化
・情報収集は父親の出番!?
「煩わしさ」を排除する嗅覚は大切

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復習時間確保が可能「近所の塾」

中学受験での進学塾選びの基準は家庭によってさまざまです。

難関校の合格実績、知名度、雰囲気など、重要視するものは違ってきます。

最終的には「通塾時間」や「家からの距離」が決定要素として最大のポイントになる傾向にあります。

学年が上がるごとに通塾日数が増えたり、お弁当が必要だったり、場合によってはお迎えもとなれば、子どもだけでなく、親御さんの負担もかなりのものです。

そう考えると「近所の塾」という選択が圧倒的、というのは当然の流れです。

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通塾日に小学校が時間通り終わるとは限りません。

電車やバスに乗ってだと遅刻確実、という日も長い年月にはあります。

親御さんが車で送り迎えも道路事情により、計算できません。

忘れ物をしても近所なら親御さんやきょうだいが届けに行くこともできれば、お弁当組も近くなら「できたて」を持っていけます。特に夏場は傷むまず安心です。

帰宅後も時間に若干ですが余裕が生まれます。

30分でも1時間でも、その日学んだ内容の復習ができる時間をキープできるのは、長丁場の中学受験では後々効いてきます

一方で交通機関を使えば乗車時間以外にも待ち時間や徒歩での移動など、思った以上に時間を消費します。

風呂や明日の小学校の準備、宿題、弁当のない塾では夕食もとらなければなりません。

そうなると、帰宅直後に塾でやってきた内容を落ち着いて復習する時間はほぼありません。

面倒なマウンティングに序列化

その一方で近所の進学塾は、覚悟しなければならないこともあります。

近所の塾には同じ小学校の子も通塾します。

受験率が高い東京23区内や周辺3県の新興住宅街では、通塾する子の割合も高く、「同じ塾」の可能性は大です。

友達と一緒に「切磋琢磨」できていいじゃない!と思うかもしれませんが、結構厄介なことも多々あります。

受験が盛んな地域では小学校へ行っても塾の話で持ちきりです。

「●●はサピックスのαクラスで、〇〇はAクラスだ」(この場合αが最上位、Aが最下位クラス)とか、「▲▲はクラス落ちした」とかの話を持ち出し、成績の良い子が下の子にマウンティングします。

中には通塾していない子にまで話をして、テストの結果まで暴露してしまいます。

またどこの塾に通塾しているかでも子どもたちは「序列」を構築します。

サピックスはすごいけれど「●●塾とかはサピに入れないやつが行くんだ」などと平気で言う子は驚くほどいます。

ここまでくると、考えものです。

それが原因で登校拒否になる子もいるので、笑い話では済まされません

情報収集は父親の出番!?

面倒なのは子どもばかりではありません。

親御さん、特にママ友同士の付き合いには要注意です。

さまざまなエピソード、失敗談などは他のサイトに譲りますが、基本的に受験に関わる深い話はしない方が無難です。

自分のことはもとより、相手のことも聞かないことが鉄則。向こうが話して来たら聞き役に徹します。

学校説明会や文化祭などにはつるんで出かけない方がベターです。

受験の間は共通の目的があっていいのですが、入試結果次第で関係が一変することはよくあります。

「いい人だと思っていたのに…」という豹変の話はよく聞きます。

受験の情報収集のために…という親御さんがよくいますが、ママ友の持っている情報なんて、大したことはありません。

「筋のいい」核心を突いた情報を握っている人は、そうペラペラとしゃべりません。

受験や知りたいことの情報収集は、基本的に単独行動で、自らの手足を使って稼ぐのがベストです。

情報収集は中学受験の成否を左右します。

時間が許せば、情報収集はお父さんの出番かもしれません。

父親同士がつるんで…とかは考えずらいですし、知っている親御さんに会ってもあいさつ程度済み、煩わしさがありません。

「煩わしさ」を排除する嗅覚は大切

たまたま子どもとの相性も良かった塾が自宅から少し距離があったことで、このような煩わしさにそれほど巻き込まれることもなく、自分のペースで受験を成功に導いたラッキーな受験生、親御さんもいます。

無理に自宅から離れた塾を探す必要はありませんが、安易に近所と決めず、少しエリアを拡大して検討してみるのも「あり」です。

塾は合格実績やテキストも大切ですが、そういった塾を取り巻く「環境」も考慮して選ぶことをお勧めします。

程度の差こそあれ、神経が磨り減る思いをする中学受験です。

日々の学習に集中するためにも「その他の煩わしいこと」は極力排除する嗅覚も親御さんには必要です。

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