開成、桜蔭は減 麻布、女子学院は増 東京直前動向1
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・ネット出願主流も御三家は確定
・男子御三家 憧れより現実?
・女子御三家は大幅な変動なし
・早稲田、海城2回目は同様の動き
・もう「押さえ」ではない豊島岡
ネット出願主流も御三家は確定
いよいよ2月1日まで、あと3日。多くの受験生にとって、決戦の日を迎えます。神奈川とともに入試解禁日となる東京でも熱い戦いが始まります。
インターネット出願が主流となり、各校とも試験当日ぎりぎりまで出願を受け付けているところが多く、締め切り日が早い学校は少なくなってきましたが、男女御三家を筆頭に27日まで締め切った学校の志願状況が徐々に判明しています。
男子御三家 憧れより現実?
男子御三家とされる開成は22日に出願を締め切り前年度比3%減(37人減)の1206人が出願。2年連続の志願者減少となりました。昨年はコロナ禍という背景がありましたが、22年度は受験生が「憧れ」よりも「現実路線」に転換した受験生もいたと見ることができます。
逆に志願者増となったのが麻布。21年度は前年比13%減、人数にして135人減という大幅ダウンとなりましたが、22年度は一転して6%増の934人の志願者を集めました。ただ、4桁の受験者数には届いておらず、こちらも「憧れ」より…という思惑が見え隠れします。
熱烈なファンが多いとされる武蔵は前年比10%増の640人。21年度は3%減でしたから隔年現象ともいえますが、20年度の601人よりも多く、こちらは難関でも「夢」を諦めていない受験生が多いようです。
女子御三家は大幅な変動なし
女子御三家は桜蔭が前年比4%減(24人減)の557人が志願。20年度の555人とほぼ同じになりました。各模試の志願動向からも減少の可能性があっただけに、それほどの衝撃は…といった感じです。実質倍率は2倍程度と例年通りになりそうですが、ハイレベルな戦いになることは必至です。
21年度は70人以上志願者を減らした女子学院は、6%増の769人が出願し、復調気配。隔年現象ともいえますが、人気は安定しており、今年も2.5倍程度の実質倍率となりそうです。
雙葉は前年より4人減少でほぼ横ばい。数字り上では2年連続の減少ですが、大騒ぎするレベルではなく例年通りの入試風景になります。実質倍率は3倍程度。女子御三家の中では一番競争率が高い入試になります。
早稲田、海城2回目は同様の動き
開成、麻布との併願が多い早稲田、海城も募集を終えています。3日2回目の入試が行われる早稲田は、前年比3%増の1318人が出願しました。人数にして21年度より40人プラスです。実際の入試では1日に早稲田を合格した生徒が受験しないなど、850人から900人台程度まで減りますが、レベルは偏差にして3~4アップするので、「どうしても早稲田」なら1日(前年比4%減、756人)に「けり」をつけたいところです。
海城も同じく3日に2回目の入試が行われますが、22年度は早稲田と同じく前年比3%増で1315人が志願しました。1日に開成、麻布、2日に聖光学院、栄光学園を受験した神奈川の男子が3日に浅野を受ける傾向にあり、その分ライバルは減りますが、難易度は早稲田同様上がるため、実質倍率3倍以上の厳しい入試になることは必定です。
一方、男子難関校の一角である駒場東邦は565人が出願。前年比では80人減り、12%減となりました。ここ2年志願者が増え続け、人気復活傾向でしたが、ここにきてトーンダウンしています。
もう「押さえ」ではない豊島岡
桜蔭、女子学院との併願率が圧倒的に高い豊島岡女子学園は2日の1回目が31日、3日の2回目が2日が締め切りのため、まだ確定とはいきませんが、志願者数は前年並みか微減の見通し。かつては「押さえ」的な位置づけでしたが、最近は「第1志望同等」レベルになり、おいそれと併願とはいかなくなっているようです。
難易度的にその次点となる吉祥女子は1日の1回目、2日の2回目とも締め切り前に前年を上回る志願者を集め、さらに上乗せする勢い。鴎友学園女子も事前の模試の動向では志願者減が見込まれましたが、締め切り前の数字ではあるものの、21年度と大きく変わらない出願があり、女子も「ちょうどいい」併願校はなかなか見当たりません。
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