「丁寧」を意識した後は…偏差値UP2つの徹底事項

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「雑」だといくらやってもダメ

解答への道筋が見通せると…
偏差値の差は「できた!」の後
基本を確実にが好成績につながる
・他教科に波及する基本徹底の効果

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「雑」だといくらやってもダメ

偏差値30~40前半の子は、中学受験の中で全体の4割弱を占めます。

学年を問わず、この夏に「何とか脱出を」と強く願っている親御さんは少なくないです。

「何とか」と思う以上は「何かを変える」ことも必要になってきます。

とりわけ「丁寧さ」心がけると変化がもたらされる可能性が高くなります。 

偏差値が低迷している原因として、全体的に勉強の質が「雑」というのが挙げられるからです。

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例えば算数。計算問題に取り組んだ場合、殴り書きのような式を問題用紙の余白に書いて、どこでどう計算したかが分からなくなった、自分の書いた数字が読めない…そんなことが繰り返されていませんか。

国語の漢字にしても指定された数だけ練習帳などに書いて、トメもハネも字のバランスもバラバラ、ということになっていませんか。途中から「違う字」に変形していることさえあります。 

「雑な勉強」は興味のなさの表れです。

「雑」をやめない限り、時間をかけても、量だけやっても成績アップはまずありません。 

解答への道筋が見通せると…

正解するかどうか以前に、計算する場所をきちんと決めて、自分なりにできるだけ「丁寧に」式を書く、筆算する、という「訓練」を繰り返します。

国語の漢字ならトメハネを正確に書き、字のバランスを手本を見ながら、丁寧に字を完成させます。

実は丁寧にやるだけで勉強ができるようになるのではなく、「頭の中で雑然としていたものが整理される」という効果があります。

整理されれば「解答への道筋」が見通せます。この「道筋が見通せる」が勉強には大切です。

問題を解いていて、この道を通ることで「解答につながりそう」=「得点につながりそう」となれば、勉強のモチベーションは徐々に上がっていきます。

勉強をしても、自分の思うように得点、偏差値につながらないので「面白くない」=「雑」になる回路を、「丁寧」にやることで、「得点につながる」=「面白い」にチェンジしていきます。

量は欲張らずに少しずつがポイント。丁寧に取り組む「勉強習慣」とある程度の量をやっても疲れを感じない「勉強体力」がつくまで、「ちょっと足りない」くらいが適量です。

偏差値の差は「できた!」の後

「雑なものを丁寧に」という勉強がある程度定着したとします。「分かった!」「できた!」も以前よりは増えるはずです。でも、さらに大切なのはここからです。

成績が低迷している子は「できた!」「分かった!」でおしまい。偏差値60以上の子は「できた!」「分かった!」をいつでも、どこでも、確実に「自力再現」できるようになるまで、徹底的に復習を「継続」します。

翌日に、3日続けて、1週間後に、と定期的に「自力再現」に取り組みます。

「解法暗記」ではありません。同じ問題や類題を塾のテキストから、市販の問題集から、過去問集から探して(塾の先生に指摘してもらったり、親御さんのアシストによって)「徹底攻略」します。

問題が違う角度から問われても、表現を変えられても、解答への道筋は多少違っても、「最終的な目的地」=「正解」に自力到達できるようにします。

これが「成績の差」として偏差値に出ます。「頭の良し悪し」なんかではなく、日ごろの勉強の「質」と「量」が大きく違うのです。

こういう「勉強のサイクル」を、日々の学習に組み込んでいるのが、成績トップ、上位層です。「当たり前のレベル」の違いが、成績の差です。 

基本を確実にが好成績につながる

親御さんの一部には「応用ができない」と訴えることがあります。しかし、よく子どもの答案を分析してみる基本問題の取りこぼし、基本問題ができたり、できなかったりと得点の獲り方が「凸凹」=「雑」なのが特徴です。

これを「ケアレスミス」と片づけたり、「人間だからたまには間違える」とあまり気にしていないなど、基本問題の取り組みに「甘さ」がある限り成績は上昇しません

応用問題の演習をやるより、まずは基本問題を「完璧」にします。

たとえば算数なら、オーソドックスなパターンとして基本問題が並ぶ大問1~3で毎回満点を獲るのが1つの目標です。

模試や塾内テストで、そこを完璧にすることにまず全力を注ぎます。初期の段階では極端な話、後は0点でも構いません。 

成績がコンスタントに良い子は難問ができるわけではなく、全体の正答率50%以上の基本問題を確実に得点します。取りこぼしがありません

それにプラスして、正答率30%以下のような難問に正解して「おまけ」が付いてくる感じです。

他教科に波及する基本徹底の効果

不思議ですが、1科目でも基本を徹底することに全力を注ぐと、それだけでは終わらず、波及効果が表れます。その科目全体の得点能力だけでなく、他教科の成績もが上がるのです。

「正確に解く」ことが身に付き、丁寧に問題に取り組むことで集中力、気づきが違ってくるからです。「基本を疎かにしない」と意識するだけで偏差値なんて10くらい簡単に上がります。 

「丁寧」に解くことを続け、反復して復習することを徹底し、基本問題の正解を徹底する。これだけで秋以降、成果は必ず数字に表れます

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