8点のはずが0点に…茨城・並木中等教育学校 採点ミスで1人が1年過ぎて「合格に」
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21年度の茨城県立高校の入学試験で53校500件近い採点ミスが発覚し、同県教育委員会は30日、再点検した結果、昨年の20年度入試でも、中学・中等教育学校、高校で計63校471件の採点ミスがあり、1人が不合格になっていたことを発表した。
中学・中等教育学校では21年度7校21件の採点ミスが見つかったが、20年度の解答用紙を再度確認したところ5校14件の採点ミスが判明。これによって、並木中等教育学校(つくば市)では、受験生1人が不合格に。県はこの受験生の追加合格とした。
算数や理科の知識を問う検査で「8点の加点を0点に見誤って計算」していたという。この受験生は現在、地元の公立中学校に通学。県教委は本人の意向を確認し、希望すれば並木中等教育学校に2年次から転入できるように措置をとるとしている。
大量の採点ミスは、17日に保護者から解答用紙の開示請求があったことがきっかけで発覚した。