学校説明会 持ち帰りたい5つの「みやげ」④

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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
日常の雰囲気こそ「みやげ」に
教室の掲示物で分かる学校の日常
教室に「赤本」と「学習目標」
・職員室の「窓」に注目

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日常の雰囲気こそ「みやげ」に

学校説明会に足を運んだら、その学校の「日常の雰囲気」も「みやげ」で持ち帰ります

中学校の学校説明会では終了後に校内見学ができるところが大半です。校舎や体育館、各教室など教職員がガイド役になって回ってくれるところもあれば、比較的自由に見せてくれる学校など、それぞれです。

広くて明るい体育館、キレイなトイレに人工芝のグラウンド、コンビニまで備わっている購買部門に充実した学食メニューと、どの施設をとってもなかなか魅力的です。施設で志望校を決めるという子も少なからずいるだけに、各校とも力の入れようが伝わります。

ただ、一番目に焼き付けたいのは「日常生活」です。日々、どういう環境で授業を受け、どういう先生に接し、教室はどのような雰囲気なのか、などに目を向けてみてください。教室、廊下、職員室、サラッと見過ごしてしまうようなところに「みやげ」が転がっています。

教室の掲示物で分かる学校の日常

学校内のさりげない掲示物や物品に目を向けます。その中学校の「日常」を知る手掛かりがあるものです。

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例えば、教室の前後にある掲示板。ここに学校の行事、文化祭や体育祭、修学旅行、学年旅行などに関係したものが多ければ、行事系に熱を入れている学校だということが分かります。しかも、生徒が書いたものが多ければ、自主性を重んじる学校の一端が垣間見えます。

逆に各教科のテストの成績優秀者や宿題の提出状況、英検など各種検定や大学受験に関連すること、勉強の心得などが数多く掲示されている場合は、行事よりも勉強を優先させるのが日常の学校であることが多いです。

掲示物がきれいに外されていることもよくあります。個人情報、と言えばそれまでですが、それだけではない「背景」がそこにはあるかもしれません。あまりにも教室が殺風景な時は、少し気にします

教室に「赤本」と「学習目標」

教室にある物品でもさまざまなことが見えてきます。高校生の教室には大学入試過去問集、通称「赤本」が何冊も置いてある教室もあります。普通は進路指導室にズラリ勢揃いしていますが、先輩から譲り受けたのか「年代物」の使い古された本が並んでいる高校の教室もあります。

教室に「赤本」がある学校に共通して言えるのは、偏差値上昇中の勢いのある「新・進学校」「赤本」とよくセットで見かけるのが、教室前方の壁に貼られている「学習目標」です。学校挙げての大学受験、という雰囲気があり、このような中高一貫校は、6年間勉強に明け暮れる生活が想像できます。

職員室前の掲示板には、大学の偏差値ランキングや卒業生の進路状況が大々的に張られている学校が多いです。中には「勉強アンケート」のようなデータを掲示しているところがあって、ここでも生徒たちに受験を日常的に意識させている雰囲気が伝わってきます。

職員室の「窓」に注目

職員室の雰囲気もできればのぞいておきたいところです。学校によっては、透明のガラスで職員室内の様子がよく見える学校もあります。「生徒が先生がいるかどうか、確認しやすくするため」と校長先生は説明していました。職員室の窓が広く、外から見渡せる学校は、割と自由な雰囲気の学校が多いです。

学年団の先生が教室と同じフロアにあり、職員室に戻る時間と行動のロスを減らしている中学校もあります。ここも透明のガラス張り。休み時間などの生徒の言動を何気なく見ることによって「さまざまな気付きがある」といい、生徒指導のヒントになるようです。

職員室は子どもたちにとって「敷居が高い」ところ。怒られるときぐらいしか入らない、というイメージがあります。そこを先生の方から近づいていくのは親御さんの時代にはなかったことです。小さなことかもしれませんが、こういう心遣いが長年続いていくと、「風通し」の良い学校という評判ができあがります。

評判、口コミ、うわさ…玉石混交ですが、「当たらずとも遠からず」です。中高一貫校は進学実績とともにちまたに流れる「評判」を気にしています。

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