伴走無理!塾に「お任せ」で合格するには…
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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・「丸投げ」の方が多い?
・塾内で「完結」するイメージ
・子どもと先生の相性を知るには?
・中学受験は「カスタマイズ」勝負
「丸投げ」の方が多い?
中学受験は親御さんが物心両面で「どれだけサポートできるか」が志望校の合格のキーポイントの1つと言っても過言ではありません。
しかし、どこの家庭でも親御さんが十二分に子どもの受験にかかわれるわけではありません。むしろ、数で言えば、塾や家庭教師に「お任せ」、言葉は悪いですが「丸投げ」で入試本番を迎える家庭の方が多いかもしれません。
親御さんがフルタイムで共働き、自営業で休日すらいつ取れるのかといった物理的に無理なケースや、「伴走してあげたいけど、勉強はちょっと…」という場合もあります。
周りはこんな親御さんがアシストしているのにウチは…と考え込むより、「行動」に出ることで道が開ける可能性があります。
塾内で「完結」するイメージ
「お任せ」「丸投げ」受験で中学受験を渡り切るなら、大手進学塾より小規模の個人経営塾の方が向いています。
個人塾の場合、通塾日数多め、拘束時間長めですが、課題のチェック、勉強の進捗状況など、親御さんが伴走するべき重要項目を先生に丸ごと託してしまいます。塾内で受験勉強を「完了」するイメージです。
ただ、現実問題として、中学受験全般に精通していて、どのレベルの子も指導でき、熱意のある塾、先生は限られます。探すエリアを少し広げることも視野に入れながら進める方が良いでしょう。
塾のホームページ、近所の評判、口コミなども大切ですが、決め手の1つが「直感」。実際に塾へ足を運んでの印象、先生との面談など親御さんの「目利き」がカギなります。
あるいは近所に最適な塾がないとすれば、オンラインを含めた家庭教師、個別指導塾という選択もあります。
ただ、家庭教師はある程度できる子の「あとひと押し」には短期間で効果を発揮しますが、受験フルコースとなると費用的にも時間的にも「覚悟」が必要です。
加えて家庭教師でも最難関校から成績不振の子まで、子どもに応じた教え方のできる「敏腕」に当たる確率はそう高くありません。
駅前などを中心によくある個別指導塾のメインターゲットは「公立高校受験」。正直中学受験には詳しくないところが多いです。室長自身が中学受験をよく理解していないことも多く、教えてもらう先生もころころ代わります。
個別指導の場合は、逆に親御さんが深く関わっていかないと「いいお客さん」にされがちです。
子どもと先生の相性を知るには?
お願いする先生の個性や方針によって、勉強法や取り組み方の方向性が決まってしまうので、そこは親御さんと先生とで密にコミュニケーションをとってしっかり話し合うことが必要です。いくらお任せでもここは「肝」になります。
小規模塾のメリットは先生と親御さん、子どもとの距離が近いことです。大手では教科を教えている先生と直接話す機会が極端に少ない塾もあるので、小規模塾を選んだ特典をフルに生かします。
問題は子どもと先生の相性です。
親御さんが「この先生なら」と思っても、主役は子ども。まずはスタートしてみなければ分かりませんが、相性が合えば、これほど理想的な受験はありません。
一つの目安として、帰宅して塾の先生とした勉強の話を子ども自らしてくるようなら大丈夫です。
気を付けたいのは「なれ合いになっていないかどうか」。勉強ではなく、雑談などで盛り上がってしまい、やるべきことが進んでいないのでは意味がありません。
塾の先生から授業ごとに紙での「指導日報」か、メールやLINEなどをもらうのは必須。親御さんの方でも必ず塾で何を勉強して、どういうことができるようになったか、子どもと会話し、テキスト、ノートくらいは見てください。
概ね先生にお任せですが、気づいた点や進捗状況、リクエストは遠慮なくします。中学受験は勇気をもって「一歩前に出る」のが成績アップの秘訣です。
中学受験は「カスタマイズ」勝負
中学受験は、どれだけ個人の「勉強(成績)事情」「家庭内事情」に「カスタマイズ」(手を加えて求めているものにつくり直す)して進めたかで成績の伸び、志望校の合否が全く変わってきます。
どんなに合格実績がいい大手進学塾に通っても、どんなカリスマ講師がいても、どんなにカリキュラムが充実していても、その子自身にマッチしていなければ、意味がありません。
カスタマイズは親御さんが伴走しながら調整していくのが理想的ですが、難しいのならカスタマイズできる「環境」を求めて行動を起こすしかありません。
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