中学受験で「その気」にさせる部活動の存在
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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・部活との「出会い」でモチベUP
・「部活」が志望動機は大いに結構
・「大きな顔」をしている文化部
・受験が「流路変更」のきっかけに
部活との「出会い」でモチベUP
高校受験をしなくていい、大学進学に有利、地元公立と違って学校が荒れていない…。子どもの進路として、親御さんが中学受験を選択する理由は十人十色です。
一方、当の本人である子どもはというと、しっかり「志望動機」を言えるのは圧倒的少数です。
よく耳にするのが「文化祭が楽しかったから」というもの。中高一貫校の年に一度お祭りなので、小学生から見れば、自分も「この中に入りたい」と目を輝かせるのはよく分かります。
学校も最重要の「宣伝イベント」と位置付けており、生徒にある程度自由にやらせて受験生側に「アピール」します。
文化祭、あるいは夏休みなどの「オープンスクール」で存在感を示しているが各部活動。ここでの「出会い」が受験勉強のモチベーションアップにつながる可能性は「非常に高い」です。
「部活」が志望動機は大いに結構
「部活」が志望動機というのは、大いに「あり」です。文化祭だけでなく、学校の授業や部活を体験する「オープンスクール」で入部体験をした後、受験勉強への「ギアが入った」という言葉をよく聞きます。「その学校のこの部活で」という目標が子どもの中で「ロックオン」されたからです。
子どもにとっては学習カリキュラムや教育理念など、正直どうでもよく、まして大学受験などの遠い将来のことなど、イメージできません。将来の夢に向かって、という志の高い子もいますが、まずはその中学校に入学すると「楽しい」か「楽しくない」かが判断基準になります。
その分かりやすい物差しになるのが部活動。「部活動が受験勉強の源」というのは、中学受験の「やる気」を維持するうえで、大切にしたい要素です。
「大きな顔」をしている文化部
中学受験をする生徒の中には「運動が苦手」という子どもが一定数います。
公立中学ではどうしても運動部主流で、「運動が苦手」な子は放課後や日常の学校生活で「居場所」を見つけるのが難しい、という面があります。
中高一貫私立では、運動部にひけをとらないだけの文化部の数と活動実績があるケースが圧倒的に多いのが特長です。
吹奏楽、コーラス、鉄道研究、天文、数学研究、競技かるた、作画(マンガ、イラスト)、弁論、マジック(手品)、折り紙、料理研究、和太鼓、ハンドベル…。数えきれないほど、面白い、異彩を放った部・同好会活動があり、子どもそれぞれの「居場所」を見つけられるチャンスが多いといえます。
放課後に集まって地味に活動しているというより、運動部並みに精力的な部も多く、さまざまな大会に出場し、全国大会 (数が少ないので即全国大会になるものも)で優秀な成績を収める文化部は珍しくありません。
校内ではステイタスもあり、「肩身の狭い」思いをしません。部員数も多く、文化部系の方が運動部より「大きな顔」をしている中学もあるくらいです。
受験が「流路変更」のきっかけに
小学校で「浮いている」子が、異性の目を気にせずに堂々と自分の好きなこと、趣味に没頭できる男子校・女子校の環境は、中学生にとっては実に住み心地の良いものです。
中学に入るまで特にやりたいことはなかったけど、誘われたり、何気なく入った部活に「ハマって」しまい、「居場所」を見つける子もかなりの数に上ります。
すべての子が中高一貫校で「新しい自分」を見つけられるわけではありませんが、「新しい自分になるチャンス」は得られます。中学受験は人生の「流路変更」のきっかけになります。
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