社会で偏差値が必ず上がる「ひと手間」のかけ方
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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・苦手な子は一問一答から
・問題の指示は○で囲め
・「ひと手間」ないから上がらない
・個別や家庭教師にすがるより
苦手な子は一問一答から
社会がちょっと…という子は、まず一問一答系の問題を攻めて、取りこぼしを少なくするのも1つの戦法です。
「利根川」「豊臣秀吉」「(天皇は国の)象徴」…地理の地名や歴史の人名、公民の用語など、問いとセットで即答できるものを増やして得点の「ベース」を築きます。
注意点は必ず「漢字で書けるようにすること」です。
多くの入試で社会は「漢字指定」の解答が求められ、一部平仮名や誤字では×になります。
普段一問一答をやるにしても、「口頭で答えておしまい」にしていると、模試や本番では得点につながりません。
きちんと書くという「ひと手間」をかける勉強を日ごろから習慣づけます。
成績が振るわない子が一番やらない勉強方法が、この「ひと手間」。点数、偏差値の差は実は「ひと手間」かけているか、かけていないかで決まります。
問題の指示は○で囲め
選択肢問題で気を付けなければならないのは、「正しいものを選びなさい」なのか「誤っているものを選びなさい」なのかの指示を正確に把握することです。
社会の成績が伸び悩む子は、ここを見落として、選ぶものは「正しいもの」という思い込みが強い傾向にあります。
設問を最後まで読んで、「正しいもの」「誤っているもの」という言葉にさしかかったら、必ず大きな丸で囲って、意識を集中させます。
これだけでかなり残念な「読み取り間違い」が軽減されます。
「ひと手間」がないから伸びない
地理を中心としたグラフや図表の読み取りは、社会が苦手な子にとっては「難問」です。
問題用紙に掲載されている資料から読み取れる「ヒント」を、積極的に余白へ書き込んで「解答への道筋」をつくっていくと正解率は上がります。
例えば生産の割合から工業地帯や工業地域を答える問題なら、機械製品の割合が65%以上を示したところに○をして、「中京」とか書き込みます。
同じように特徴を読み取り、地域名を書いていくことで解答が絞られてきます。これが正解に近づく「ひと手間」であり、近道につながります。
苦手な子の特徴として、頭の中だけで考えて、手を動かさない(問題用紙に書き込まない)というのがあります。これはどの教科でも見られる特徴です。
選択肢問題でも選択肢のどこの部分が正しくて、どこが間違っているかを○×の記号で印を付ける「ひと手間」で、答えが浮き上がってきます。
個別や家庭教師にすがるより…
過去問でも、塾のテストでもこの手順や「ひと手間かける」を合言葉に取り組みます。
必ず5点、10点と点数が違ってきます。社会で10点以上アップすれば、偏差値が5は伸びます。偏差値45だった子が50の大台に乗る可能性が出てきます。
これを踏み台にしていけば、偏差値10アップは時間の問題です。
新しい問題集をやる前に、駆け込み寺のように個別や家庭教師にすがるより、冷静にテストを受ける気持ちとやり方を整えるだけで得点、偏差値とも伸びます。
社会に限らず、もう一度テストに取り組む「姿勢」を見直します。成績アップの第1段階は身近なところから始まります。
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